2011/06/27

奈良と鹿

オーストラリアには人間よりも羊がいるらしいけど
奈良には犬よりも鹿の方が絶対たくさんいると思う。

旅行者なら誰しも奈良に着いて
第一鹿にあったときは
「しか~!!!」
と駆け寄って近づいて写メ撮ってわいわい騒ぐけど、

しばらくするとその鹿の多さになれきって
目でも追わなくなったりもする。

だけど奈良に泊まって

夕食をしている横を鹿の親子、

それも産まれて間もないような、

が現れたり、
ちょうどいいアングルで出会ったり

橋から川をのぞいたら
また鹿の親子がいたりしたら

やっぱりきゅんきゅんする~!

かわいいよね~。鹿。
それで全然凶暴な事しないんだもん。


そして奈良公園ではどこで見ても似合ってすてきだし!


秋じゃなくてもほら、こんな花札みたいな写真も撮れたし~!


結論

奈良には二通りの人間しかいない。
鹿に驚く人と
全く驚かない人。
その驚く人は旅人で
驚かない人は奈良人だ。

2011/06/21

奈良観光

奈良旅行のつづき~

初日にホテルに着く前に行ったのは

おなじみ興福寺でした。

母があのイケメンを見た事がないというので
国宝館へ行く事にしたのです。
その日は凄い雨で
おかげでお客さんもすくなくて
あの有名な阿修羅の前には私たちとあと1人ぐらいしか観客はいないぐらいで、
ものすごくゆっくり見る事ができました。

国宝館は、新しく作られる金堂の建築中にほとんど国宝の仏像だけを
美しいライトアップの元、見れるというとてもすばらしい展示の宝物館です。

土門拳とか入江泰吉とかの仏像の写真を見る度に
そりゃ~あなた達は有名カメラマンだからそうやって近くから
あの筋骨隆々な仏像を写せるでしょうよ。
その上、どうライティングをあてるかもあんた達の匙加減だろうよ。
と思うじゃない?
でも、この国宝館では
写真集の仏像達のようにはっきりくっきり全身を見る事ができます。
薄暗いお寺のお堂の中で見る仏像達はもちろん神々しくありがたい気持ちにさせてくれるけれど、この国宝館では私が仏像だったら恥ずかしいぐらいに後ろから前からばっちりとお姿を拝見することができるのです。
影は後ろの壁に。その影さえも芸術に見えてしまう国宝館。
何度来ても、見応えたっぷりです。
この国宝館は順路もすばらしく、ご本尊の千手観音が真ん中にでっかくどっしりおられるのに左右から見るときはチラ見状態で、最後にぐるりと一回りして観音様の前に立った時に、その大きさに改めてはっとして自分が全く何も見えてなかった事を感じるようになっています。
本当に美しい仏様ばかりですばらしいとしか言いようがありません。
ぜひに行かれる事をオススメいたします。

さて、もう一カ所、これはその次の日に撮影会の後に

母と母の親友と合流して お水取りで有名な東大寺の二月堂へと行きました。
 
去年も前までは行ったのだけど、上まで登ったことがあったのかなかったのか。
友達の写真をよく見てるので自分も何度も行ったような気がしてるけど
嘘かも。ちょっとわかんないw



2月堂からの風景は本当に美しい。

入江さんは塔のある風景がお好きだと言われていたようだけど
私も好きです。大和路らしい風景ですよね。
とか、書きながら写真を見たら2月堂からの写真に塔が写ってなかったというw
なので有名な入江さんの写真と同じ構図の写真を撮ろうと思ったけど
人がたくさんで全くそのように撮れなかった写真をw



つづく

2011/06/18

奈良ホテル

クラッシックホテルに憧れてるのに泊まったとこがなかった。
ピアノの先生が万平ホテルがお好きでよく写真を見せてもらったし
どこでも泊まっていいよと言われた娘の頃の旅行で
親についていった旅でも後でよく考えたら日光金谷ホテルとか
富士屋ホテルに泊まれる機会もなかったのにいつも逸していたのだ。

そんな思いもまま、最近、奈良になぜかよく行くので
一度あの奈良ホテルに泊まりたい熱がw。
私のリサーチだと、いいと言う人とそうでもなかったという人と半々?
前に名古屋に行った時に母を誘わなかった事をなぜか怒られたので
今度は母をスポンサーに誘って行ってみました。

少し観光をしてから(それは後で)
タクシーでホテルへ。興福寺の南を行った所、奈良公園の中に100年以上前から建っている奈良ホテル。
だけど、奈良の歴史から言ったらほんと少し前かもしれないけど
日本のクラッシックホテルとしては現存して営業してるホテルでは4番目に古いそう。

正面の赴きは私が知っている中では
天橋立の古い旅館「玄妙庵」。
黒く重々しい木造で古いガラスの入ったファザード。
瓦と漆喰との品のある華麗な建築。

雨の中だったので特に黒く思えたのかも


廊下に敷き詰められたローズ色の絨毯と
高い天井と
そこに飾られたたくさんの絵と

印象的な照明たち

品のよい和洋折衷感。


お部屋も旧館の小さなマントルビースの付いたツインルームで
ここも天井が高くて気持ちよい



ディナーのフレンチも

トラディショナルでクラシカルなお料理で
満足いく物でした。
ちょうど鹿の親子がデザートの時に目の前のお庭を横切って行ったんだよ。
奈良だわ~

夕方から開くBARも

カウンターがないのが惜しいけど
素敵なカクテルを堪能


朝食はもちろん奈良なので茶粥


と、わたしはとても居心地よく楽しめました。
スポンサーがいるのにこんな事いうのはどうかと思うけど
夕食と朝食付きのこのパック。
有馬温泉みたいには全然高くなくて
中の上の温泉に泊まったぐらいの価格。
コストパフォーマンスは悪くないと思います。

このホテルに泊まるには注意が一つ必要です。
この創建当時から建っているホテルに泊まるには本館に泊まらないといけません。
新館の方だと普通のホテルに泊まるのと同じ感じになっちゃうので。
そしてやはり夕食はクラッシックな折り上げ天井のレストランのフレンチを
朝は茶粥にした方が奈良を味わえると思います。

本当に私はこのホテルが好きになったのでまた5年ほどしたら
泊まりに行きたいわ~

***
後でクラッシックホテルについて調べたら

宝塚ホテルも
六甲山ホテルも
クラッシックホテルなんだって~w
知らんかった。泊まった事あるw
ごめんよ~。近所のホテル~w

入江泰吉記念 奈良市写真美術館へ

今回の旅の目的の一つに入江泰吉写真美術館へ行く事がありました。
中心地から少し離れているのでちょっと行きにいのです。

入江泰吉さんと言えば大和路。
奈良の写真を撮りたいならまず、入江泰吉の写真を見て勉強しなさいといわれる
写真会の大御所。
奈良で暮らし奈良で仏像を写し風景写真を写し万葉の花を写された方です。

入江泰吉記念 奈良市写真美術館


彼の死後、全作品は奈良市に寄贈されてこの美術館ができたのだそう。
昔、(と言っても奈良では最近の)志賀直哉を中心として集まった文化人の
高畑サロンのあった高畑の新薬師寺の近くに建てられていて
景観を壊さないように地下に写真美術館があります。

この記念館には初日にかなりひどい雨の中に行ったので
ここと新薬師寺しかいけなかったのですが
この辺りの鄙びた雰囲気は入江さんが生きておられた頃とあまり変わらないのではないかと思わせてくれました。
あんなにひどい雨でなければ志賀直哉の旧居にも行きたかったんだけどなあ。
その上、母が新薬師寺で少し寒くなってきたとか言ったのであんまりうろうろできなかったし。
新薬師寺は今は小さなお堂があるだけのお寺ですが


日本で最古で最大の十二神将がぐるりと薬師様を取り囲んでいます。
この薬師如来が目がぱっちりしていてすんごい不思議なの!
写真がもちろん撮れないからHPを見てね

私がもし、高名なカメラマンになって、仏像とか撮れるようになったら
ぜひ撮ってみたいと初めて思った仏像でしたw
だってすんごい面白い顔なんだもん~!
飛鳥とかの天平のぺたーとした長い顔でも
京都なんかのふくよかで目の細い顔でもないんだよ。
ぱっちり二重なの。(誰かのブログ)
でもこの写真よりも下から見上げるともっとぱっちりなんだよなあ~

さて、その新薬師寺の前に行った入江さんの美術館は
本当にすばらしい写真ばかりで
だけど見る人をびっくりさせる写真ではなくて
入江さんの誠実で優しい人柄を感じさせる写真です。
展示室を出た後に全国の写真系の美術館のチラシが置いてあって
今度国際美術館でやる森山大道のもあったけど
そのチラシだけでも今、見るのは辞めておきたいなと思わせる
暖かい気持ちになった写真展でした。

その後、上に書いた新薬師寺に行ったのですが
入江さんのを見た後なので真似して
スンバらしい写真が撮れるかと思ったけど、やっぱりそうでもないw

ホテルに帰ってから持って来ていた
入江泰吉 私の大和路」 の
春夏紀行 と
秋冬紀行
どちらも(小学館文庫)
を眺めながら読む。

この本は文庫本だけど綺麗な紙を使っていて印刷もよく、
入江さんのたくさんの写真集の中から抜粋した写真集で
白洲正子さんからの寄稿とかご自身の写真に対する言葉とか
もちろん大和路の地図や観光案内までとてもええとこどり。
これでこの価格880円はとてもお安いわああ。
なので
奈良の写真を撮りたいと思う人はぜひお買い求めくださいw。

その次の日のカメラ教室の撮影会に入江さんのイメージを持ったまま行こう。
と、思ったけどそれは無理でしたw
だけど、その撮影会後、入江さんのお宅の前を通ったので

上手く写真が撮れるように拝んできました~
次はうまくとれるかもしれない~

2011/06/11

カンディンスキーを見に行ってたんだよ。

6月入ってすぐに友達と
兵庫県立美術館でやってるカンディンスキーを見に行ってたのに
日記に書くのを忘れてました~w

カンディンスキーと青騎士展

見たままのリアルな絵ではなく
思ったように絵を描こうという
1900年頃、第一次世界大戦前の当時の主流派のアカデミックな絵画学会に
反抗して作られたカンディンスキーを中心としたグループ、青騎士を巡る展覧会。

ネットの反応を見てたら小作ばかりでちょっとね~的な感想が多かったのも
頷けちゃう作品の少なさ。
あと1部屋展示スペースがあってもよかったと思う。
この青騎士にはクレーも参加してたんだけど
その出典されていた作品が他を引き立てるためかイマイチな作品だったよw

だけど私は最近何度も書いてるpostcrossingでロシアからの絵はがきで
カンディンスキーをもらうことが多く(彼はミュンヘンやパリで暮らしていたロシア人)てなんだか最近親近感を持ってたんだよ。
そして、ある日、ドイツの女性からミュンターの描いたカンディンスキーの絵がポスクロで送られてきたの。
それがこれで、 
とってもステキでミュンターの絵を見てみたいって思ったんだよ。

ミュンターはカンディンスキーが教えていた美術学校の生徒で
それからよくある芸術家同士の恋愛関係になった。
でも彼には奥さんがいて、でも2人の生活は続いて
2人で旅に出て絵を描いたり
なぜかカンディンスキーが欲しがった家を彼女が買ってあげてそこで暮らしたりと、ロマンティックな画家を支えながら彼女も素敵な作品をたくさん描いた。
戦争が2人を引き裂いて、彼女は彼を待っていたけれど
あっさりカンディンスキーは若い女と結婚してしまう。
その後、彼と会う事がなかった(接触を断たれた)彼女は
それでも彼の作品を大量に保管し、
ナチスからも隠して庇護して
そして80歳の誕生日に膨大なそのコレクションを
ミュンヘン市に寄贈した。

なんかその生涯を考えるととても切なくなる。
天才的で夢見がちなアーティストに振り回されるだけ振り回されて、
きっと心もお金もたくさん貢いで
そしてなぜかわからないうちに破局を迎えさせられて
???のままに彼の結婚を知るなんて。
彼女は後にすてきな芸術史学者であり哲学者であるご主人と終生睦まじく暮らしたと帰ってからウィキペディアで知って、
とっても安心した。

芸術家と一緒になるのは私には無理だなあ。
昔は芸術家なメンズもいいなと思ったこともあるけど
そんなタイプの人は友達でいるのが一番だと思う。

ミュンターはカンディンスキーを男としてはきっと憎んでたろうと思うけど
彼の芸術は憎めなかったんだろう。
彼女はアカデミックで大層な絵しか芸術と認めないというナチスの狂気からたくさんの芸術を守った。
おかげで私たちは今もあのカンディンスキーを始め、青騎士のメンバーの作品を見る事が出来る。
今回来ている作品もそんなミュンターあっての展覧会なのだ。

兵庫県立美術館
カンディンスキーと青騎士展
6月26日まで



追伸
この美術館は企画展の料金だけでは
常設展を見る事ができない。
500円払わないと行けない。
だけど、ものすごいボリュームで見応えがありすぎる!
企画展をちょっと忘れてしまうぐらいに。
なので余分に500円はらってくださいよ~

2011/06/01

全国の麦茶好きの人々へ

何度も書いているけど私は
一年中麦茶人です
どんなに寒い冬も麦茶を冷蔵庫にかかせません。

と、言ってもこれからが
やっぱり
麦茶シーズンとうらい~。

「一年中飲んでます」の人も
そろそろ
「麦茶始めました」
の人も、
最近私がはまっている麦茶の作り方を伝授しましょう

最初に、私の作り方は
冷蔵庫に入れる麦茶ポット1回分ぐらいの量を作れる
竹炭をいれた麦茶用のケトルでお湯を沸かします。
グラグラと沸いたら火を消して麦茶パックを2袋。
そして一晩寝かす。

なのですが、

最近まではその2袋を別々の銘柄を使ってたんです。
一つの銘柄を入れるよりも美味しい気が。
そうそう、少し高めの国内産の麦を使った麦茶を使ってます。

なのですが、

最近のマイブームは
その一袋を
「黒豆入り麦茶」にすること。

黒豆入りには普通の大麦の中に黒豆が入っているので
少し香ばしくお茶の色も濃いい麦茶ができあがります。

これを黒豆2つにすると豆度が高くなるんだけど
普通麦茶とブレンドすることで
マイルドで豆感のある麦茶ができあがるのよ~!
品のいい感じね。

お試しあれ~/

黒豆麦茶はこんな感じだよw

ちなみに黒豆茶は豆だけのお茶。
ホットならおいしいよね。

写真はお客さんがおいしいよと教えてくれた
とん蝶
和菓子屋さんで売っている餅米のおにぎり

黒豆入りだからお肌にもいいかもねえええ??