2012/07/21

アメイジングスパイダーマンを3Dで見てきたよ

最近は店の事等で忙しく中々映画を見る事が難しくなってきたのですが、それでもやっぱり、物語は必要なのです。最近は本を読む事ができなくなってるので、その分を映画で埋めないと淋しくなってしまいます。 

こういうときは、からっと、何も考えなくても見れるやつ! 
ということで、監督も主役も変わった 
アメイジング スパイダーマン 
http://www.amazing-spiderman.jp/ 



何回目のリメイクか知らないけど、前の サム•ライミ監督とトビー•マグワイアのスパイダーマンと??どこかかわいいのかちょっとわからんヒロイン役のキルスティン•ダンストと変わって、ソーシャル•ネットワークのマーク•ザッカーバーグの友達で後で裏切られる役をやってたイケメン、アンドリュー・ガーフィールドがスパイダーマンで、ヒロイン役がヘルプの主役をやってたエマ・ストーンになりました。 
作風もスパイダーマンになるまでがイジイジうじうじしてたどんくさくて小さいヲタクな彼から、アクティブですらっとして機敏でかっこええリア充な彼に変わったので、こんなにステキな感じでいいのか?って最初思ったけど、見てるとだんだん引き込まれました。 



旧スパイダーマン(2002)今こっちを見るとVFXの進化を感じるわ~ 

私はスパイダーマンのクモの糸をピューと出して、ぶらーんぶらーーんとビルの谷間をすごいスピードで渡り抜ける、あの感じの映像が好きで、ストーリーはだいたいわかってるし(最後はスパイダーマンが勝つからw)それを楽しむには映画館で3D!が必要と思って行ったんだけど、3D効果は思ったよりも感じられませんでした。最近ずっとこういう感想を持つので、もしかしたら私の目が3Dに合ってないのかな?とも思います。もっとハラハラさせて欲しいのに! 

このスパイダーマンは3部作だそうで、次も見に行ってもいいかな?と思わせるぐらいの映画でしたよ。お父さんとお母さんが何者なのか、の謎もハリー•ポッターみたいにあるのでそれも楽しみです。 

評価 は 
 DVDでもok. 
でも、あのぶらーんぶらーんを体感したい人は映画で! 

  >すばらしい→映画館で見てください! 
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね 
  >普通→機会があったらみてください 
  >それ以下→微妙~~~ 


アメリカ版 予告 かこええ!

2012/07/11

サニー 見てきたぜい


韓国で2011年に大ヒットした映画、『サニー 永遠の仲間たち』を女友達と見てきました。宝塚の売布神社駅のシネピピア。 



何不自由なく、でも、自分らしくもなく生きてきた主婦のナミが、高校時代の親友グループ7人組の「サニー」のリーダーのハチュナに病院で出会う。彼女は癌で余命2ヶ月。あの頃の仲間、サニーのメンバーに会いたい、会わせたい。一人一人を捜して再会していくストーリー。

そう書くとベタです。ベタな映画です。 
難病、20年ぶりの女友達の再会。 
幸せに暮らしている人。そうでない人。家族のいる人、離ればなれになってる人。 

高校時代の想い出と今の時代がクロスして描かれていきます。内容はベタだけど映画の作りは説明臭くなくすっきりしていて見ていて手練た映画の作り手だと思わせます。オチについては女子の幸せは結局金でそこそこ解決できるってことかい~?と思ってちょっと白けたけど、途中の自分たちの青春と韓国の青春時代であった学生運動労働運動を重ね合わせて描くところは秀逸です。 
高校時代のサニー達と40になったサニー達。その役者たちがこの子が40になったらこんな感じだろうなあと思わせる顔つきで感心しました。 
予告や他の人達のブログを読んでるともっとグローバルな80年代のヒット曲がかかるかと思ったけど、韓国の流行歌がたくさん流れていたのでそこはちょっと残念。(でも、この方が韓国のアラフォー達は楽しめるんだとおもうけど) 
初めから泣くつもりだったのでマスカラはしていかなかったんだけど、そこまでは泣けなかったなあ。 

サニーほどは劇的でないけど、最近、私も女子大時代の友人たちと久しぶりに集まって楽しい時を過ごす事ができました。これはある友人が私を捜してくれてまた私が違う友達を捜して。。。と元々数年に1回ほど会ってた友達も含めてお盆でも正月でも結婚式でもないのに、みんなでその夜に会うためだけに10人が集まったのです。 
サニーでは落ちぶれてしまった女の子も出てくるんだけど、私たちは結構幸せで自分たちの生活を楽しんでます。だけど、やっぱり直接出会って話すとあの頃にすぐに戻って、悩みを打ち明けたり相談にのったり大笑いしたり、最後はやっぱりカラオケに行って、あの頃の歌をみんなで熱唱したのです。 
一番もりあがったのが プリンセス•プリンセスのダイアモンドでした。 





ダイアモンドだね AH AH いくつかの場面 
AH AH うまく言えないけれど 宝物だよ 
あの時感じた AH AH 予感は本物 
AH 今 私を動かしてる そんな気持ち 

みんな何故かうるうるしてたんだよ。ほんと、音楽ってあの頃に戻れるねえ。 

そんな、映画でした。サニー。 
文句も言ったけどw楽しめた。 
終わってからマッコリ飲みながら感想言ってうだうだしたくなるような映画。 

評価 は 
 女子も男子も楽しめます。DVDになったら見てみてね 

  >すばらしい→映画館で見てください! 
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね 
  >普通→機会があったらみてください 
  >それ以下→微妙~~~ 




韓国版予告 
高校時代がかわいいなあ~

2012/07/09

デモねぇ

友達には福島の方がおられたり、 
東京に行ってたけど関西に帰って来てデモに参加してる友人がいたり 
震災からしばらくして、某有名ラッパーが反原発ラップを目の前で歌ってるのを見たり 
と色んな考え方がある事は一旦外に置きます。 

反原発デモについてぼんやりした感想を。 

最近のデモは所属団体の旗をあげたり、プラカードを持つ事を禁じてます。 
もちろん非武装。 
もーちろん非暴力。 
サウンドカーでDJと共にくりだして 
祝祭のようにデモを盛り上げよう、などと言ってる中の人達もいますね。 
そんな風潮は、このブログ 
金曜日官邸前反原発抗議行動について(運動団体各位へ) 
とか、 
長いポッドキャストだけど Digの 
デモの声は届かないのか?」 
この辺りを読んだり聞いたりしたら掴めるかと。 

野田さんが 
「大きな音だね」と言ったとか言わないとか 

あれほどたくさんの人達が集まって訴えようとしているのに 
音にしか聞こえない首相と 
音としてしか感じさせられないデモのリーダー達。 

うーん。 

60年代や70年代の学生運動から始まった市民運動が行き過ぎてしまって人々の希望を失望に変えて、大志を持った人々を諦めさせてしまったのはよくわかってるつもりです。 
だけど、こういうデモを真剣にやろうと思ったんなら気持ちは暴力覚悟、逮捕も覚悟するぐらいでやらないと届かないんじゃないの?政治家や官僚を焦らすぐらいの何かをしないとダメなんじゃないの? 
被災地から遠くにいて、子供も一緒に楽しめるゆるふわなデモをやってるようじゃ何も変わらないと思う。ゴミを拾って帰るからエラい、とかそういう問題ではないと思う。 
どうも、団体の旗を揚げない、というやり方が新しい方法を模索してるのではなく既存の市民運動のリーダー達にイニシアチブを持たせないためにやってるとしか思えないんよね。 

毎週金曜日に首相官邸前に集まる何万人もの人々。これが続くと、色んな人が集まって来てるので鬱憤が貯まって爆発することがあると思うのです。その時に今のデモを率いている人達がどう対処していくのか、これがきっとこの反原発運動のキーポイントになると思います。世論がどちらに傾くかで原発の方向性すら決まるような気がします。 
そんな日が、結構早く来るんじゃないかな? 
デモのリーダーと政府、どちらもに覚悟はできてるんかな? 

私は原発に関しては、次世代エネルギーを模索しながら「すべての国民が健康で文化的な最低限度の生活を営む」ために中でも安全な原発だけを少数動かしつつ廃炉へ。という考えです。

動画は1968年の国際反戦デーの新宿騒乱 

2012/07/05

ブラック•ブレッドを見て来たよ。ずーん

スペイン映画、ブラックブレッドをシネリーブル神戸で見てきました。 
封切りすぐだったので、2/3ぐらい入ってました。 



この映画はスペインのアカデミー賞(ゴヤ賞、ガウディ賞と言うらしい)を総なめした映画とのことで、私の好きな子役が活躍する映画なので楽しみにしていました。 

スペイン内戦後の話です。 
主役のアンドレウは理想を語る左翼の父と、その夫と子供を支えるために工場で働きづめの母との間の一人っ子で11歳。とても貧しい暮らし、貧しいながらも幸せに、そして「勉強が好き」で優秀で医者になりたいアンドレウ。これがキーポイントです。 
ある日、左翼の父の相棒にあたる同士が息子共々殺されてしまいます。崖から荷車と馬共々落ちて瀕死の状態にいる友人を発見してしまうアンドレウ。この殺人を犯したのは誰なのか?父なのか?内戦後の赤狩りとして父は、はめられたのか?治安警察がやって来て隠れていた父は逮捕されてしまいます。事の真相を、大人達がつくたくさんの嘘の中から自分の目で目撃した事によって真実を悟ってしまうようになっていくアンドレウ。それはもう、子供の純粋なキラキラした時間は終わった事を暗示しているようです。 

主役のアンドレウを演じてるフランセスク・クルメが、全くの演技経験なしの初役。最近見た映画でもそんな子役よくいるけど、ほんまかな?と思わせるぐらいの自然な演技でいつも感心します。でも、これって、私が日本語しかわかんないからリアルに見えるだけなの?どーなの?日本の子役のとってつけたような可愛く演出された演技が苦手で、やらされてるわ~、と思ってしまうんだけど、ヨーロッパ映画の子供は、滅多に笑わないし、必要な所でもしゃべらなかったりするじゃない?私なんか商売人の子供だったので、子供の頃から愛想良くするように育てられたから、しゃべって当然、お礼を言う事が大人がして欲しい事だって場面に、何も言わずにじっとしてる子供をじっと見てると、ハラハラするんよね。 

主役のアンドレウのいとこで彼よりも3、4歳上の女の子が強烈で、手榴弾のせいで左手首から先をなくした美少女。自分の父親の自殺の目撃者で、母親は男と逃げて、もう、女の使い方次第で世の中を渡って行く術を知っています。欲にまみれた世界の中で見つけた最後の希望がアンドレウなのかも。とても彼に執着しつつ、保護し、裏切られる。でも、彼女ならどうなっても生きていけるでしょう。そう思わせる強さと不具な人だけのもつ色気のある少女。 

アメリカの映画にはない、どす黒さと暴力表現が魅力的な映画。親子の複雑な愛情。子供の向上心。ぬかるみのような大人の世界。かなり魅力的な作品でした。こういう映画を見ると、自国の内戦や戦争などの暗い過去を元に強いメッセージ性を持たす作品を作り続ける国は文化的に成熟してるなあと思います。日本こそ敗戦や原爆、地震の痛みを通じて語る作品がもっとあってもいいのに。新藤兼人監督がいない今、そういう作品を作れる人はいないのか、とも思ったのでした。(テレビドラマのその後、みたいなんばっかり作ってさあ。あほらしいわ~) 

評価 は 
 暗い映画も好きな人は、映画館で見て欲しいです。 

  >すばらしい→映画館で見てください! 
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね 
  >普通→機会があったらみてください 
  >それ以下→微妙~~~ 



スペイン版予告