2017/08/31

もっと大きな石を見に行った話

大きな石を見ることを愛でる話を前のブログにしたら、友人の何人かからとても評判が良くてとっても嬉しい。
と、いうわけでもないんだけど、また大きな石を見に行ってきました。

その石は高砂市にある生石神社と書いておおしこ神社と読ませる神社の中にあります。そこに、超大きい石の御神体、石の宝殿ていうのがあるんです。それは超でかくてだいたい四角い石なんだけど、そのでかい石の周りに水が張ってあって、まるで浮いているように見えて不思議!と昔から言われていたそうです。


その一帯には「竜山石」と呼ばれる石の石切場が大昔からあって、その石切場の山の中に生石神社はあります。その辺りを見回すと、山自体が超でかい石みたいなの!

その石の山は薄い緑色をしています。国会議事堂にも使われてるのもこの竜山石だそうで、へ〜〜〜〜と言いたくなるところだけど、そんな事はこの竜山石の歴史から言わすとほんのちょっと前の事って感じで、、、。っていうのも、この石はなんと!古墳時代からずーっと使われてるんだって! 古墳の中にある大王の石棺とかはここから運ばれたこの竜山石やねんて!竜山石って1500年前から権力者に愛されてる石や!!
でも、高砂の山の奥から奈良の都や大阪辺りまで、あの大きい石をどうやって古墳時代の人が運んだんやろう。。。って考えるともうロマンしかないですよねっ!

さて、その御神体の「石の宝殿」なんですけど、でっかい立方体(ウィキによると 幅6.4m、高さ5.7m、奥行き7.2m。重さは推定500トンを越える)なんですよね。でっかいサイコロを思い浮かべてもらいましょうか?(大きすぎて全景をうつされへん

それが神社の本殿の奥に御神体として鎮座しています。その石の正面である四辺の一辺は神社の本殿で三辺を石山の壁で囲まれてるんですよね。説明が難しいわ!超でかい岩山からでっかいサイコロ状の石を彫り出してどこかに持って行こうとしたのかもしれないけど途中でやめた。。。みたいな風に見えるんよね。神社の伝説によると一晩で神さんが石を彫ってそれを神社にしようとしたけど、その途中で戦が入ってしまってそのままにしてしまった、みたいな話になってるらしいの。

一緒に行った友達は高砂の人で、家を横にしたような形になってるやろ?って説明してたけど、その意味がよくわからなくて、それはこの石の立方体の一片が少し三角になってて、そこが屋根っぽく見えて、その面を神さんが上になるように一回転するつもりやったけど途中でやめたっていう伝説を言いたかったんやなって帰ってウィキ見ながら思いました。
そして、その友人が、ずっと、ほら、浮いてるように見えて不思議やろ!って何度も言う。そうかな?石の付け根が見えてるよ〜、浮いてないで〜ってその場では言ってたけど、昔はその石の周りの水が濁ってたようで、その時はもっと浮かんでるように見えたと思うの。そして、高砂の人は子供の頃からその伝説を聞いて育ってるから、そんな風に見え過ぎてしまうんではないかしらん。子供の頃の郷土の思い出ってかわいいなあなんて思ったのでした。

その石の霊験あらたかさに触れて、その後は、その御神体の石の周りの岩山へ。神社を囲むようにある岩山には登ることができて、その御神体の石を上から覗き込むこともできます。上に登ると大正天皇がお登りになった記念の碑もあり、雰囲気は少し西部劇にも使えそうな佇まい。石を下から上から堪能して竜山石のことがとっても好きになりました。



あ、そう言えば、旧乾邸も竜山石のバルコニーが素敵やったなあ。
これからも面白い石があれば、ぜひ、見に行ってみたいと思っています。

追伸
説明が下手すぎてずっと推敲してたけど、全くうまく書かれなくて停滞していたこのブログ。ほんますんません。