2014/03/21

さよならアドルフを見た

今年7本目。2/21、さよならアドルフをシネリーブルで見てきました。



ナチス系の映画は毎年何かしら見ているのですが、 この映画は視点がいつもと違ってナチスの幹部だった親の子供達の戦後すぐの話です。終戦近くでも最後にはナチスが勝つと信じて疑わない子供達、しかし、総統は自殺し戦争は終わり、ナチスのやってきた事が明るみになり、幹部であった父親はどこかに行ってしまうんです。母親は子供達を連れて田舎の村の小さな家に隠れてたんだけど、自首しないといけなくなって子供達と別れる時に900キロも離れた祖母の家を訪ねなさいと言って、宝石なんかを渡します。重い荷物と宝石を持って17歳ぐらいのお姉ちゃんが妹と小さい弟二人と赤ん坊を連れてどんどんどんどん歩いて行くの。
そしたら、途中、旅行には証明書がいるけど持ってるのか?って、連合軍?の人達に聞かれてヤバいとなった時に救ってくれたのが、お姉ちゃんがある町で出会った青年で、その彼が証明書と言って見せたのがユダヤ人のあの黄色い星とその証明書だったの。その後、6人は一緒にドイツを横断していくんだけど、お姉ちゃんはナチの幹部の娘だったからユダヤ人への差別が抜けないんだけど、でもその青年にも惹かれてて心中はとても複雑なの。。。

ああ、ちょっと記憶が曖昧でフレッシュな感想が書けません。
戦争は負けた方に厳しいなんて言うのは簡単だけど、彼女達は子供で親を愛するように総統を愛していたのだから、その落差は本当に辛かったと思います。優越感を持って暮らしていた子供時代が あっと言う間に終わって子供だけで生きていかなければならない。それも、他の大人達に面倒だと思われながら。そんな中で現れるユダヤ人の青年がとても良かったです。 自分の差別感情から彼を受け入れられなかった事の代償は大きなものになってしまった事を彼女はずっと悔やむでしょうね

ということで、評価はDVD化されたら見てみてください

   >すばらしい→映画館で見てください!   
   >普通よりもいい→DVD化されたらみてね   
   >普通→機会があったらみてください   
   >それ以下→微妙~~~


Lore Official Traile






ラッシュ/プライドと友情、みてきた〜

今日3本目、ラッシュ/プライドと友情を見ました〜〜〜



誉めてるおじさまが多いのよね。私の周り。と、思っていたら女子のアメコミ映画好きの友人がすごいいい。ジェームス・ハント役のマイティー・ソーのクリス・ヘムズワースが素敵だから見て〜〜〜と言われていて、今日は、おじさんの帰りが遅いので見てきました。

1970年代のF1で天才的で奔放でもてもてのジェームス・ハントと真面目な専門的秀才、ニキ・ラウダの二人のカリスマの物語。F1弱者の私ですが、スピード感たっぷりに見ました。
色々あって、二人はその年のチャンピオンを目指す話です。途中、ニキラウダの事故、ハントのガールハント! 二人のライバルでありつつも互いを尊敬する感じ。正に男の友情たっぷりなんだけど、やっぱり友達の言うように、クリスが超かわいいんです。もう、やりちんなんだけど、全然えろくないの!爽やかなんよ!この前のウルフ・オブ・ウオールストリートのお下劣なせっくすではなくて、クリスは天才だし、かっこえええし、そら、女も喜んで抱かれるやろう感が半端ないんです。

マイティー・ソー行ったらよかった!!!
と、思わせるRUSH!悪くないと思います。

て、ことで、評価は映画館で見てもいいと思うwww

   >すばらしい→映画館で見てください!   
   >普通よりもいい→DVD化されたらみてね   
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Rush - Trailer 3

クリスかわええ!こっちの方がかっこよさが出てるわ!

2014/03/20

オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜、を見て来た

2本目はレッドフォード主演というか、レッドフォードしか出ていないオール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜です



インド洋をヨットで独りで航海中の男がヨットの中で水音で目を覚まします。どこかのタンカーから落とされたコンテナーにぶつかって、その角がヨットに当たって穴をあけ、そこから海水が入ってきていたのでした。その独りの男を演じるのがロバート・レッドフォード。彼の名前や境遇や家族などは全くわかりません。年齢は彼が老けてるから65歳は超えてるんだろうなあと思うんだけど。嵐が来たり、船を直したり、救命ボートを使ったり、サバイバルキットを使ったりと、彼のサバイバル力はすばらしく自分を見失うことはありません。何度も何度も嵐が来ます。いやになるぐらいに。。。

その一連の行動をレッドフォードは全くとしゃべらずに身体だけでその生きて行く術を見せるのです。海とレッドフォードだけ。

凪のときの海はとても美しく、嵐の時の海はおそろしい。
わかっている事だけど、わかっていなかったなあ。
どうして1人で海になんか行っちゃうんだろう。私なら絶対行かないと思わせられる映画です。

最近見た、ライフ・オブ・パイともキャプテンフィリップスとも違う海からの脱出劇です。一番似てるのは、ゼロ・グラビティかもしれないなあ

て、ことで、評価はDVD化されたら見てみてください

   >すばらしい→映画館で見てください!   
   >普通よりもいい→DVD化されたらみてね   
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All Is Lost Official Trailer

アメリカ版の方が何も説明がないから臨場感ある

あなたを抱きしめるまで、を見てきました

今日はお休みだったので、3本も見たよ!西宮のtohoで。まず、あなたを抱きしめるまで



ジュディ・デンチ演じるお母さんは50年間隠していた過去をもっています。50年前に、若さ故の衝動で身ごもってしまった子供を出産するために修道院に預けられて、その後その子は勝手にどこかに養子として奪われてしまった事を。ずっと隠していた秘密を娘に打ち明けた事が始まりで事態は動き始めます。娘はあるジャーナリストに相談してこの事を記事にしてもらうことに。そして、ジャーナリストとお母さんの息子を捜す旅が始まります。。。。

その後にお母さんが知る真実はとても辛いものばかりなんだけど、このジュディ・デンチの普通のおばさんぶりがとても良いです。ハレークイーンロマンスみたいなああいう優しい小説を読んでて、信心深くて、市井の人に優しい、だけど言うべき事は言う謙虚なおばさんです。このジャーナリストは、エリートだった自分が仕事に失敗して今は無職になってるので一発当ててやろうっていう気持ちが少しぎらぎらしています。でも、本当はロシア史の本を書きたいと思っている、こういうちょっと下世話な話は無理矢理やってる感じが少し痛々しいです。

この物語のキーは、カソリックと女の純潔です。このお母さんは修道院で奴隷のように4年も働かされてその上大切な子供まで奪われているのに、神を信じています。ジャーナリストの彼は以前、カソリックだったというぐらいに信心がなくて、今の時代の正義を信じる人です。一方カソリックの修道院のシスター達の頑さ。あれは、自分が純潔を守ってしまった事へのいらだちとコンプレックスがないまぜになった物でしょう。古い慣習から抜けられないのです。

最後のお母さんの裁きがお見事です。
お母さんのシスターとは全く違う、世間を知ってる感じもとてもいいです。そして、息子がとても良い暮らしをしてると知った時に何度も、
「私のところにいたらこんな暮らしは出来なかった」
と言うところがとても切なくなります。
これは実話だそうです

て、ことで、評価はDVD化されたら見てみてください

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Philomena - Official Trailer

日本と同じなのね



スノピアサーを見たん

今年6本目。この日3本目の映画はスノーピアサー。ポン・ジュノ監督の初めての英語作品です。


ポン・ジュノ監督と言えば「母なる証明」が大好きなのですが、長編はそれ以来との事で映画へ行く朝にこの作品を知って、見なければ!と、行ってきました。

2031年、地球温暖化を食い止めるために散布した薬剤のせいで、地球が氷河期になっちゃいます。もう、普通には住めなくなって、人間が住んでるのが地球を廻り続ける列車、スノーピアサーだけ。ノアの箱船のようなその長い長いなが〜〜〜い列車に、金持ちから貧民までが暮らしています。金持ちが先頭車両に乗ってて、貧乏人が最後尾にいて、最後尾は先頭に抑圧されています。その、扱いに我慢ならなくなってきた最後尾の住人達は主人公、カーティスを中心として集まって反乱を起こします。一つ一つ前の車両へと進むカーティスたち、そして、、、、

感想はまず、twitterから

ポンジュノ、好きなんだけどこれは…どうなんだろ

もっと、韓国映画ぽいテイストにできあがってるかなーと思ってたんだけど、エンタメ系だったなあと。なのに、ソン ガンホとかも出ていてちょっと混乱した。ハリウッドだとグロくしすぎてはいけないんだろうねえ

母なる証明、が好きすぎるんかも!だからダメだっておもっちゃうのかも

え、この映画、ポン・ジュノのハリウッドデビューと違うの??この前、TBSラジオでポンジュノ監督のインタビューでも言ってたけどな。他にも聴いた事があるような気がする。
韓国の奇才ポン・ジュノ監督ハリウッドデビュー作『スノーピアサー』公開日決定 こんな感じで書いてあるとハリウッドデビューって思う人多いんじゃないんかなあ。私もずっとそう思ってたわ=。出ている面子がああいう感じだし間違ってる人多いんじゃないか知らん


ナ・ホンジンがフォックス資本で撮った「哀しき獣」が好きなんですよね。あれぐらい韓国映画ぽいグロいところがあるのかな、と思ったんだけどね。

さて、今思い出して思う事は、
ティルダ・スゥイントンが出ていて、それも全然美しくない。不細工にしてるんだけど、あれは無駄遣いじゃないのかなあ。もったいなく思ったよ。
学校のところは、すごくいい。あそこは良かった。それから主役の人はキャプテンアメリカの人だけど、こっちの方がワイルドでかっこよく撮れている。
久しぶりにB級映画を見たって気持ちになったって映画のポッドキャスト、シネマ4の字固めの方が言ってたけどほんと、そんな感じの映画でした。
ポン・ジュノは天才なのはわかってるので、次に期待します。

て、ことで、評価は機会があったら見てみてください

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설국열차 메인 예고편 (Snowpiercer Main Trailer HD)
韓国版予告 学校のとこはいい!

2014/03/19

母なる証明

母なる証明のレビューもmixiにしかなかったので転載

「ポン・ジュノ監督 の快作、
主演:キム・ヘジャ、ウォンビン

母なる証明 
を見に行って来ました



ウォンビンが兵役からの復帰第一作目というのと
私が行ったのは、れでぃす デイということで
映画館は シネリーブルとは思えないほど、のオバたちの熱気にあふれていました。

少し、知能の低い息子(24歳ぐらい?)を
溺愛する母親。
母は漢方薬屋をしながら、闇で針を打つ。

そんな、
侘しい平凡な村での二人だけの暮らしは
女子高生の殺人事件によって、
引き裂かれていく。

殺人犯の容疑者として警察へ連れて行かれる息子、
息子の無実を信じ、自ら事件の真相を解き明かそうと
無茶をする母。

真実は???

というストーリーなのですが

最初のシーンで
ススキの野原で この 母が無表情で、
時々思い出したかのように笑いながら、
風に身を任せて踊っているのだけれど、
そのシーンを見ただけで、
普通じゃない、
この人、そして、この映画。

心にずきずきせまってきて
中盤から、
心が痛く痛くて、
テレビならば、チャンネル変えるだろうと
思いながら、見てました

あぁ私は母にはなれない。

最後まで見終わると
映画に打ち負かされて、
エンドロールを虚ろに見つめる私、そして、オバたち。

オバたちが集団でいると
映画が終わったら
わ~~と大声で明るくしゃべったりするはずが、
きっと、子供を持ってるだろうから、
私よりも身に迫っていたのか、
とても静かなエンドロールでした。

すごく、力のある監督だと思います。(グエルム見てないけど)
母役のキム・ヘジャの
すさまじい演技が忘れられない。
韓国映画の深さに感服。

見終わった後のショックが
2日たつと、
どっしりと重厚な映画を見た感動に
熟成される
そんな、映画、だったのでした。』(2009年11月20日)

ウルフ・オブ・ウォールストリート見たぜ!

今年5本目、アメリカン・ハッスルの後にウルフ・オブ・ウォールストリートを見ました。ディカプリオとスコセッシがまたまたタッグを組んでやっちゃった映画です。



もう、この映画、やっちゃってます。かなりやっちゃってます。これ、実話でジョーダン・ベルフォートっていう冗談みたいな名前の男がいます。こいつが株式ブローカーで電話を使って言葉巧みに世の中の全く株なんかわかってない人にクズみたいな株を売りまくって会社も作ってどんどんどんどん大きくなって大金持ちになるんよね。そのジョーダン役がディカプリオ。もう、狂乱の乱痴気騒ぎみたいな会社でストリッパーや娼婦が会社をうろうろして、薬きめて、酒をがぶのみして、セックスして株売ってパーティして、仕事もグレーな事も真っ黒なこともやっちゃって、FBIに目をつけられます。で、詐欺で逮捕されちゃう。そういう話。

なんだけど、もう、小さいことなんかどうでもいいねん。ディカプー達の超絶にハイでイカレタ毎日を見てるだけでこっちもハイになっちゃう。
でも、ジョーダンの証券会社に勤めてた女の人、本当に楽しかったんかな??あれってあくまでも男のための天国みたいな会社じゃない?
株映画と言えば、、、のウォールストリートのチャーリー シーンとウルフオブのでぃかぷーと比べたら、チャーリーシーンは青かったなあ。ゲッコウ氏と比べても。と思うよね。それぐらいにいかれてる。ディカプリオはギャッツビーよりもウルフの方がはまってるなー。でも、本当に楽しそうだったのはジャンゴのような気がする。ディカプリオの最近の演技のバカみたいになりきってる感じってほんと、好きだわ。
でも、この前、おバカ西部劇のクイックアンドデッド見てたら、ディカプリオのかわいさに胸きゅん〜〜

最近のディカプリオばかり見てると可愛かった頃があった事を忘れるよね、、、でも、この映画のディカプリオ最高。それから、ちょっとだけしか出てなかったマシュー・マコノヒー、超いいいいい!!

いやはや、こんな映画を見たら株、やめちゃおうって思うよね。(自分は結局ずるずるやってるけど、、、)

この映画、長いんだけど、長いなあと思いながらほんと楽しかったよ。こういう悪い事を嬉々としてやってるのって映画で見るのが一番健全なのかもしれないなあ。

てことで、評価はまだやってる所あるから、映画館でみて楽しんで!!!

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The Wolf of Wall Street Official Trailer

アメリカ版予告 こっちはマコノヒーがいっぱい出てていい!

2014/03/18

アメリカン・ハッスルを見たのだが

2月14日、今年4本目、アメリカン・ハッスルを見ました。シネマズミント。この日3本も見た。



この映画、監督もデヴィッド・O・ラッセルで、出てんのがクリスチャン・ベール、ブラッドレイ・クーパー、エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、ジェニファー・ローレンスとオールスターキャスト。前評判も高くてすっごく楽しみにしていました!!!が、なんと!うとうとしちゃったんですよね。こういうサギ師映画って最初の10分ぐらいを真剣に見てないと後のどんでん返しがおもろくないので、見てた、、、つもりだったのに!!!

だから、途中目が覚めてから見たときは、んん??って感じになっちゃって、もうストーリーを正確に追えなくなってたの。
でもね、この上手い人達のオールキャストなんで、内容がわかってなくても演技力だけで目はスクリーンに釘付け!意味わかんないのに。こんなの初めて!
だから、ケーブルテレビでやったら絶対もう一度見ます。すんません!!!

今までエイミー・アダムスの魅力がよくわかんなかったけど、今回初めていいわあって思ったよ。いい体してんなあ
それから、もっとスティングみたいかと思ったけどそうでもないようでした。(2ちゃんの映画板とかもそう言ってる人多かったお

てことで、評価はDVD化されてから見てくださいwww私も見ます。

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American Hustle Official TRAILER 1 (2013)

内容、よくわかんなかったのにサントラ欲しい!!!こんなの初めて!

アイ・ウェイウェイは謝らない を見た

今年3本目、アイ・ウェイウェイは謝らないをシネリーブル神戸でみました。1月15日。友達のグループ展を見た後に、友人と一緒に。



アイ・ウェイウェイと言って思い出すのは、昔、森美術館でみたアイ・ウェイウェイの展覧会です。あの、展覧会は私の今までの鑑賞の経験の中でも3本の指に入るぐらいの面白さでした。それ以来、彼の動きは見落とさないようにしていたつもりでした。その中でも、彼が中国政府に逮捕された時の衝撃は忘れられません。このドキュメンタリーは彼の逮捕前の芸術活動から逮捕されて釈放されるまでを追っています。

この映画を見てものすごい色々考えたはずだし、友達ともいっぱい話したのに、あんまり思い出せない。つらい。やっぱり鉄は熱いうちに。ちょっとづつ思い出しつつ、、、

前の森美術館の展示でも「アイ・ウェイウェイが2007年の「ドクメンタ12」で、「1001人の中国人を開催地カッセル(ドイツ)へ連れて行く」という大プロジェクトを敢行した際に誕生した、インスタレーション「童話‐椅子」」 という短編映画が上映されていました。彼は自分や作品を作る過程やプロジェクトの進捗状況を映像に撮らせる事に全く慣れています。彼そのもの、彼自体、彼の考える事が彼のアートということなんでしょう。だから、作られた作品だけを注視するんではなく、その裏側に透けて見える彼の頭の良さと瞬発力と独創力を見逃さないようにしなければなりません。

この映画でも、彼のそういう天才的なツッコミに対するボケと鋭い返しを見る事ができます。
そして、その彼のグローバルな影響力におののく中国政府。彼を泳がせておく方が世界的にみても中国政府そのもののプロパガンダと外資獲得になりそうなものを、逮捕し釈放しても軟禁させているところに、中国の文化的な狭さを感じずにはいられません。そして、アイ・ウェイ・ウェイ自身が若い頃ニューヨークで自由を謳歌し自由に活動していたにも関わらず、中国に帰って来て中国から発信しようとしたところ。そこにも彼の深い意味を考えてしまいます。

これからも彼の動きから目が離せないなあ。
艾未未展で1億円のつぼを故意に割る、芸術家を逮捕 米 なんて事もあったしなあ。彼はこの事件、おもしろがってるんじゃないかと思うけど。

ということで、これからも彼を見よう。彼のtwitter→ https://twitter.com/aiww_en 早く本当に自由になれますように!

でも、彼も自分の家族の問題、奥さんと恋人との件については普通のおっさんだったということが、、、www

ということで、評価は、映画館で見て欲しかったけど終わったのでDVDで見てくださいね。まだ知らない人は彼のすごさに気付いてください。


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Ai Weiwei: Never Sorry Documentary - Official Trailer HD

カメラはGR!

ウォーキングwithダイナソー を 3Dでみた

今年二本目。1月13日に見ています。最近の子供は恐竜が好きなそうで。オイの希望で
弟家族と「ウォーキングwithダイナソー」を見てきました。



兄弟の中でも一番小さく生まれたパキリノサウルスのパッチ(♂)が主人公。群れで行動するパキリノサウルス、パッチ達は途中リーダーだった父親を自分たちを守るために亡くし、その後、成長して兄とリーダーの座をかけて戦う!
っていう、予告編そのままのお話です。

BBCのアースとかを作っているチームが製作した映像で、とてもリアルにできてます。いや、生まれてなかったからリアルかって言っていいのかわかんないけど。3Dなんで、こっちへどーん!ってやって来る所もあり。そういう映像としては素晴らしいです。

でも、内容がせっかく家族で行ってる人も多いと思うのに、兄弟が戦う話になっっていて、子供達がみるなら兄弟より、外部の敵たちと戦って兄弟の絆を深めて行く話だとよかったと思うんだよね。なんか、帰り際気まずい??みたいな気分にもなってしまいました。
それと、主役の声がノリタケで、どうしてもノリタケでしかないっていう。やっぱり有名人をむやみに声優にするのはやめて欲しいです。入り込めないから。

さて、恐竜映画と言えば、ジュラシックパーク!!!ですよね。初めて見たときの恐さ。衝撃。忘れられないわ!!!第4弾は来年の夏に3Dで公開とか!楽しみですね〜〜。

ということで、評価は、テレビでやったら見たらええんじゃないですか?

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walking with dinosaurs trailer

アメリカ予告は情に訴えてないね

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 を見てきました

3月14日、この辺りでは最後の日だったので慌てて「ネブラスカ 二つの心をつなぐ旅」を見てきました。アレキサンダー・ペイン監督の作品です。



先日、最近開かなくなったmixiでアレキサンダーペイン監督の「サイド・ウェイ」の感想が出て来たのでこっちのブログに転載してみました。私がこの監督の作品を初めて見たのはサイド・ウェイで、この時mixiに書いた映画評をその頃マイミクだった会った事のない男の人が誉めてくれたました。それが、映画について書く事を楽しむきっかけだったような気がします。彼にはお礼を言いたいのですが、今となってはもう繋がってないようで哀しい限り。会った事もないマイミクさんだったのでどこかで私のブログにぶつかってくれたらうれしいと思います。でも、今読むとたいした事を書いてないな。。。。w もっとちゃんとしたのをどこかに書いてるような気もするけど無料会員なのでmixiって過去の日記を検索できないんだよね。

さて、アレキサンダー・ペインの作品だとこの前はファミリー・ツリーを見ましたね。ファミリーツリーは、ジョージ・クルーニーのお陰か予告編を見過ぎていて、新鮮さがそぎおとされてしまい、正確な判断ができかねたのですが、今回のネブラスカは、予告的な物はあんまり見ずに映画館に行く事ができました。

ちょっとアルツぽくなってきてるおじいさんが居ます。ブルース・ダーン演じるウディ。彼はアメリカの中央辺りの田舎に夫婦で住んでるんですが、そこに「100万ドル当たりました!!!」て手紙が舞い込んで、絶対サギなのに信じ込んで、賞金を受け取れるというネブラスカ州まで歩いて行こうと何度も何度もしてしまって、警察に保護されたりしてしまいます。徘徊ですね。そこに次男の息子が警察に迎えに行ってサギである事を説得しようとするけど、観念してだまされている事を知りながらネブラスカまで車でお父さんを連れて行ってあげるロードムービー。全編がモノクロで撮影されています。

途中、親戚の家に寄って、そこに後日お母さんや長男がやってきて、親戚が大集合してホームパーティをやってもらう事になってしまいます。その町はお父さんとお母さんが且つて住んだ町で、夫婦にとっては懐かしい想い出よりもつらかった事がたくさんあった町なようです。息子とお父さんとで夜に立ち寄ったBARで昔の仲間と会って、そこでお父さんが100万ドルが当たった事をみんなにばらしまうんですよね。そしたら、周りの友達や親戚の態度が一転するという。

ああああ
田舎ってそういうことあるよね、あるよね〜〜〜〜。が満載で人の意地悪でイヤな部分を次々と描くブラックユーモアがちりばめられてるのに、親子の愛に満ちた作品になってます。

私が不思議だったは、モノクロなのに古い感じがしなくてモノクロと思わせない映像。私だけかしら?田舎のうらびれた所や廃れた所は感じるんだけど、懐かしさとか淋しさを感じなかったのよねえ。宇田丸さんは「普遍性」を出すためのモノクロって言ってたけど、そういう事なんかしら。コントラストはっきりとしてて明るいモノクロでした。

お父さんのウディを演じたのがブルース・ダーン で、最近私が家で見たのでは、レッドフォード版のギャッツビーのトム・ブキャナン役。あのギャッツビーが恋こがれるデイジーの金持ちの旦那の役ですね。あれから30年経ってるわけだけど、面影ないよねえ。二人が結びつかないのでちょっとびっくりしました。

それから、田舎描写のいやらしさね。あれって田舎を経験して田舎を外から見た人でないとわからない視点だよね。監督がネブラスカ出身だそうで、ああいうのって国は違っても感じる思いは同じなんだなあって思ったよ。あの、従兄弟の兄弟がほんまひどくて笑えるけど、ほんま日本の田舎にもいそうwww。田舎の文化の無さ、デリカシーの無さ、俯瞰できない人達、ずーっとその町から出ていない人の自分の町をさいこーと思ってる感じなどなど全てに納得いって笑ってしまうの。そう、この映画、声をだして笑うところがたくさんあって、最後ほっこりするところまで堪能できました。同じ意地悪でも、ハネケ監督みたいに孤高じゃないんだよなあ。アレキサンダー・ペインは優しい意地悪なんだよねえ。

ああ、それから、ウディの友達で元共同経営者だったいやなおっさん、エド!、彼のアメリカのジャイアン感!!バック・ツゥー・ザ・フューチャーの未来に行くやつのビフがおじさんになったの覚えてます??あれを丁寧に演じたのがこのエドです。彼にはアメリカングラフティ時代があって町で一番の不良だったんだろうなあと思わせる演技がすごいので見てください。そして、息子役のウィル・フォーテの優しさ。彼は有名なコメディアンらしいんだけど全く今まで見た事がなかったので、彼の自信のなさそうな優しさが心にしみいりました。いい映画だなあ。

アレキサンダー・ペイン監督のロードムービーやっぱり好きやわ。
次の作品も期待しています。

評価は
私もDVDになったらもう一度みたいです

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アメリカ版予告
こっちの方がほっこりくるかも

2014/03/15

シンデレラマン~サイドウェイ

昔のmixiを久しぶりに見ていたら、一番古い映画レビューがシンデレラマンとサイドウェイでした。今となってはシンデレラマンをさっぱり覚えてないけど、アレキサンダー・ペイン監督のサイドウェイは今でも大好きな映画の一つ。書いたのは2006年03月08日00:38

「DVDでシンデレラマンを見ました

ラッセルクロウ主演の
タイトルを取るかに思われたボクサーが
怪我のため リタイヤするも
復活し・・・
という映画です

一度手に入れかけた裕福な生活から
どん底の生活へ
 大恐慌の時代、生活保護を受けながら
  港で働くラッセルクロウ
 絵に描いたような貧しい暮らし・・・
本当に暗くなります

いい味を出していたのが
マネージャー役のポール ジアマッティー
 なんと 今HPを見ると
サイドウェイ』の主役でした!

ひげがないからわからなかったよ~
びっくり!
大好きな映画です
 アメリカ人の男の人って
結婚前に男同士で旅行したり
ストリップ嬢をホテルに呼んでパーティーしたりりするのは
なぜなんだろう?
よく 映画を見るとそんなときに事件が起こったりするけど・・・
この映画は 中年男2人が結婚前にナパバレー(カリフォルニアワインの産地)をワイナリーツアーをしながら旅する話
さまざまな事件を通して、その旅が自分自身を見つめ直す旅へと変わっていく
人生のピークを過ぎたダメ男にも訪れる、ささやかな希望の光──。
これ いいんだな~

どちらもおすすめしますよ!
特にサイドウェイ!!

シンデレラマンの話をするつもりが
サイドウェイに なってしまいました
これがほんとの SIDEWAYS! 」

2014/03/14

鑑定士と顔のない依頼人を見た

今年最初の映画はこれでした。鑑定士と顔のない依頼人
1月7日に見てましたです


最初もっと、アートの話と思ってたんです。サスペンスとは思ってなくてちょっとびっくりしました。
超有名鑑定士のおじいさんがいます。彼はずっと独身貴族。何もかも上品で高品質な物に囲まれて暮らしています。ずっと孤独で人に心を許しません。ずっと生身の女を愛せずにいました。彼の愛せるのは美しい女性の肖像画(本物)だけなのです。
そこに、姿を表さない依頼人の若い女性が現れます。亡くなった両親が残した邸宅ごと美術品を鑑定して欲しいと。最初は依頼人の不遜な態度にイラつく鑑定士ですが、その謎めいた女性に少しづつ心を奪われていき、その女の姿を一度見たいと思いはつのり。。。。。

もう2ヶ月前に見た映画なので、ツイッターのそんときの旬な感想を載せてみる。

鑑定士、途中で結末はわかった(キリッ ていうための映画ではない。鑑定士の世界観、それをとりまく環境の完璧さ。それがもろくも(私から見たら)簡単に崩れて行く危うさ。それを楽しむ映画。あれが、ドナルド サザーランドでなければもっと簡単にだまされたかも。


でも。父サザーランドはキワモノとして大好き。彼の雰囲気が好み

今、振り返って思い出されるのは、鑑定士が友達のドナルド•サザーランドと組んで自分の物にしたあのセーラー服の美少女の絵。あれは、誰の絵なのかしら?
フジタっぽい白磁のような美しい絵だったな。これはあれだな。この鑑定士を今のヲタクな人達に変換してもあり得るような話だよね。二次元しか愛せない男子ってたくさんいるもんね。愛を知ってからの鑑定士の必死さとその滑稽さを思うと知らないまま孤高に亡くなった方が彼にとっては幸せだったんじゃないか思えてしまいます。

さて最後に、美女の絵を隠していた彼の秘密部屋あれが本当に素敵でした。それが、シネリーブル神戸のロビーに再現してあって、本当に素敵でした。

シネリーブルの人、映画愛してるな。と思えてとても嬉しい気持ちになりましたよ。

今年も私的評価します。
DVDになったら見たら楽しめるでしょ!見てね

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監督がジュゼッペ・トリナーレなんでイタリア版予告にしてみた。日本のよりエロめ

映画の中の映画、ベン•ハーを見てきました

すんません!!(誰に?w
映画は見てるのですが、私のブログの最後の砦、映画レビューが今年に入って1本も書けてません。ていうのも、自分の店のBARをリニューアルして心の余裕がなかったのです。ダメですね。映画は見ていたので思い出しつつちょっとづつ書いて行こうと思います。

その心意気を示すためにも、今年最初に書くにはこれしかないでしょう。
映画の中の映画!
ベン•ハー を、新・午前十時の映画祭でtoho西宮で見てきました。
大画面で見るのは2回目です。
2011年の12月に見てますね→その時のブログ
ベン•ハーについての詳しくは前見たときのブログのリンクを見てください。結構真剣に書いています

今回のベン・ハーが前回見たのと違うのはデジタルリマスターされているという事です。映像はかなりコントラスト高めで鮮明に見れます。だから、ガレー船のところで敵の艦隊が突っ込んで来て水浸しになって船底に閉じ込められている奴隷を解放するとこで、手の無い人の手がしっかり見えてぎょっとたり、シャリオットレースのメッサラがずたずたになる所でうわーっと声を出したくなるぐらいに強烈な映像になっています。そして、前回よりベン•ハーのチャールトン・ヘストンの肉体美!の見事さにもみほれます。あの時代、ああいう身体を手に入れるにはどうやってたのか本当に不思議。今だったら色々なトレーニング方法があると思うけどね。とにかく他の男たちに比べて身体の出来が違うんだよなあ。後、メッサラのあごの割れも前回より深く見えたようなw

前回ベン•ハーを見て以来、ケーブルテレビなどでベン・ハーをやってると所々つまんで見たりしておりました。流石に家で、4時間ぶっとおしで見るのは難しいのよ!だから、今回ゆっくりと全編を見てみると、イエスの描かれ方の見事さを再確認できましたね。聖書物語に関しては生まれる所以外直接は全く語らずにいるところ。ベン・ハーの生涯に時々見えるイエスの姿、そして生まれてから青年期を経て亡くなるまでのイエスがちゃんと描かれていて二人は交差するだけで言葉を交わしていないさりげなさ。本当に上手いなあと思います。イエスって本当にいたんだなって思わされる。ただ、最後の終わり方がキリスト万歳!になり過ぎているのがなあ。ベン・ハーが改宗する話なんでしょうがないのかもしれないけど。
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↑ベン•ハーが初めてイエスに会う所

ああ、それにしてもベン•ハーのその後が気になります。続ベン•ハー作って欲しいなあ

さて、またしても見に行ってしまったベン•ハー。どうして行ったかというと、家で4時間みるのは大変というのだけでなくて、この映画祭の公式ポッドキャスト「事務局オフタイム 新・午前10時の映画祭で上映中の作品を熱烈応援するPodcast 』を毎回聞いていて、そこでベン•ハーは、映画館でかかってたら迷わず見に行け、これは映画館で見る映画だから、というのを聞いて全くそうだなあと思ったからなんです。ほんと、この時代の映画はスクリーンで見るべき映画ばかりですよね〜

来月からは第二回 新・午前十時の映画祭が始まりますよ!次は邦画もあるし、良い映画をたくさん映画館で見たいですね〜。一緒に楽しみましょうね!