2009/07/18

プロレスとかボクシングとか


昨日、日記でも書いたとおり
レスラーを見に行ってきたのですが
良い映画と
ものすごくダメな映画は
次の日に じわじわと感想が染み出てきます
(普通の映画は何も残らないw

レスラーもすばらしすぎる映画だったので、いろんなことを考えてしまいます。

私はプロレスの門外漢なのですが
もう、その頃は、テレビでは深夜でしかプロレスを見ることができなかった時代、
弟は 週刊プロレス を 読んでるタイプで
私が、
八百長ちゃうの?
なんていう失礼な質問にも、

プロレスとは、
そもそも、ものすごく体を鍛えた人が
決死の思いで自傷をしながら挑むショーで
そこに段取りはあったとしても、普通の人がやると死ぬような行為なのだ

たとえば、あのミサワは
受身の天才と言われていたけれど、
強いレスラーというものは始めに、
相手レスラーに技をいやっちゅうほどかけさせて、
かけさせてかけさせて充分かけさせてから、
自分の技をだすものなのだ

と、言っておりました。

映画、レスラーでは
アメリカのプロレス自体が、試合前の打ち合わせが存在するということを
カミングアウトしてからできた映画なので、
そんな控え室での 大男達のこういってこうやってそしてこう決めて終わり
なんていう、場面をわきあいあいと見せつつも、
リングの上では、
客が盛り上がるような試合のストーリーの中で
本物の激しい肉弾戦が繰り広げられます。
もちろん、最後の必殺技で大熱狂!
ヒール役のレスラーが負け、善玉のレスラーが雄叫びをあげるのです。

レスラーを見ていると
ふと、
先日、テレビで見た長谷川のボクシングを思い出しました。
彼は、本当に強すぎて
具志堅に並ぶ戦歴で
あまりに強すぎるから1Rの途中でKOしてあっという間に勝ってしまいます。
もちろん、そこには日ごろのすさまじい訓練とセンスの賜物なのは
百も承知なのですが
見てるほうとすれば
あれ?
みたいな、
もう?
みたいな。
偉大なボクサーだということ、もちろんもちろんわかっているし、
神戸の星だ!って、思ってるんだけど
失礼にも、
ちょっと、物足りないななんて、思ってしまうんです。
リングサイドの高いチケットを買ったりしたらもっとそう、思ってしまうかもしれない。

そこは
スポーツとショーとの違いだとは思うけど、
プロレスラーの客の盛り上がりと熱狂のためなら
自分を傷つけることも厭わないとこや
カラダを鍛えることにどんなこともしてしまう真摯な人たちなんだなと思って
昔、弟に
ヤラセやんか~!
なんてって言ってたことを 激しく反省してしまう、
そんな、映画でした、レスラーは。

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