2012/12/28

2012年私の映画の総括ランキング

 今年の新作に関しては31位の人生はビギナーズまではみんな好きな映画です。 
37位のJ•エドガーまでは良い映画と思います。 
好きな映画というのもは折に触れて断片を思い出す映画だと思うんです。全体的には許せなくても断片を愛せればそれは好きな映画ですよね。 
今年は旧作を含めて映画館で53本も見れたので悪くない年だったかな。 
改めて見てみるとアルゴは5位じゃないかも、11位のポールと変えてもいいかな。とか考えると終わらなくなるのでこれで決定にします。 

5位までの感想) 
今回1位を「サラの鍵にしたのは、1回目見たときは中の上ぐらいの気持ちだったんだけど何度も反芻する度に色々な感情を沸き起こさせられて、そして、小説もとりよせて読んでみて更に感動したからなのでした。今年、原作を読んだのは(もちろん日本語)3位の「ものすごくうるさくてありえないほど近い、とサラの鍵の2本だけです。どちらも見てから読んだのですが、読んでも良かった。映画も本も良い作品です。これからも何度も味わえる映画になりそうです。 
サラの鍵は実際にあったパリのユダヤ人を隔離して収容所に送り込んだ事件を現在のジャーナリストが明らかにしていく話。ものすごく〜は、9.11で父親を亡くした少年が勇気を取り戻して生きていこうとするまでの物語。どちらも感動します。 
2位の「ブラック•ブレッドは日本では無名のスペイン映画ですが、映像も内容もとても重く美しく哀しくてこちらも折に触れて思い出します。銀狐にとりかかる直前、その後の長い映画空白期間直前に見たART系の映画であったので特に永く刻まれたのかもしれません。少年少女の素晴らしい演技と大人達の腐った現実のリアルさがすごいです。 
4位の「哀しき獣は韓国映画でグロい暴力表現が一周回って楽しくさえある映画です。中国の貧民窟の朝鮮系の人たちが住むど田舎から訳あって、ソウルに殺人者として送り込まれた男の話。もう、すごい映画です、としか言えない。 
5位の「アルゴは、逃げて逃げて、逃げられるのか逃げれるのかダメなのか逃げられるのか?をイラン革命の時に実際にあったアメリカ人の大使館員の5人のグループをCIAの男一人が助け出す物語。こっちもすごく面白いです。久しぶりに映画でハラハラしました。 


ランキングとは関係なく広く皆さんにオススメしたい映画は 
サラの鍵 
ものすごくうるさくてありえないほど近い 
みんなで一緒に暮らしたら 
サニー 
007スカイフォール 
おとなのけんか 
アルゴ 
だなあ。 

ちょっと変わった映画が好きな人にお勧めするのは 
哀しき獣 
ブラックブレッド 
ポエトリー アグネスの詩 
宇宙人ポール 

そして男子には 
哀しき獣 
DRIVE 
裏切りのサーカス 
をおすすめします。 

年末年始、映画をたくさん見てくださいね 



一応貼っておきますランキング2012 


1位〜5位 (日付は見た日) 
1 サラの鍵 見てもっと泣いた。 02月01日 
2 ブラック•ブレッドを見て来たよ。ずーん  07月05日 
3 ものすごくうるさくて ありえないほど近い、を見て来た  02月23日 
4 哀しき獣 も 見て来た  01月20日 
5 アルゴ、を見てきた!  11月02日 

6位から10位 
6 星の旅人たち を見たよーん  06月23日 
7 みんなで一緒に暮らしたら、を見て来たよ〜〜〜!  11月30日 
8 孤島の王を見て来たのだ 05月16日 
9 サニー 見てきたぜい  07月11日 
10 ポエトリー アグネスの詩 も見せて頂きました。 04月06日 

11位〜20位 
11 宇宙人ポール を見た。 01月06日 
12 プロメテウス見て来たん〜!  09月20日 
13 ソハの地下水道、を見てきたんだよー。  11月08日 
14 007 スカイフォール見て来た♪ 12月12日 
15 おとなのけんか を見た。 03月12日 
16 ヒミズ 見てちょっと泣いた。 02月01日 
17 ミッドナイト•イン•パリを見て来たよ=♪ 05月30日 
18 映画『復活 尾崎豊 YOKOHAMA ARENA 1991.5.20』を見たよ 12月05日 
19 ブライズメイズを見たよ〜〜〜 05月25日 
20 少年と自転車も見たよ。 04月25日 


21位から30位 
21 アーティストを見て来たよ  04月19日 
22 そして、DRIVE を見たのでした。 04月27日 
23 ヘルプをみてきたよ 04月06日 
24 裏切りのサーカスを見たのだ。 04月25日 
25 アメイジングスパイダーマンを3Dで見てきたよ  07月26日 
26 パレルモ•シューティングを見たのだが  03月14日 
27 ミレニアム ドラゴン•タトゥーの女、も見た。 02月23日 
28 最強のふたり、見ました  10月29日 
29 11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち を見たぞ  06月22日 
30 ミステリーズ 運命のリスボン を見てしまいました。  12月05日 


31位からLAST 
31 人生はビギナーズ も見た  03月12日 
32 ヒューゴの不思議な発明を3Dで見た 03月08日 
33 ファミリー•ツリーを見たのだが 05月26日 
34 危険なメソッドを見てきたよ〜  11月30日 
35 映画館での屈辱と「デビルズ•ダブル」見て来た  01月20日 
36 シャーロック•ホームズ シャドウゲームを見て来たのだが 03月17日 
37 J•エドガーみてきた 02月15日 
38 ルート•アイリッシュを見た  04月13日 
39 声をかくす人、を見て来た  11月08日 
40 推理作家ポー 最期の5日間 もみたんよ  10月30日 
41 マイウェイ 12,000キロの真実 を見た。 01月25日 


長文失礼しましたw 
来年も50本は見るぞ!

2012/12/12

007 スカイフォール見て来た♪

007を見に、ミント神戸に行って席に座っていたら予告編が始まりました。そこにかかったのが、この007スカイフォールの予告。 
あれ?なんか間違ってない??この映画を見るのにこの予告と思ってたら、なんと、それは、OMEGAの時計のCMでした。映画の中のボンドが使ってるのがOMEGAの時計でそれの広告映像だったのでした!こんなん初めて〜〜〜 
さてさて、 
007スカイフォール



いや〜〜おもしろかったなあ。 

ミッションインポッシブルとか007とか寅さんとか、 
こういう不動のプログラムピクチャーは 
安定のおもしろさがあるなあ。 

最初にダニエル•グレイグのボンドを見たときは甘さが排除されたボンドでしっくりこなかったけど、何作も見てるとダニエル•グレイグ自身のしなやかさとかセクシーさとか大人の香りとかで、本当はこっちの方がボンドなんじゃないかとすら思えて来ました。 



いやーー。それにしても、もうみんなわかってますよね、のこのテーマ曲。 
特にここでは、55秒あたりからを聞いて欲しいんだけど、 
じゃんじゃらじゃんじゃーんじゃじゃん、じゃんじゃらじゃんじゃーんじゃじゃんの前の 
じゃじゃん!!! 
て、あるやない? 
今回のスカイフォールでは、プロローグで今回の引き金となる事件があって、 
タイトルと今回のテーマソング(アデル)に行く前に 
じゃじゃん!!!(それも1回だけ) 
だけを流して、後は流さへんねん。しゃれてる〜〜〜。その後、すぐにアデルのテーマソングと美しいタイトル映像になるんよ。 
でも、ほら、007を見に行ったらあの 
キムヨナがオリンピックでやってた一連の007のあれ!そのものを聴きたいやん! 
ニタっとして気持ちよくさせてほしいやん。 

でも、その007のテーマソング 
じゃじゃん!!!じゃじゃん!!!じゃんじゃらじゃんじゃーんじゃじゃん、じゃんじゃらじゃんじゃーんじゃじゃん(以下略) 
は、一番最後の一番ええ場面しか流れへんねん!(身悶えw 
ひっぱっといて〜ひっぱっといて〜〜〜からの!じゃじゃん!!!じゃじゃん!!!(くどい??w 

さて、内容については今の所何も書いていませんが、 
昔の007のぱろってるところあり、 
アストンマーチンでてきーの 
車のギアの上がぱかっとあきーの。 

MとボンドVSかつての諜報員(これがハビエル・バルデム!!)との戦い。 
敵がイマイチだとほんとにつまんないけど、今回の敵はバルデムなので迫力あります。 
途中、日本の軍艦島が出てきます(遠景は本物で戦ってるのはセット) 
そういう、おまけ面白さもあって、 
ストーリーは見たらわかるからええやんねw 

ただ〜〜〜〜 
お色気シーンが〜〜〜〜 
みじかすぎる〜〜〜〜〜 

昔のボンドの 
「任務完了〜〜からの〜〜ボンドガールと即ベッドになだれこむ〜〜〜」 
MI6の人「ボンドがどこにいるかわかりません(焦」 
the END 

みたいなのってやっぱり必要やと思うんだけど 
皆さんどうですか?? 

と、いうわけで、楽しませていただきました。 

評価 は   
 お正月映画としてみんなで年末年始に見てください〜〜〜 

  >すばらしい→映画館で見てください! 
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね 
  >普通→機会があったらみてください 
  >それ以下→微妙〜〜〜 

ちなみに暫定ランキングでは、 
14位ですね スカイフォール。 
ソハの地下水道 
おとなのけんか  
の間です。 

アメリカ版予告 




ものすごいハッカーとかプログラマーとか出てくるけど、 
SONYピクチャーなのでVAIOしか触らせてもらえんのが 
ちょっとかわいそす

2012/12/10

映画館で見た旧作ランキング2012

書き出すと止らなくなっちゃった。 
旧作はもう、見る予定がないので時代もバラバラだけどランキングを付けちゃおうと思います

( )内は製作年度 
1  アンダーグラウンドを見てきました。 06月05日 (1995年) 
2  夜の大捜査線 みてきた  01月05日 (1967年) 
3  ワイルドバンチを見て来たんだ 06月13日 (1969年) 
4  サウンドオブミュージックを見て来たよ。えーん 06月26日 (1965年) 
5  風と共に去りぬ、を見て来た  03月08日 (1939年) 
6  フレンチコネクションを見てきたよ 05月09日 (1971年) 
7  幕末太陽傳をみてきた!!  04月20日 (1942年) 
8  ダーティ•ハリーと銃特集 05月03日 (1971年) 
    (アイドルだった男 05月15日) 
9  ドクトル•ジバゴを見て来たよ  3月15日 (1965年) 
10 一枚のハガキ もついでに見てきました。 04月20日 (2011年) 
11 女家族を宝塚映画祭で見て来た 11月29日 (1961年) 
12 許されざる者、を見ましたが 06月13日 (1992年) 

今年は圧倒的にアンダーグラウンド! 
でも、思ったより最近の映画ですね。 
この映画は本当にすごいので、みなさんも年末年始のお休みでじっくり時間が取れるときがあったら心からお勧めします。 
10位までの映画は本気でオススメなので、まだ見れてない人方がいらしたら、旧作が100円の時に見てくださいね。 

一番古いのは風と共に去りぬ、1939年にあの映画を作るあの頃のアメリカはすごいなあ。そして、ワイルドバンチを見て、西部劇の面白さを知りました。感謝です。あれ以来、狐でもよく西部劇をかけてます。 

順位をつけたけど、許されざる者以外は私にはどれも良い映画でした。 
渡辺謙が許されざる者のリメイクを日本人ばかりでするらしいけど、 
はて、どうなるのかしら?意味がわからないなあ。 

来年も旧作映画を映画館で見たいと思います。日本映画の旧作もね。 

そして、生きておられる間に 
新藤兼人監督と若松孝二監督の映画を映画館で見れてよかったと思っています。 
(若松監督は新作だけど) 

暫定映画ランキング2012

なぜ、暫定かというと多分、12月にもうちょっと見るからです 
そして年末なので大作映画が続いてその映画達は上に上がってくると思われます 

1位~5位 
サラの鍵 見てもっと泣いた。 02月01日 
ブラック•ブレッドを見て来たよ。ずーん  07月05日 
ものすごくうるさくて ありえないほど近い、を見て来た  02月23日 
(ものすごくうるさくて ありえないほど近い、を読んだ 03月08日) 
哀しき獣 も 見て来た  01月20日 
アルゴ、を見てきた!  11月02日 

6位から10位 
星の旅人たち を見たよーん  06月23日 
みんなで一緒に暮らしたら、を見て来たよ~~~!  11月30日 
孤島の王を見て来たのだ 05月16日 
サニー 見てきたぜい  07月11日 
ポエトリー アグネスの詩 も見せて頂きました。 04月06日 

11位~20位 
宇宙人ポール を見た。 01月06日 
 (最初の猿の惑星と宇宙人ポール  01月06日) 
プロメテウス見て来たん~!  09月20日 
ソハの地下水道、を見てきたんだよー。  11月08日 
おとなのけんか を見た。 03月12日 
ヒミズ 見てちょっと泣いた。 02月01日 
ミッドナイト•イン•パリを見て来たよ=♪ 05月30日 
映画『復活 尾崎豊 YOKOHAMA ARENA 1991.5.20』を見たよ 12月05日 
ブライズメイズを見たよ~~~ 05月25日 
少年と自転車も見たよ。 04月25日 
アーティストを見て来たよ  04月19日 

21位から30位 
そして、DRIVE を見たのでした。 04月27日 
ヘルプをみてきたよ 04月06日 
裏切りのサーカスを見たのだ。 04月25日 
アメイジングスパイダーマンを3Dで見てきたよ  07月26日 
パレルモ•シューティングを見たのだが  03月14日 
ミレニアム ドラゴン•タトゥーの女、も見た。 02月23日 
最強のふたり、見ました  10月29日 
11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち を見たぞ  06月22日 
ミステリーズ 運命のリスボン を見てしまいました。  12月05日 
ヒューゴの不思議な発明を3Dで見た 03月08日 

31位から40位 
人生はビギナーズ も見た  03月12日 
ファミリー•ツリーを見たのだが 05月26日 
危険なメソッドを見てきたよ~  11月30日 
映画館での屈辱と「デビルズ•ダブル」見て来た  01月20日 
シャーロック•ホームズ シャドウゲームを見て来たのだが 03月17日 
J•エドガーみてきた 02月15日 
ルート•アイリッシュを見た  04月13日 
声をかくす人、を見て来た  11月08日 
推理作家ポー 最期の5日間 もみたんよ  10月30日 
マイウェイ 12,000キロの真実 を見た。 01月25日 

韓国映画をそんなに見てないのに結構上にいるなあ。 
(最下位も韓国映画だけど) 
今年、わかった事はミステリーはよくわからなくなって諦めるとおもしろくないので 
来年から見ないようにすること。 
もし、ミステリーで見たい役者や監督の映画を見るなら字幕でなく吹替えにすること。 
今年は夏休み映画の頃に狐の開店で忙しかったので、 
ビッグバジェットのおばかさんも見るタイプの映画をみれなかった。 
見たのはスパイダーマンぐらい。 

今年見たかったけど見逃した夏休みあたりの映画も書いておこう 
ダークナイト 
アベンジャーズ 
苦役列車 
桐島、部活やめるってよ 
ロック・オブ・エイジズ 
この辺り。これを見たら2本だてもしてるだろうし、あと10本みれなたあ

2012/12/06

ミステリーズ 運命のリスボン を見てしまいました。

ミステリーズ 運命のリスボン  
シネリーブルで見てきました。 
http://www.alcine-terran.com/mysteries/ 

なんと、4時間半もあります。 


予告編を見て、少年の感じとか重厚な感じ、私の好きなタイプだと思って楽しみにしていました。上映時間が1日に各1回づつしかないのでお休みでないと見れないので月曜日にいってきました。前半 後半で 2300円(通しの特別料金) 

この監督はポルトガルの巨匠、ラウル・ルイスで、と言っても彼の作品を見た事はありません。 

こういう長い映画は最初を良く見て把握してないとわかんなくなるからとかなり真剣に見ました。 

しかし、ストーリーが群像的に断続的に続き、その上登場人物の多さ、それもAさんという人がいたら、その人が別の国ではBさんとして登場していたり、ある人がAさんの娘だった~~、ここではええ人だけど、別の所では悪人とか、もう色々に複雑に絡み合って、そしてその上、豪華絢爛!美男美女だらけ(しかし知らぬ役者ばかり 

ああ、4時間半も見たのに、理解できてない。断続的にしか!!! 

帰ってちょっと落ち込んで映画評などのブログを読んでたら、1回でわかる人はいない、みたいな事をみんなが書いているw 幻を見てるように見る映画だとも。 
ちょっと自信を取り戻したけど、自分のアホさが露呈したような経験でした。 

でも、この映画もしばらくしてwowowなどで見返したら頭の中で繋がるのかもしれないなあ。 

詳しい解説は 
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/creview/20121012-OYT8T00670.htm 
これ等を見てください。 

だけど、悪くないと思います。誰か、挑戦して~~~~ 
評価 は   
 映画館で見るだけの価値ある映画です。私は理解できなかったけど 

  >すばらしい→映画館で見てください! 
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね 
  >普通→機会があったらみてください 
  >それ以下→微妙~~~ 


スペイン語の予告 

映画『復活 尾崎豊 YOKOHAMA ARENA 1991.5.20』を見たよ

この前に長尺の映画を見たのですが、 
そちらの話はまた後に。 

というわけで、今日は 
映画『復活 尾崎豊 YOKOHAMA ARENA 1991.5.20』を見てきました。 



特別料金で2000円もした 

昔はフィルムコンサートって行ってたけど(確か、死んだ後に見た事がある) 
今はシネマLIVEって言うんだって。 

ミント神戸のシネコンの一番小さいスクリーンの部屋でした。だけど、うちのそこそこ大きいテレビや店の80インチのプロジェクターで見るより全然大きいし、 
音も大きいので映画館で見るだけの迫力はあったと思います。 

1991年というと、もう、20年以上も前なので、カメラの鮮明度がイマイチだったな。 

そして、やっぱり、尾崎は若いままでした。 

フィルムコンサート(と、つい、言ってしまう)だと、見る方の作法がわかりませんw 
まだ、予告編の時に後ろの方から女の人の声で 
「静かにしてください!」 
という怒りを含んだ声を聞いたんだけど、予告編の時ならおしゃべりしたっていいやんね~。そして、ライブなんだから、最後に拍手したり小声で歌ったりしてもいいと思うんだけど、その所どうなんかしら?私は一番前の客だったので他の客の観覧態度はわからなかったんだけど、終始静かでした。 

このライブは尾崎の最後のLIVEツアーの初日で、色々間違えたりしたりして、そこを謝ったり、まだ若い25歳の男子としてのしゃべりの拙さもあって、そこに萌えました。 
もちろん、歌の部分の超絶に上手いところは間違ったにせよ完璧なんだけどね。 

MCのところとかで芝居がかってるのを久しぶりに見てたら、あの後、普通に生きてたら役者の道もあったんじゃないかなって思ったりしました。ほら、吉川とか大友とかあの頃のミュージシャンって今、結構歌いつつも役者してるやん。 

でも、岡村ちゃんタイプだったかもなあ。不器用だし。 

なんて思ったりして。 

FREEZE MOON がすごいよかったです☆ 

シネマLIVEなので評価はなしです 

BIRTHツアーは行こうと思ったんだけど、大学になって友達になった尾崎ファンが行かないっていうから辞めたんだよね。1人で行けばよかったのに。それを今も後悔してるんだ


2012/11/30

みんなで一緒に暮らしたら、を見て来たよ~~~!

危険なメソッドと2本だてでフランス映画、 
みんなで一緒に暮らしたら、を見てきました。 
シネリーブル。結構お年のお客さんが多かったです。



よく、私も酔っぱらったら言うんだけど、 
年取ったら、みんなで暮らそうよ~、っていうの、あるじゃない? 
あれを実践した話。ふむふむ。 
しかーし、そこはおフランスなんですわ~。 
さばけてる~~~! 
日本に置き換えられんw的な、事もあったりして。 

主要キャストはいつも仲良しの二組の夫婦と1人の男友達の、おじいさん、おばあさんたち。おじいさん達はちょっと知らない俳優さんなんだけど(フランスではきっと有名じゃないかな?)、二人のおばあさんは、1人はジェーン•フォンダで、もう1人がチャップリンの娘の、ジェラルディン•チャップリン。ジェラルディンに関してはドクトルジバゴでの娘時代しか知らないので、一気におばあさんになった感じでした。 

ジェーン•フォンダの夫婦は愛し合ってるんだけど、ご主人が痴呆が始まっていて心配で、その上ジェーンは末期の癌なのを隠しています。ジェラルディンの方はご主人は元々の活動家で怒りっぽくてガミガミ、でも、家は奥さんの遺産の家で、結構優雅に暮らしつつも、ちょっとケンるあるような二人。そしてもう1人の男友達はカメラマンで自由に暮らしてるけど一人だからちょっと淋しそう。(多分、奥さんは亡くなったか離婚したか) 

この5人、仲良くて集まってはシャンパン飲んで赤ワイン飲んで、料理を食べてわっはっは。。5人で集まってたら、ほんと、楽しそうなの! いつも右手に大きなワイングラス。って感じ。だけど、みんなの自由も大切にしたいし、で「みんなで暮らそうよ』なんて言ってみるけど、実践するつもりはないわけ。 

そんな中、カメラマンのおじいさんがデート中に(それも若い娼婦と)倒れてしまって、 
老人ホームに息子に(善意で)いれられてしまうの。それをこの4人が奪還に行って、それからみんなでジェラルディン夫婦のパリ郊外の結構大きな家で住む事になるんよ。 

1人、ちょっとかわいい男の子も大きな犬の散歩とみんなの世話と自分の研究してる民俗学の論文「高齢者の一番新しい住まい方@フランス」を書くために同居しちゃう。その彼とジェーンとのほのぼのした恋愛とはいかないまでもの情の通い合いがあったり、進んで、彼の研究のために老人の性欲について話したり。 

いや老人と性、そんな事を実は考える事も面倒くさいし、タブーな気もするのに、この映画ではそこは真正面からどんどん踏み込んでいきます。 
よくヤフーニュースなんかで、世界で一番性欲が薄いのが日本人で週に1回又はそれ以下で、一番強いのがアングロサクソンの方々で週6回!みたいなのがあるじゃない? 
だから、それが年をとっても同じ平行で行くとしたら、日本人は限りなく0に近づくけどアングロはその性欲の置き場に困るってことなんかしら?できなくても、したい、という気持ちに身悶える老人達がいるんよね。そこをどう処理するか、ていう話にも直接的に答えて行きます。それもおじいさんでなく、おばあさんが! 

色々考えさせられたり、ほんとに楽しい映画でした。 

ジェーン•フォンダがお洒落でかっこよくて。あんなおばあさんになりたいなあって思ったよ。そして、フランス人達の人生の楽しみ方。それがおじいさんやおばあさんになっても!この前の「星の旅人たち」のサンチャゴへの巡礼の映画でも思ったけど、ものすごくワインと食事をみんなで楽しむ感じ。あれは、ほんと、いいなあ。憧れる。私はお酒も好きだけどその呑む場も好きなので、そういうのを楽しめる仲間がいるっていいなあって思うんだな~ 

評価 は   
 私は好きなので映画館で見て欲しいけど、テレビでも充分なのでDVD化されたら絶対見て欲しいなあ。 

  >すばらしい→映画館で見てください! 
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね 
  >普通→機会があったらみてください 
  >それ以下→微妙~~~ 


フランス版 予告 
洒落とる~

危険なメソッドを見てきたよ~

シネリーブルで危険なメソッドを見てきました。 



ユングとフロイトが出会い、師弟関係としての蜜月、別れの期間のお話、そしてその二人に関わった1人の美しい患者の物語です。 

この患者を演じているのが、キーラ•ナイトレイで、彼女が超美人なのはみなさんよく知ってると思うけど、その彼女が統合失調症の役なので、ものすごく暴れてほんとにひどい顔をさらけだすのです。顎が信じられないぐらいに延びて、、、私はあまりの怪演にキーラの顔を申し訳なくて直視できないぐらいでした。 

最初にキーラが演じるユダヤ系ロシア人のザビーナ・シュピールラインがユングの病院に入院してきます。もう、馬車から飛び出さんばかりに暴れて、、、。話すことも脈絡なく、本当に凄まじい状態です。ユングはその時、新しい方法だった対話式の談話療法を使ってザビーナのトラウマをあぶり出します。その談話療法を考え出したのがフロイトであり、ユングの憧れの人です。そしてもちろん、そのトラウマとはこの頃の精神療法にありがちな性に関するトラウマです。 

この頃の女性は性的に抑圧されていたから、ヒステリーをおこしがちだったと何かの本で読んだ事があるけど、本当に、それだけで解消できるのかなあ。この頃の女性は娯楽も少なくて、性だけでなく他にも様々なたくさんの抑圧を受けていたと思うので、その中で最も直接的で簡単な解消法が性的な処方だったとしか思えないんだけど。 

まあ、その事はおいといて、ザビーナは自分のトラウマの性的な部分を対話療法で知って性に関して貪欲になって(私的には貪欲だと思わされて)ユングと不倫関係になっていきます。 
実はザビーナは地頭はよくて、良家の出のお嬢さんなので、通院しながらつまり、ユングと付き合いながら医学部へ通って医師、それも精神科の医師となります。ユングから子供を作る事を拒まれたザビーナは破局してウイーンへ、そこでフロイトに師事します。 

ユングとフロイトはザビーナの治療や研究からたくさんの刺激とアイデアを受けて、その後の彼らの論文にや考え方にたくさんの影響を与えたということです。 

この映画は、ユングとフロイトの二人の関係性について深い知識をもってた方がもっと理解できたと思います。私はまだまだ浅かったです。 

ただ、ユングとフロイトが熱烈に感化されあっていたのに別れる要因が、 
フロイトからすると、ユングがどんどんオカルト的なものに興味を持って行って、それを精神の分析にもつかおうとしたのに嫌気がさしたこと、 
ユングからすると、分析の結果をなんでも「性」に結びつけることに嫌気がさしたこと、 
だと思うんだけど、このどっちのタイプも嫌やわ~~~w 

監督はクローネンバーグで、すごい暴力的なシーンがあるかと思ったけど、そういう所はありませんでした。 

評価 は   
 ユングとフロイトに興味のある人はDVD化されたら見てください 

  >すばらしい→映画館で見てください! 
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね 
  >普通→機会があったらみてください 
  >それ以下→微妙~~~ 

あんまり変わらないけど、アメリカ版予告 

2012/11/29

女家族を宝塚映画祭で見て来た

宝塚映画祭に行ってきました。
友達がその宝塚映画祭の実行委員をしていたりしていて、気になっていた映画祭。それも何度か寄せていただいている小さな映画館、売布神社駅のしねぴぴあであるとあって楽しみにしていました。


しかし、最近、私はあまり空き時間のない日々を送っているので見に行けるのは月曜日だけ。本当は見たかった、ジャック•ブラックの「僕らのミライへ逆回転」は月曜にやってなかったので、1961年の古い日本映画「女家族」を見てきました。ポスターを見てたらモノクロかと思ったけど、カラーの映画でした。


フィルムの状態があまりよくなくて、少し揺れるような感じもあり、タイトルを見ているときは少し不安だったんだけど、すぐにストーリーに集中できてそれも感じなくなりました。いい体験でした。

大阪近郊の千里山で暮らす母親と3人の娘達と長女の小学生の娘と。長女はご主人を亡くし、次女と三女はキャリアウーマン。父親の恩給と長女の洋裁の腕と次女と三女のお給料でつつましく暮らしているように見えます。わりと大きな一軒家に住んでいて、そこそこのおうちの人であったと思われます。

あの時代、たくさんの姉妹で関西、と来れば、細雪を連想させますが、ああいう絢爛豪華な錦絵的な話ではなく、お見合いをしたり、旅行にも行ったりするけどかなり庶民派。だけど、次女は鉄鋼関係の商社の事務をしていて、三女はナショナルのショールームで働いているからあの時代では都会のおしゃれなお嬢さんなのです。

演じているのは長女が新珠三千代、次女が久我美子でこの二人がとても美しく、三女は知らない女優さんで活発そうな足の太いタイプの女の子でした。

そんな中、次女や三女に見合い話が持ち上がりますが長女はその話を心から喜べません。まあ、簡単に言うと少しヒスで欲求不満なんですね。次女の不倫や三女の結婚などを絡めて女ばかりの家族はいつも小競り合い。みんな自分のことばかりでお母さんはこんな風に育てたのではないと寝込んでしまいます。お母さんも、私は誰が見てくれるの??的な事もいっちゃうし。

女のイヤな所が満載の映画、、、とも言えます。

だけど、そのストーリー性よりも、その時代の風俗や人々のファッションや家の様子、立ち居振る舞いなどを見てるだけで面白いのです。この映画は、宝塚に映画の撮影所があったときの宝塚映画の作品でロケーションはオール関西ロケ。

あの、今、新しくなった梅田の阪急デパートも、中之島の大きな会社が並んでいる所も宝塚温泉の様子など全てを、自分の近所の昔の様子として楽しむ事が出来ます。

この宝塚映画祭は、宝塚に日本一の撮影所であった頃の映画を見直そうと始まったそうですが、この映画、女家族は、宝塚映画祭で見るには今年一番のコンテンツなんではないでしょうか?
大変楽しめたので、来年も宝塚映画祭では関西ぽい映画を見に行こうと思っています。

宝塚映画祭は30日金曜日まで

2012/11/12

慎太郎と純一郎

暗い事ばかり書いたのでアホなことも。 

80を超えて、また政界に進出しちゃうおじいさん、慎太郎。 
世の中から忘れ去られる事がそんなに恐いのか? 
彼のポリシーは嫌いな方ではないけど、老体にむち打って?冷や水?でやるのってかっこ悪いなあと思うのです。 
彼ほど時代の風雲児だった人なら、余生もご意見番としてのじーさんの席が用意されて仲間から大切にしてもらえると思うののに。 

それから比べたら、純一郎は、早々と引退してオペラに歌舞伎においしい酒を呑んで文化的に暮らしているようで、ほんと、羨ましい。その上、独身を通してるので身軽だろうし、女友達もたくさんいそうだし。 

彼に似たタイプで護煕もいるけど、彼の場合、先祖が偉大すぎてちょっと大変そうだよね。 

あと、茂木健一郎と仲良しの、信哉って人もいるけど、彼の場合は彼自体が何をしたのか?何者なのかが衆知されてない哀しさがあるし、じーさんばーさんがかっこ良過ぎる! 

ということで、現役時代にブッシュJrとプレスリー娘の前でもあんなにはっちゃけられたぐらいに天然な純一郎の老後が一番楽しそう!という事で彼をMr.隠居 としたいと思います。 



しかし、この慎太郎と純一郎の差は 
クリエーターとそうでない人の違いなのかもしれません。 

この前も週刊誌をみてたら、ユーミンの事を声がでない、アルバムが売れない、それと比べて同世代の達郎とまりあとの差よ、などと揶揄されていて、ファンでもないけどひどい書かれように可哀想になったんだけど、あれはユーミンが「クリエーターの性」を持った人であるから隠居できずに何かを作り続けていかねばならない衝動にがんじがらめにされてるのじゃないか、と思うのです。 

慎太郎は、彼の行動や彼自身が思ってる所の美学自体が作品というか、慎太郎自体が現代アートしてしまってるように思えてしまいます。だから、彼の散り際をどのように〆るか、ただそれだけのために寿命と照らし合わせて、ちょっと焦ってるのかもな?と思うのです。 
同じ様に、ポリシーは全く逆だけど、ヨーコ オノも締めくくり方を考えてる1人かな?とも思います。多分ね。 

私は、アートを見るのは好きだけど、クリエーターでは全くない鑑賞者なので、純一郎的にある程度で隠居して、自分の見たいものを見て好きな物を食べて気のあった人達と美味しいお酒を飲んで暮らせたらいいなあと夢見つつ働く日々です

見張っていた人

この前の日記、全裸、にも書きましたが、あの尼崎の事件でもう一つ気になる事が。 

香川県の家族をめちゃくちゃにされた家のお父さんの事。 
おばはん一家に家を占拠され、暴行を受け奴隷状態にされる。 
一家離散のうえ兄と長女を殺され、数千万円を奪われる。 

警察に相談するが、捜査してもらえない!! 

偽名を使い、きっとあいつらはボロが出るはずと尼崎に潜伏して 
おばはん一派を見張り続ける。 
ドラム缶事件発覚後、警察に駆け込み重要な情報提供をした、というお父さんのこと! 
あの、全裸で親戚に借金をしに行かされたお父さんのことです。 

かなり裕福で健全で田舎であっても娘を海外に留学させたりして、文化的なレベルは高かったと思われます。 
私も田舎ぐらしだったので、よくわかるけど、こういう家って田舎ではあまりないのです。 
これは、きっとそのお父さんとお母さんの先見の目があったんだろうし娘達の未来に投資できるタイプであったのでしょう。きっと、田舎では尊敬されて羨望の目で見られるタイプの家族と思うのです。これが、どうやってだかわからんけど、ひどいやつを更生させるはめになり、(もしかして代々民生委員とか保護司とかをやっていた家だった??)あんなことになったと思うと、ほんとにやるせない気持ちになります。 

その田舎では、良いところのおうちで心地よく暮らしていたお父さんが、 
あの生き馬の目を抜くような尼崎で偽名をつかってきっと日雇い的な仕事をしながら見張っていたことを思うと心が痛くなります。警察には絶望しながらも、時期を見計らってドラム缶事件が発覚するとすかさず警察へ行って素晴らしいタイミングでおばはん一派の情報を提供できるとは本当に賢い人なのでしょう。 

この事件に関してはこのお父さんがいなかったら、ただの単体の猟奇殺人で終わってたかもしれません。このお父さんの屈辱と功績、警察のひどさ、あの一派の筆舌に尽くしがたい暴力と狂気と凶暴さ、については、風化させたにために、時期がきたらお父さんを主役でちゃんとした映画にしなくてはいけない、誰かしてくれ、と思うのです

全裸

この前見た、ソハの地下水道の冒頭で 
全裸の女達、ユダヤ人でしょう、若いのも子供もおばあさんも10人ぐらいが森の中を走って逃げてる中、ナチス兵に狩りを楽しむように撃たれて殺されてしまうという凄惨な場面がありました。 

楽園追放されて初めて裸が恥ずかしいことに気付いたという事にもある通り、お風呂やベッド以外での全裸ほど一般的な常識人が恥ずかしいと思うことはないのではないでしょうか? 

それが衆人の中で行われたとしたら? 

ここ最近、尼崎の事件が発覚したあたりがちょうど、新しい店の開店時期でテレビを全くみれないので新聞などで細々と事件を追っていたのですが、一番あの事件でわからない事が(いや、わからない事だらけだけど)全裸で老夫婦が庭で立たされていて水をかけられたのをたくさんの人が見ていた、そして全裸で老夫婦が親戚の家に借金を申し込みに来た、など、他にもあの事件で色んな人が犯人の家で全裸にされていた、という点。 

もし、自分が理不尽なことで捕われて全裸にさせられたら? 
恥ずかしくて逃げ場もなくて何もできなくなってしまうでしょうね。 
全裸って恥ずかしい上に、自分を守る物を何一つ持つ事ができないのですから。 


この前、実家に帰った時にシベリア抑留された方達の絵画として完成された「シベリア抑留と引き揚げの『記憶』展」でも抑留者達が全裸にされて色々と検査されてる絵があったけど、全裸の、人を萎えさせる力ははんぱないな、と思うのです。 

尼崎の事件では、その異様な全裸状態を親戚の人達が警察に通報しても全く民事不介入で動かなかった事がほんま、理解できません。今回、人が殺された事を目視して初めて事件の内容がこんな風に明らかになったことを思うと、自分や大切な人達がもし異常者に絡めとられたら?誰が助け出してくれるのだろうと本気で不安になります。警察は、全裸という言葉の裏に、性的にも人格的にもひどく虐待され破壊されたであろう事を感じとれなかったのでしょうか。 

尼崎のあの人は、その全裸の持つ破壊力を熟知していて、(もしかして自分が刑務所か少年院みたいなところで経験した?)、それを実践したんだと思います。 
ほんま、そう思うと、○○みたいな女や、の○○に入れる言葉も見つからないぐらいに人としてひどい、と思うのです。