2010/05/29

iPad協奏曲

昨日は、iPadがアップルから送られてくるというので
朝からそわそわ。

午前中にくるもんだと思い込んでた私、
でも
友達のtwitterをみてみると
2時以降に送られてくるらしい・・・・との噂。


これは
買った人をも
じりじりさせる
アップルのやり方なのかつ

テレビでアップルストアに並んで買う人たちを
おもいっきり
うらやましそうに見る。。。

2時半過ぎに
ヤツややってきた。
いまだかつて
クロネコヤマトをあれだけ待った日はないのに
くーるに
林檎でもきたかのように
ヤマトさんから受け取る私。
かなり演技力がいります。

開けてみると
わ=お。
みらいなフォルム。

しかし、
買ったのがWiFi版なので
家の無線LANの設定をしなければっ。
ここで毎回、時間を要します。
つまり、パスワードの設定の仕方を忘れているのです。
無線PCへの設定は簡単なんだけど
なぜかうちのバッファロー、アップルのものを認識させるのに
すごく複雑な道のりを要求されるんだけど、
次のを買ったときに
いつもさっぱり忘れている私。・・・・

さて
やっとつながった
iPad


未来やん。



とかいいつつもまだ、よく触りきっていません。


遊びに来た
幼稚園のメイに自慢してたら
私よりも
TOY STORYの電子絵本にこだわりなくコーフンしてた。

その
iPad。


写真はやってきて
ハコをあけたとこ!


あぁ
初めて電車の中で使ってみる自分を考えると・・・・
はずかすい・・・・

2010/05/19

英語くらぶ~(ネット時代の英語を鍛えよう)始まってます

友達内、英語くらぶが始まっています。

前回までの日記に書いたとおり

1 世界一のSNSである facebookに登録。英語でプロフィールを書いたり、一言英語日記を書いたりする

2 世界の人たちと絵葉書を送りあう Postcrossing に登録。 絵葉書を英語で書いてみる。

3 この二つをクロスさせて ネット時代の英語の読み書きを上達させて、どんどん世界中に友達を作っていこう!

という活動。

これを高らかに友人で宣言した私。
元からfacebookに登録してた友人は早々と英語日記を始められて、
外国の人たちと、もうお話始めておられ、
そして 英語クラブに入会される方でfacebookに登録してない友達二人に
勝手に
招待状を送りつけて仕事に行って帰ってきて
グラントリノを見て
泣いて
facebookを開けたら、
お二人とも英語日記をどんどんUPされていたのです。

焦ります。
実行委員?としては!

10年以上ぶりに英語で文章を書こうと思ってはみたものの、
単語しか出てこない始末・・・
あぁ
明日中学生のための英語ドリルを買ってこよう。
そう言えば、昔、英語の公文もしてたなぁ(ぼんやり

**
私のようなだめだめ英語でもはじめています英語くらぶ(仮)。
ぜひ、みなさんもいっしょにどう?

写真は
『世界の山ちゃん』 って屋号の名古屋名物の手羽先。

あなたの英語力は?

この前の日記にも
今の時代のネット英語の読み書きがしたいことを書きましたが
その続き。

みなさん、
あなたの英語力はどれぐらいですか?
これは、すっごい英語のできる人との比較ではなく
自分が一番英語ができてた頃を10として今がどれぐらいかということ。

私の場合、昨日の日記にも書いたとおり
国文科だったので
大学の2回生だったころつまり20歳ですね、これがピーク、
ここを10とすると今は3です。
3!

いつの間にか、英語の文章を読むことがもう、面倒くさいの。
役所から来た書類を読むのと同じぐらい面倒くさい。
もう、twitterの140文字ですら!飛ばし読み、いや、見てるだけかも。

ドリルを買ったり、聞くだけで英語がぺらぺらになるカセットを買ったりしても
絶対、続かないじゃない?
三日、いいや、一日だけしかしないと思う。
そこで、考えたのが
うちにはすごい助っ人がいるんです。
弟のお嫁さん、妹が元英語教師なのだ!
そのせんせいと一緒に今の英語を学ぶ作戦を始めることにしました。

まず、
英語強者の
友人達がやっている
世界中の人と英語で絵はがきを送りあう
Postcrossing に 登録して英語ではがきを送ってみる。
それと同時に
今、世界で一番やってる人が多いSNS
Facebookに登録して
はがきをもらった人と友達になって世界に輪を広げる。
この一連の流れを妹と同時に始める。

という作戦を考えてみたのです。
英語部分を妹
電脳部分を私が補えば完璧じゃない?
そう思って、今、Postcrossingへサインインしてみようとしたときの事、
家の住所を英語表記に直す事すら
おぼつかない。。。
ちょっと、ショックやわ~。

こんな、ダメダメ英語な私ですが、
どうですか?みなさん、一緒にやってみませんか?
みんなでやったら、もっと面白くなりそうな気がするのです。

Postcrossing http://www.postcrossing.com/
Facebook  http://www.facebook.com/

*Facebookはまだ、サクサク使えてないので、只今、勉強中。
とりあえず、日本語でやり方を学習しています

*写真はこの前の
トヨクララケルさんの個展。ブログに書きそびれたのでここで

2010/05/15

英語(読み書き)を勉強したいのよ。

むかし、むかし、
バブル時代の学生とか娘だったころの
英語を勉強したい欲求は
イコール
海外旅行へ行って
レストランとかホテルとかショッピング
または、空港のトランジットなんかで
迷うことなく過ごしたいという
ヨコシマな英会話をどうにかしたいという気持ちでした。
最近は、外国へ旅行へ行くこともさて、
次はいついけるんだろう?
パスポートもきれてるし
外人の彼氏が欲しいような年齢でもないし
英語なんて
店に(時々来る)外人お客様のオーダーを受けるぐらいで
(その上、だいたいが日本語ぺらぺら)
そんなに、今の生活ではいらないなと思ってたのです。

でも、
よくよく考えると
自分のネットへの依存度の高さと
これからの電子書籍の時代への幕開け、iPadも予約したし、
英語の読み書きを学びたいと思うようになりました。

私のイメージでは
ネットの7割が英語。
そう思うと、
自分の日本語世界があまりに狭いなぁと。
つまり、英語の読み書きができたら、もっともっと
世界は広がるのに!と。

ただ、
私の英語力の最高だった頃が大学2年生と思うのですが
というのも、自分は国文だしそれから英語を今はなきNOVAでしか勉強していないので、
その大学2年生の頃を10とすると
今の英語力が3ぐらいかなと。

もし、あの頃のように
英語をがんばったら読解できるレベルにいたら
どんなに今の時代を多方面に楽しめるだろうと思うと残念でなりません。
あの頃の英語力があったら
たとえば今、登録してるだけのFace Bookを英語でちゃんとプロフィールを書いて
いろんな世界の人たちと
mixiでやってるみたいにつながっていけるのに。

でも、英会話のクラスはたくさんあっても、
ネット時代の読み書きを教えるクラスってないよね・・・
シェイクスピアを読むとかならありそうだけど。
ふむ、
どうしたら、
今の時代の読み書きを勉強することができるんだろう?
もし、いいアイデアとかいい教室があれば教えてください。
今、学習意欲がかなりむくむく沸いているんですよ!

余談ですが
私はPCを学校を卒業してから触りだした世代なので
英語をタイピングすることが
ものすごく遅くてめんどくさいのもどうにかしたいなぁ。

* 写真は、名古屋の市立美術館のある公園のオブジェ

2010/05/13

カメラ教室へ行ってきた 1回目


3月に 自分がカメラのこと、全然わかってないやん!
と 思って NIKON のカメラ教室へ行くことにしたという日記を書きましたが

その第1回目がやって来ました。

持ち物は
一眼レフカメラと筆記用具
場所は ヒルトンのオフィス棟の13階の
ニコンサロンです。
そこはカメラそのものは売ってないけど、
修理センターや新製品の紹介やギャラリーや
そして
講習を受ける教室があります。

時間が1時から4時までということで
平日の
この時間、若くて素敵な男子は・・・・いませんwww
7割がたはオジ~おじいさま。
私よりも若い女の子たちと私を中間にして
オバたち。総勢20名。

始まる10分前ぐらいに教室へ入ってみると
ほぼ、8割がたは埋まっていて
まぁとりあえず、
オバの隣に座ることにしたのです。


さて、先生は
若いけどスキンヘッドな優しそうな先生。
大阪芸大の写真課を出て造形大の先生。
そして、
京都の国立美術館の客員研究員をしていて
オリジナルの写真の管理などをしているとのことで
とても幸せです。と言われていたのが好感持てる。

その先生が
ではみなさん、自己紹介をしましょうと
カメラを何を持ってるかとか写真歴などを話してください。

にこやかに言われると
隣に座ってたオバが
ちっと舌打ちをして
『なんで、そんなことせなあかんのやんな~、授業進めて欲しいわ』
と オバ特有のそこそこでかい声で私に話しかける。
このクラスは毎週1ヶ月間あるし
途中 宇治へ撮影旅行!へ行ったりもするので
どんな人たちなのか、
知ってるほうがいい雰囲気でいけると思うのに。

メンズたちは
退職してカメラをもう一度、真剣にやろうと思ったという方が多く
いろんな、写真歴や普段持ってるカメラなど
『私が え~ カメラと出会ったのは昭和28年でありまして・・・・』
などと、かなり真面目にそこそこ長く流暢に話される方が多く、
すごくほほえましい。
と 思っていたら、
オバは
『いやっ、そんな専門的にみんなやってるんやったら
 私、無理やわ。キムタクがコマーシャルやっとったから買ったのに』
とか、いつも否定から入るしゃべりで話しかけてきて
いらっとくる。

私は
みんながカメラについて専門的にかなり話していたので、
そちらをアピールしても無理だから、
カフェギャラリーをやっていて、webにUPするのがほとんど。
アイフォンやtwitterも好きですよ。iPad予約しました。
と 電脳女子ぶりをアピールしたのでした。

オバはアシヤ出身で キムタクとかそんなことを言っていた。

20名の紹介が終わると
さて、授業へ。
かなり初歩的なことから勉強する。(基礎講座なので)

そんな中
私、まったく使ってない機能があることがわかったのです。

まず
露出の絞りを変えて行く時、
いつもこんなもんかな?と合わせて
パチリ。
デジカメだし写した写真を液晶で見て、その値を大きくしたり小さくしたりと
していたんだけど、
いや~知らんかった。
ちゃんとプレビューボタンがあるの!
そんで 白くなったり暗くなったりしすぎてないか、ちゃんと撮る前に確認できるという・・・。
わお。
今まであてずっぽやったな~。

そして、
全く理解してなかったのが
測光方式。
よく、店のライブなんかを撮影するとき、苦戦している
ピンスポットなんかが当たったときの撮影には
スポット測光てのがあること!!
それで、
こっちが暗くて向こう側が明るい、その明るい中のものにピントを合わせて撮りたいときは
中央部重点測光モード。
こんなん 知らんとよく、使ってたな~(反省
あぁ LIVE撮影したい(木曜にJAZZ LIVE行くから早速撮ってみようw)

この2点は目からうろこでした。
ピントの合わせ方にも フォーカス優先と レリーズ優先があるというのも今日、
知ったけど、これは子供の運動会とかにはあんまり行かないから
あんまり関係ない、と・・・

生徒のみなさんは、いいカメラとレンズをお持ちで。
オジたちのカメラ趣味度が高い人は
机の上に別珍みたいな布を敷いてその上にカメラを置いておられます。(むふふ

そして、
近頃の若者と違ってちょっと、わからないことがあったら
どんどん質問していくオジたちがすごく新鮮!
(昔の24の瞳の映画みたいにwww

話は脱線するけど、
少し前のNHKの近頃の若者を討論する番組で
パネリストや質問者達の話を
ぐるりと囲んだ若者が直接意見を言うのではなく
2ちゃんの実況板みたいに
みんなが携帯を覗き込んで掲示板へ
斜に構えた反論を書き込み、
それがテレビの下に帯で流れるというのがあったけど、
あれは気持ち悪かったな。

そんな感じのなか、
隣のオバは授業進めと言った割りに
落書き書いたりしてそんなに集中はしていない。
オバが自ら語った話には
『私、この講座2回目なんよ。1回じゃわからんからもう1回受けることにしたんよ
 この前の先生はね~~~・・・・』
えええ?
これは、うちの母親なんかもそうなんやけど、
株のセミナーとか桜井よしこさんの講演会とか
結構、頭よさそうなのを聞きに行ってるけど
実は、全然理解できてないっていう、
オバ特有のあれですか~?
それに、私が集中して聞いてるときもおかまいなく
いろんな(しょうもない)ことを聞いてくるし。。。
次は別の席に座ろう。。。。
自分の選択だから、今日は我慢しなければね。


3時間、びっちり、久しぶりに生徒になったのでした。

このカメラ教室、実は、ずっと行きたいと思ってたんだけど、
私の持ってるD80の後継のD90が出たし、
もっともっとすごい最新式やプロ使用のカメラを持ってる人の中でやるのは
惨めじゃないかと、自分のつまらない虚栄心から二の足を踏んでいたのですが、
参加してみると
そりゃ~、私よりもいいのや新しいのを使ってる人がほとんどだったけど、
こんな私でも2年以上使っているとそれなりの使い込んだ感がでていて
悪くないカメラで、かっこいいやん、と、思って帰ってきたのでした。

教室のあるヒルトンあたりは
食べるところや見るところ、誘惑がいっぱいあって
毎週行くのが楽しみ(うひひ
今日も、ヒルトンの民生の中華ランチを贅沢に一人でいただいて
ああ
来週、どこで食べようかな?
コール・ハーンのあの靴!すてきやったから、
今度履いてみようなんて、
うきうき気分。

若いメンズは教室にはいなかったけど、
それ以上に魅力たっぷりの教室なのです。
来週が楽しみ!
宇治の撮影旅行も!


写真は  助手のせんせい
    (NHKの歌のお兄さん風のおとこまえw

2010/05/12

ある夜中の衝動


この前、カメラのワークショップで鉄人を撮りに行ってから、
また、カメラ熱がもりもり。

ちょうど、結婚式とか、
二次会とか、
LIVEとか
一眼レフで写真を撮りたいことが多かったこともあり、
半分は酔っ払いつつ、
設定をがちゃがちゃいじりつつ
写真を撮っていたら、
カメラの調子が悪くなってしまいました。

結婚式あたりから、暗いところで、
Pモードで撮ると
シャッタースピードがものすごく遅い、
その上、真っ白な写真になるの!
(Pモードとは結構カメラがええように考えてくれる+ちょっと自分の個性も出せるモード)

これはおかしいと
全ての設定をリセットして
もう一度、撮ってみても同じで
レンズを換えてもおんなじ。
仕方なくオートで撮ったり、
イヤだけどフラッシュたいたりしてこの大事なイベントがうまく撮れないまま
終了したのでした。

以前、弟にプレゼントしたリコーのカメラで
同じ様になったことがあり、
リコーまで修理に持っていったら、基盤がやられていると
交換してくれたことがあったんだけど、
その時と似たような写真しか取れないということは、
やっぱり、痛んでるんや!
そう言えば、カメラ好きの友達も、よく修理にだしてるし、
梅田のNIKONセンターへ持って行こうと半分考えてたところ
そうそう・・・と説明書を取り出し、カスタマーサポートセンターへ電話をしてみることに・・・

私 『NIKONのD80をずっと気に入って使っていて(恩着せがましく)レンズもニッコールのこれこれで・・・・・・』
NIKONの中の人 『ありがとうこございます』
私 『・・・・な症状になるんです、リセットもしたんですけど』
NI 『少々お待ちください。D80を持って参りますので・・・(ものすごく、丁寧)』
NI 『お待たせいたしました。電源をONにしてください。』
私 『ハイ』
NI 『そこで 【+/-】 の露出のボタンをおしてみてもらえませんか・・・?』
私 ・・・ううう(心の声) +3.5になっとるやん(心の声)
私 『(とぼけて) あれ~おかしいな~ +1.7になってました(何故か鯖読み)』
NI 『それを0にして、いろんなところを写して頂けますか?(あくまでも丁寧)』
私 ・・・・いや、そんなはずはない、リセットもしたしあれれれれ?ぱしゃぱしゃ・・・
私 ・・・・・・『す。すみません。それでした。超はずかしいいです。すみません』
NI 『いえいえ時々、そういうこともありますので、もし、また何かありましたら、いつでもカスタマーセンターにお電話ください(すっごい丁寧)』

NIKONの中の人は、馬鹿にもせずに、
すっごく丁寧に教えてくれたんだけど、
自分のカメラ力のなさに
びっくり&おちこみ。


言い訳をさせてもらえれば、
鉄人のカメラカフェのときに、逆光でどれだけ美しく撮るかを
露出を使って勉強していて、
それ以来、露出をめちゃくちゃいじったりして遊んでいたのではあるけれど・・・
いや、そんなの、言い訳になりません。

カスタマーセンターで最初に言われた間違いポイントに
当てはまるなんて、
超超蝶々町長丁々超初心者やん。
こんなんで、うれしそうに
一眼レフもって、歩いてるなんて、
ばかやん
おおばかやん。

自分のダメさに嫌気がさして
夜中、
NIKONの
カメラ教室の受講をポチリと押しました。

ということで、
5月は私、カメラ教室に通います。4回のクラスです。
な~んか、
また、新しいレンズ欲しいとか言いそうですが・・・・
いえ、
ちゃんと基礎を学びたいと思います!

写真は調子がいい頃のカメラのワークショップで

2010/05/09

旅と読書


ある日、
ロバート・ハリスのポッドキャストをきいていたら、
旅に持っていくオススメは
ハルキの『遠い太鼓』だと言っていた。
私はそれをちょうど本屋で聞いていたので、
その場で買ってあまり読まずに時々手にとっては眺めるているような読み方をしていたのだ。
遠い太鼓 は ハルキが39歳の頃の紀行文。
内容は、売れっ子作家になりそうな予感の中、そんな自分と日本での毎日に嫌気がして、
ギリシャ・イタリアなどを奥さんと二人、
ミラノ・ミコノス・アテネ・・・いろんな町でアパートメントを借りて
数ヶ月づつ過ごしながら疲弊しきった心を少しづつ氷解させて健やかな心へと導いていく話。
この3年間の旅の中で、ノルウェイの森とダンス・ダンス・ダンスは生まれたのだ。

読み出してみると小編に分かれ、
その土地での暮らしを書き綴ったエッセイはとても読みやすく、
私は先月の名古屋への一人旅の道連れにこの本とtwitterをもっていくことにした。

ギリシャやイタリアに比べると名古屋なんて
すごく近くだけど、
女一人2泊も宿を取って旅に出るのは私にとっては小さな冒険だ。

名古屋のホテルやカフェやレストランやいろんなところで本を開いて
私も少しづつギリシャを旅してみる。

『ひつまぶし』を食べてはローマに行き、
気に入ったBARでジンリッキーとギリシャの知らない島へ行ったり、
ミコノスとホテルのビュッフェランチが一緒になったり。
まるで、二つの旅をしているような気分になるのだ。

この本のハルキは私と同じ年ぐらいで40になったら
何かをしなければならないと
何故かすごく焦っている。
そんな彼と一緒に私は何をすればいいのだろうか。
焦ってみたりもしながら
旅をしたのである。

遠い太鼓は
結局
旅の間だけでは読むことができずに
5分の1ほどを神戸に持って帰ってしまった。
旅先での紀行文は自分のわくわくとシンクロして
知らない町でのおじさんとの会話や
偶然入った町の食堂のびっくりするぐらいおいしいワインと食事に楽しむハルキ夫妻を
我が事のようにほほえましく読めたんだけれど、
家で読むと
うらやましさが先にたってしまう。

ロバート・ハリスはいつもこの本を旅に持っていくと言っていたのは
なるほどこういうことだったのかと
旅で旅を読む楽しさを
体感した
名古屋旅行でもあったのでした。


写真は泊まったホテルの近くのテレビ塔

2010/05/07

第九地区とインビクタス

すべりこみで、プレシャスとどっちがいいかと思いながらも
あるところでは話題の
SF映画
第九地区へ行ってきました。

この映画
一見グロくみえるかと思うけど、
大間違い。
低予算で作られたのに、アメリカでスマッシュヒットになったという
超興味深い、考えさせられる映画なのです。

(日本語版より英語版のほうがわかりやすいのでこっちを貼った)

南アフリカのヨハネスブルグの上空に
未知との遭遇みたいな
で~~~っつかいUFOが飛来し
浮かんだままぴたりと動かなくなったのが
28年前。
その時、中身はどうなっているかと潜入したところ、
中にはエビ型のエイリアンが
栄養失調で!たくさん!衰弱して生きていた。
そのエイリアンを南アフリカ政府は難民として
ヨハネスブルグ近郊の第九地区へ隔離。
この話は
それから28年後、スラム化し暴徒化したエイリアンを
ヨハネスブルグからもっと離れた
第十地区へ排除しようとしたときの話。

南アフリカというのでわかるように
このエイリアンはアパルトヘイトの隠喩。
居住区から出さないようにしたり、
看板でも
エイリアン× 人間○
のような看板があったりと
わかりやすい差別。

この話は、普通のなんでもない小役人だった男が
あることでエイリアンに変容してしまうことになったおかげで
エイリアンの気持ちがわかり
人間と対立することになってしまうストーリー。

エイリアンの姿、形は
もう、気持ち悪くて
エビを超合金で作ったみたいなかんじで
黒いゲロをはいたり
暴力的だったりするんだけど
だんだん見ていると
子供のエイリアンをかわいく思える私、になってしまう展開に。
ほんと
話がうまい。

有名な役者は誰一人出てこないけど
ドキュメンタリー調で
ドキドキさせたまま、
途中時計を一度も見ることとなく
最後まで突っ走る!そんな映画。

だけど、
終わってからも色々と考えさせられてしまう。
つまり、
差別をする心とはどういうことなのか。
自分が差別される立場にならないと本当のところは
理解することはできないのかということ。

実は
私、少し前に
同じ南アフリカと差別について扱った映画
インビクタス、も
見に行っていたのです。

こちらは
イーストウッド監督
マット・デイモンとモーガン・フリーマン主役
という
第九地区とは正反対の映画。

対立していた
黒人から選出された
マンデラ大統領(モーガン)が
白人と黒人がうまくやっていくために
白人の娯楽、ナショナルチームのラグビーチームを
ワールドカップで優勝させることで
国を一つにしたという
ホントの話。
(キャプテンがマット・デイモンね)


インビクタスは反対に
対立する勢力を
融合させることで差別をあぶりだし
人間の力と可能性を見せ付ける映画だったと言えるかもしれない。

この2つの映画は
南アフリカと
差別(安易な言い方だけど他に見当たらない)を
フィクションとノンフィクション
対立と融合
いやらしさと可能性
全然通じ合えないのと理解
無名監督俳優と豪華ハリウッド

全く正反対の方法で描きながらも
同じことを伝えようと真面目に作った作品と言えるのではないかと
思うのです。

なので
どっちも
見てみて!!!
特に第九地区がおすすめだけど!