2012/06/29

映画:上半期メモ


上半期の映画は映画館で見た物は全部感想を書いてきたので数えると38本ありました。 
結構見てるつもりだけど、これでも、1年に100本とかって見るのは難しいねえ。 
年末に年間のランキングを自分なりにつけますが、 
これが結構楽しみ〜。(はっきり言ってキモイけどね) 

上半期は新作旧作、結構バランスよくみてますね。 
新作で折に触れて思い出すのは 
ものすごくうるさくて ありえないほど近い 
孤島の王 
サラの鍵 
星の旅人たち 
ポエトリー アグネスの詩 
このあたりかな。 
ミッドナイトインパリは見たときはおもしろかったけど、 
しばらくたつとそうでもないような気がしてきたw 

旧作では 
圧倒的に 
アンダーグラウンド! 
そして、 
ワイルドバンチが思いのほか良かった。 
幕末太陽傳 も捨てがたいなあ。

夜の大捜査線も。 

下半期は予定が立て込みそうなのでこの調子で見るのはちょっと難しいかも。 
でも、上半期の38本と併せて50本は見たいですね。 

*ちなみに通常料金で見たのは、 
パレルモ•シューティング1本だけ。 
他はレディースデイと会員デイを使って1000円。 
新開地は2本で千円w 
と、やりくり?しています 

*テレビで見たやつを付けるのはあきらめました 

2012/06/26

サウンドオブミュージックを見て来たよ。えーん

午前十時の映画祭でサウンドオブミュージックを見て来たんですよおおおお。えーん 


自分の映画歴史でも一番何度も見てる映画が 
sound of music!!! 
確か、子供の頃、何度か書いた舞鶴市民映画祭で見たので 
スクリーンで見たのは、二回目のはず。 

いつも、テレビで見ていると 
絶対、ドレミの歌のところで、泣いちゃうんだけど 
今回は最初のオープニングの空撮の山の上でsound of musicを歌う所から 
だだ泣き!!!! 
前にtwitterでドレミから泣く!って書いたら、男の人がいや、オープニングから泣くで! 
と、言ってた人の気持ちがわかったよお。 

内容はみんな知ってますよね。 
修道院のはみだしもの、マリアが退役軍人のトラップ大佐の家へ家庭教師に行く。 
そこには母親が亡くなって、軍隊式に規律正しく暮らしている7人の子供がいて、 
最初は拒まれてたけど、歌の力で仲良く、一つになる。 
いろいろあって、マリアとトラップ大佐は結婚。 
そうしてるうちにオーストリアは独逸のナチス!が台頭してきて、 
トラップ大佐を独逸軍にいれようとします。
愛国者のトラップ大佐は家族と共にスイスへと山を越えて逃げて行くんです!! 

なく===! 
なんであんなに泣けるんだろう。 

今日泣いたとこ。 

空撮のオープニング(探したけどyoutubeになかった何故に! 

もうすぐ16歳の華麗な2人のダンス!(動画がないw 

ドレミ! 


修道院のシスターによる 
クライム エブリ マウンテン 

トラップ大佐を諦めて、一旦修道院に帰ったマリアが戻って来て 
my favorite things を歌うとこ 

2人が結ばれてSomething Good を歌うとこ 

結婚式 


音楽祭のエーデルワイス 

最後のスイスへ向かう 
クライム エブリ マウンテン 

うえーんうえーん。 
ないたよお~~~。 
あんまり動画がないのがショックだけど~。 

トラップ大佐を演じるクリストファー•プラマーが今年助演男優賞をもらった 
人生はビギナーズをみたけど 

トラップ大佐と 
このおじいちゃんがおんなじなんてやっぱり思えない!w 


トラップ大佐、オトコマエ過ぎる! 

気持ちよく泣いた日でした! 
嗚呼、でもサウンドオブミュージックって最後の音楽祭のエーデルワイス以外は 
楽しい場面ばかりなのに、どうして泣いちゃうんだろう。 
あれが音楽の力なのかしら?

2012/06/23

星の旅人たち を見たよーん

映画好事家たちのブログを見てみると、いい!というのとそうでもない!というのが半々だったので少し不安だったのですが、金曜日にシネリーブルに行って、星の旅人たち を見てきました。思ったより結構入ってた! 



この映画は、スペイン北部のキリスト教巡礼地、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの旅の話。巡礼の初日に事故で亡くなった息子の亡骸を迎えに来た70歳のアメリカ人の堅物のお父さんが、息子を知るために遺灰を巻きながら旅することになってしまう。 
この亡くなった息子を演じるのがチャーリー•シーンのお兄さん、エミリオ•エステベス。お父さんを演じるのがチャーリー•シーンのお父さん、名優のマーティン•シーン。つまり、本物の親子が親子を演じ、監督も息子のエミリオ•エステベスがやっているというヒューマンドラマそして、親子再発見ドラマなのです。 

サンティアゴ・デ・コンポステーラへの旅と言えば、昔、民族学博物館で、映像主体の展示、
聖地・巡礼―自分探しの旅へ―」 
を見て以来、とても興味がある、というか、あこがれ~だったので、この映画の予告編を見た時に、絶対見る!!!と、本当に楽しみにしてたんだよ~。 

映画の方は、目医者のアメリカ人で、ゴルフ好き(それもカートで)の父親が 
大学院まで行ったのに、急に自分らしく生きたいと医療の道をあっけらかんと辞めて 
旅人となって以来疎遠になってしまっていあっけなく亡くなった息子の生き方を探る旅。 
旅の途中に国籍も年齢も考え方も違う旅の仲間がたくさん出来て、最初は頑なお父さんの心も徐々にほぐれて心を通わせ合いヨーロッパの最北端まで歩いていく。景色のあちこちに息子の面影を見ながら。。。 

民族学博物館の展示でも思ったけど、この巡礼の人達は、よく飲みよく食べる。私が憧れていた蛇口から出るワインの映像はなかったけど、道の途中途中にある宿でスタンプをもらいながら、結構明るいうちからワインを飲んでその町の名物を食べて巡礼者と語り合う。 
いや、ほんと、とっても楽しそう。 
信仰のために歩いている人がもちろん大多数だけど、スポーツ的に歩く人も多いとか。 
約800kmを2~3ヶ月かけて歩くらしい。 

うちのお客さんで毎年、四国のお遍路を歩かれる方がいて、この映画の話をしたら、お遍路は1200kmもあって、1~2ヶ月かけてだいたいの人が歩くらしい。だいたい10時間ほど歩くんだって。やっぱり、ラテン気質の人達と勤勉な日本人の違いかしら? 

私はサンチャゴへの旅の方がいいなあ。 
世界遺産の中を800km美味しい物を食べ飲み、写真を撮れたら楽しいだろうなあ。 
映画を見てるといつかは歩いてみたい気分になります。 
5年後くらいに一緒に誰か歩いてくれませんか~。ワインとチーズが好きな人が希望で~す。 


評価 は 
 私は好きです。映画館で見て欲しいわ!! 

  >すばらしい→映画館で見てください! 
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね 
  >普通→機会があったらみてください 
  >それ以下→微妙~~~ 



アメリカ版予告編。 
こっちの方がいいな 

映画のような話


映画の事ばかり書いてるので「町山さんきどりかw」と、弟に言われたので 
映画以外の事を。 

最近聴いた話。 

とある灘五郷の中の一つの酒蔵の長男が結婚した話。 
灘の酒と言えば、日本一の酒どころであり古き良き歴史と伝統が続いています。 
が、最近の日本人の日本酒離れ。 
(いや、私は好きだけどね) 
そして、いつの間にか日本酒と言われると灘というよりも、東北の酒の方が高級イメージ?。
(いや、私は灘の酒も好きだけどね) 
こういう、時代の流れのせいで、 
灘では閉める酒蔵も多く、どこも経営状態が厳しいようです。 

そんなある灘五郷の中の一つの酒蔵の長男が結婚しました。 
お相手は。。。。 
その前に、その方のお母様はとある超有名な神社のお嬢さん、おばあさまもどこか忘れたけどでっかい神社の娘さん 
みたいなお家柄です。 

そして、そのお相手は。。。 
近隣の工業機械の大きな会社をお父さんが一代で起こしたという、もちろんそれは商売人としてはすばらしいのですが 
新興の会社のお嬢さんなんだそうです。 

映画なんかでよくある 
お金はないけど名門の男子と 
成金の娘の絵に描いたような政略結婚では!! 
うへ〜! 
と、思ってたら2人は美男美女ですらっとしてて、愛し合ってるんだって! 
そして、その新興の会社はドバイなんかでもビジネスをしているらしく 
そちらへ大吟醸をどんどん持って行くので 
蔵の大吟醸が売り切れるぐらいのさわぎで、 
(むこうは日本食ブームでもあり) 
2人は姫路の父について、しょっちゅうドバイへ父の金でw出張し、 
長男は社長にもなって、自分のおかげでお酒も売れてホクホクなんだそうな。 

工業会社の父もきっと、娘が灘の造り酒屋に嫁いだとすれば一代で築いた会社に箔がつくというもの。いくらお金をだしても「歴史と伝統」は買えないですもんね〜。 

こんなうまくいってる話ってあるのかしらん? 

もう日本酒も芸術みたいなもんだし、 
私の好きな銘柄だし、 
こういうパトロンが庇護してくれて酒の味が守られるならそれはそれでいい話。 
と、思ったのでした。 

ヴィスコンティの山猫を 
ちょっと思い出しちゃったなあ。

11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち を見たぞ

今週の火曜日に、若松孝二監督の11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち を見てきました。



若松監督の作品で 
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 というあの頃の学生運動を描いた作品があり、 それにかなり圧倒されたことを昔の日記に書きましたが 

これはその時代の表と裏。というか、右と左。 
監督も学生運動を描いた映画を撮ったからこその、盾の会の映画。と言われていたので、 
あの時代を描かないといけない宿命のために作られた作品と思われます。 

私は三島が自決した年に産まれたので、 
リアルに動く三島をしらないのですが、今ではあの、youtubeで 
三島VS全共闘 

途中に出てくるその後の中日の野球帽のおっさんがうざい)や、 
市ヶ谷駐屯所の最後の演説 

なんかも見る事ができます。 
凄い時代ですね。 

そのリアルを知らないけれど、三島の文学に憧れていた文学少女だった私は 
見なければいけない映画のような気がしてシネリーブルに行ってきました。 
もう終わりがけなので、1日1回朝の10:30からしかやってませんが、おっさんでいっぱいでした〜! 

三島がマッチョでボディービルなんかもやっていたのは 
自分が虚弱体質だった事のコンプレックスの裏返しだったというのは有名な話ですが 
あの盾の会も、自分が(本当は選ばれなかったのを当時喜んでいたのに)徴兵検査で失格になったこと、への、きまりの悪さの裏返しですよね。 
映画だと特に、兵隊ごっことしか見えない盾の会。しかし、あの当時、あれを真剣にやっていた大学生がいたとは不思議だけど、その反対側にあんなに大暴れしていた学生運動の人達がいたのだから時代だったのだろう、純粋だったのだろう、疑う事を知らなかったのだろう、としか言えません。 

この映画は、実録・連合赤軍 あさま山荘への道程と比べると 
凄惨な部分が少なくて、 
自衛隊のレンジャー部隊での修行と 
世の中が新宿騒乱などでひどい事になっている時に、 
自衛隊が治安維持法と共に粛正へと出動するのと同じくして盾の会自体も繰り出そうと思っているのに 
いつも騒乱罪が適用されて警察しか活躍せず、空振り。の繰り返し。 
若き会員達が 
「私たちはいつ出て行けばいいのですか?」等というのを 
三島が 
「慌てるな」と 
あの市ヶ谷事件までは言い続けるのですから 
あまり大きなドラマは起こりません。 
あさま山荘では、リンチ自己批判リンチ、の繰り返しで見ている方が苦しくなってくるのですが、それと比べると、盾の会は大人の三島がボスだからか、どーも自分を見失いません。 
大人だからこそ、そして大作家だからこそ、三島は自衛隊の幹部との付き合いができて、 
その幹部達を料亭で接待したりします。 
その時も、有事が起こった時に君たちはどう行動するのだ?という三島の問いに明確な答えを出す自衛官はおらず、 
最後の自決前の演説を「誰も聴いていない!」あの悲劇をもたらす事を暗示しているかのようです。 

俳優も熱演しており、森田必勝を演じた満島ひかりの弟、満島真之介のきらきらした全く濁りのない目は、スゴイです。 
そして、三島がゲイであったことを示すかのような 
自決の打ち合わせをメンバーだけで、サウナで汗まみれでするところなどは、こちらがちょっとドキリとしてしまいます。 
三島由紀夫役の井浦新(ARATA)に関しては、彼の演技などはよかったのですが、 
本物の三島は背が低くてマッチョな日本人体型で大きくてアクが強い顔だったのに 
井浦くんは、すらーっとしてて、薄いオトコマエなので、 
そこがちょっと。。。。三島と思い込むまでが時間がいりました。 

そして、ネタばれになっちゃうけど、歴史上の話なので御存知の通り、 
自決するわけだけど、その瞬間を表情などでしか表現してないのよ〜。 
首もないんだなあ。 
これは、あさま山荘のリンチをあんなに凄まじく描いた若松監督としては 
ちょっと、物足りないかなあと思ってしまいました。 

歴史にもしもは禁句だけど、 
あの時、川端でなく、 
ノーベル文学賞を三島由紀夫が取ってたら 
自決しなかったんじゃないのかなあ? 
私はファンなので、生きてるところを見たかったなあ。というのが正直なところです。 


評価 は 
 好きな人はDVD化されたらみてね! 
 先に、実録・連合赤軍 あさま山荘への道程、を見てからね=== 

  >すばらしい→映画館で見てください! 
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね 
  >普通→機会があったらみてください 
  >それ以下→微妙〜〜〜 

2012/06/13

許されざる者、を見ましたが

続けて、イーストウッド主演監督の許されざる者、を見ました。 
これぞ、最後の西部劇、と言われている映画ですよね。





西部劇二本立て、それも、新開地の弐番館、ということで、 
見事なぐらいおっさんばっかり。 
女子は私だけだったような気がする。 
そんな中で、見てきました。 

私が、今回見に行ったのは、これを見たかったからなんだけど、 
なぜなら、この前午前十時の映画館で見た 
クリント•イーストウッド主演の劇画調刑事映画、ダーティハリー、と 
ジーン•ハックマン主演のリアルな刑事映画、フレンチコネクション。 
これが1971年の同じ年の映画で、 
アカデミー賞はフレンチコネクションがとったんだけど、 
この2つの映画の同じテーマを扱ってても真反対なところと、 
きっとそれらを踏まえての 
イーストウッド監督のイーストウッド主演、 
ジーン•ハックマン助演の西部劇なんじゃないんだろうかと勝手に妄想して、 
イーストウッドの意図を見極めるためにこの映画をずっと見たいと思ってたのです。 
最近家では、ケーブルテレビでしか映画を見ないのですが、 
この「許されざる者」、 
に関してはiTunesで初めて映画を借りようかなあと思ってたところ、 
この新開地の映画館でするとの情報を得て、楽しみにしていました。 

そう言えば、先週から今週にかけて私としては 
ハードワーカーな6連勤があり、その息抜きとしてもぴったりではないかと、 
これを目標に働いていたくらいなのです! 

この映画は1992年の公開で、アカデミー作品賞を取っています。 
71年から20年ほどたってるわけなのですが、 
イーストウッドは可愛かったあの頃から比べると乾涸びた感じになっているのに対して 
ジーン•ハックマンはあんまりかわりません。 
でっぷりと威風堂々とした態度で、安定感がありますよね。 
イーストウッドはこの頃が一番、ビジュアル的にダメな気がする。 
今は渋いじーさんだけど、これとかマディソン群の橋とか、中年が、ほんまだめやわ〜。 

この役も、元、ひどい殺人鬼だった人が奥さんのおかげで更生して 
真人間に農業をして暮らしているところに 
ある可哀想な事件を成敗するための賞金稼ぎの殺しの話が舞い込む話、 
なんだけど、 
よれよれのじーさんで、馬も乗りこなせないぐらいのよぼよぼ。 
この映画の主役、マニーの年齢になるまで何十年もこの映画を寝かせていたらしいけど、 
もっとおじいさんに思えたよ。 

他にも、 
モーガン•フリーマン、リチャード・ハリスと名優ぞろいで、 
西部劇というよりも 
各々の心理描写に重点を置かれた人間劇、ですよね。 

この映画は、後のグラントリノと似ていると言われているけど、 
私にはそのあたりがちょっとわかりにくかったな。 

私が最近勉強してきた西部劇とは全然違ったので 
ちょっと、面食らったって感じ。 
だから、もう1度見ないと良さはわかんないな。 
西部劇はまだまだ奥が深いです 

その後、色々と西部劇に強い人達のブログを読んでると、荒野の用心棒とかああいうイーストウッドのマカロニウエスタンな主役。。。の、後の姿が許されざる者のマニーなんだな。ダーティハリーの後の姿がグラントリノのように。なるほど

ワイルドバンチを見て来たんだ

1969年の西部劇、ワイルドバンチを見てきました。
新開地のcinemaKOBE1.
この映画館は2本立てで、レディーの私はいつでも千円!なので、
「許されざる者」見たさに、このワイルドバンチはおまけと思って行って来たのです。



前に、トゥルーグリッドを見た時に
自分の、西部劇の見方のわかってなさ、について、いやになったと書いた事があるのですが、
それから、私は、ここ最近、wowowでやっていた
イーストウッド特集とマカロニウエスタン特集を結構みて、
もう、そろそろ映画館で見ても西部劇が楽しめるようになってきたような気がしていたのです。

そこで、ワイルドバンチ!

西部劇の歴史上では
もう、終末期の作品ですが、思っていた以上に楽しかったです。

開拓時代の最後の辺り、ワイルドバンチと呼ばれるアウトローの強盗団と
鉄道会社に雇われてそれを追う賞金稼ぎのグループの話を軸に
逃げ込んだ先のメキシコの先住民族たちとの頭脳戦、
列車強盗、最後の銃撃戦、と見所いっぱい!

ワイルドバンチのリーダーのウイリアム•ホールデン、の頭のいいおっさんの渋さ。
メンバーにサブリーダーの温厚な感じ、2人の若もんの女好きであぶなっかしい感じ。
メキシカンのお兄ちゃんのメキシコを思う気持ち。
何を考えてるかよくわからない感じのちょっとクセもんのじいさん。
追ってくる賞金稼ぎのリーダーは実は、ウイリアム•ホールデンと親友であったとか。
男の友情満載!
女は商売女だけ。
ワイルドバンチは喧嘩もするけど、みんなで大声をあげて笑って、酒飲んで
馬乗って、拳銃をぶっぱなして!

この映画は、西部劇に見慣れてない女子が見ても、
おもしろさを感じれる、いい映画だと思うんです。
アウトローの滅びの美学を表した最後の西部劇と言われているらしいけど、
最後を飾るにはふさわしい、ほろりともする散り際も潔い、いい映画ですよ。

西部劇初心者にも
オススメ!

2012/06/06

アンダーグラウンドを見てきました。

湊川公園の地下?、パルシネマに初めていきました。 
幻の?映画? 
アンダーグラウンドを見るためです。 



この映画は1995年の映画で、フランス、ドイツ、ハンガリーの合作。監督はエミール・クストリッツァ。カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞 しました。 
ユーゴスラヴィアの歴史をベースとした 
ファンタジーというか 
戦争歴史物語というか 
むちゃくちゃというか 
ジプシーというか、 
混沌とした映画です。 
http://www.eiganokuni.com/ug/ 

映画は長くて170分もあります。 
上に貼った予告編をこの前、シネリーブルでやってて 
なんだかわかんないけど、あまりに奇妙で面白そうと思ったのです。 
そうしたら映画好きの友達が行っていてよさそうな事を言ってたので 
1週間だけの上映で行ける日が今日しかなく、 
歯医者の後、慌てて行ってきました。 
余り映画について深く知らずに行ってきたのです。 

そしたら、思ってたよりもすごい映画でした。 

今は無きユーゴスラビヴィア、ベオグラード、 
第二次世界大戦から映画は始まります。 
ナチスが攻め入って来て 
パルチザン達は吟遊詩人で共産党員ののマルコを中心に大きな勢力となっていきます。 
そこに入隊した電気技師のクロ。こいつがすごいやつで、 
現場に強いというか器用というか。 
インテリ的な所をマルコ、実戦をクロ。このコンビが暗躍して行く中、 
ナチスによる大爆撃、クロの負傷、ナチスによるパルチザン狩り。 
マルコはクロ達同士を地下の秘密基地みたいな大きな地下アパートみたいなところに隠します。地下の彼らは、兵器をつくり抵抗戦線、革命のため、時期をみて戦うつもりなのです。 

ナチスが去り、連合軍が入り、革命が起こり、 
時代はチトー政権となります。 
クロ達はチトーの革命のために地下で作戦を練ったりしてるわけですが、 
実は地上ではもうチトー政権は樹立され、 
マルコはまんまと大統領の側近になっています。 
しかし、地下のパルチザンの同士たちには、まだ戦争は終わってないと思わせて 
空襲警報をならしたり、過去の戦争映画をみせたりして、 
兵器を作らせ続け、マルコはそれを売って闇でもうけているのです。 

そして50年たち、チトー政権は彼の死亡と共になくなり、 
ユーゴスラヴィアは内戦へと向かい、、、 
マルコの悪事はばれて、地下の人達も自分たちが作った戦車をぶっぱなしたことで 
地上への道が繋がり、表に出る事になりそして。。。地上へ出ても 
そこは内戦、、、戦争なのです。 
そしてそこにはもう、ユーゴスラヴィアはないのです。 

ああ、複雑過ぎて 
説明が下手すぎる。 
サッカーのオシム監督が自分の母国の悲惨さについて語ったのを聞いたぐらいしか 
ユーゴに関する知識がない私です。 
この映画は、まだ内戦中の15年前に作られた映画で 
この監督、エミール・クストリッツァもユーゴの人です。 
なんて書くと、真面目で暗い映画かと思われますが、そんな事は全然ないんです。 

最初からこのクロがいるところには金管楽器の音楽隊が10名ほど、ずっとついてきます。ユーゴ民謡なんでしょうね、ジプシー音楽みたいな明る哀しいのをずっと吹き鳴らしています。ものすごくうるさい上に、動物がいっぱいでてきてザワザワしています。 
スクリーン上はいつも「動」で、留まる事をしらないようです。 

祖国の哀しさや、その祖国がもうない事を 
こんなに、カオスに明るく無茶苦茶に表現できることって 
普通の人ではできないと思います。 
もちろん、伏線はもっと色々あって書ききれません。 
こういうブログ→ http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20111007 
を読んだらもっとわかりやすく興味深く見れるはずです。 

複雑で難解な本を読み終わったら充実感を感じることがありますが、 
この映画を見終わったときもそんな気持ちでした。 
展開の早さに3時間弱もあったと思えません。 

見終わって、家に帰って、 
いろんなサイトでユーゴスラヴィアの歴史やチトー大統領、 
この監督の生い立ち等を読んでみて 
また、じわじわきています。 
こういう風に映画について多角的にその裏に描かれるテーマについて 
ネットで手軽に知る事ができる時代は 
すごいな、素晴らしいなと思います。 


フランスの?予告編

2012/06/01

謎でない女

この前、twitterで 
モテキの漫画家の久保ミツロウ(女子)がつぶやいた 

「友達が言ってた「元カレがすごくつまらないブログ書く彼女と結婚した」というのは、思い返す度にいろいろ考えさせられる。」 
https://twitter.com/kubo_3260/status/201885160986255361 

これは、深過ぎて笑える! 

いや、でも、 
キジカナみたいに 
>すごくつまらないブログ書く彼女 
のほうが、あんなにたくさんの男を手玉にとった上に 
直接的に貢がせて、最後にはあの世へ送らせられるんだから、 
こういう 
>すごくつまらないブログ書く彼女 
の方が、一般的には安心できるんかもしれないなあ。 

なんてね。 


写真は 
>すごくつまらないブログ書く彼女 
が ブログに貼りそうな写真w