2013/01/29

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日を3Dで見て来た。

珍しい事もあるもんです。うちのおじさんと二人で「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」を3Dで見てきました。 

前に「エグゼクティブシート」がある映画館の会員だというのを書いた事がある、そのHAT灘の中にある109シネマズ
このシネコンには10のスクリーンがあって、その中にはエグゼクティブシートていう飛行機のビジネスクラスみたいにリクライニングできる豪華な椅子と横に飲み物等を置けるミニデスクのある映画館が3つあります。封切りの早いうちはエグゼクティブシートのある映画館で上映される事が多く、このパイもエグゼクティブwなスクリーンでした。 
私は会員になってるので、このシートに空いてたらもちろん通常価格で見れるのですが、なんとこの会員だと7人までw友達も同じこのシートに座れるんですわ! 
ということでおじさんも私もエグゼクティブ! 
私のビールとおじさんのコーヒーとホットドックとスイスの有名チョコの入ったチョコパイを買い込んで映画鑑賞。かなりのエグゼクティブです。 

さて、パイの話。監督はブロークバックマウンテンのアジアの巨匠、アン・リー。



このライフ・オブ・パイのパイはインド人の男の子の名前です。 
この映画の感想を書くのは難しいな。ネタばれはしなく書くのは難しくて、はて、何から書こうかな。 

パイは頭の良くて好奇心旺盛な男の子。この映画で私は初めて知ったのですが、彼はカトリック•ヒンドゥーだと自分の宗教について語っています。ヒンドゥーも八百万の神々を信じる宗派ですがその中にキリストさえ入れちゃうのね。そうなんだ~。と思ってたら、パイは色んな神様に興味があって、イスラム教にまで入信しちゃう。小学生なのに神様への探究心はとても深いのです。このたくさんの神様を巡る話が前半の多くの時間をさいて語られます。ここは、一般の日本人にはそんなに共感できるところではないだろうなあ、と思ってたら私の隣のうちのおじさんのその隣のおっさん!もうこの辺りでぐーすか、それもでっかいイビキをかいて寝だしました。その後、ずっと!そのおさーんは寝続けたのです、イビキもどんどんでっかくなります。私が隣ならおさーんをちょっと起こして、いびきだけは止めてくださいって言うと思うぐらいの、騒音!!!ああ、むかつくわ! 
というわけで、おっさんが寝続けられる、そういう、静かな映画なのです。パイは。 

私は実はもっと少年と虎が小舟に1人と一匹!食うや食われるや!はらはら!な、展開を予想していました。 
例えば、最近久しぶりに見た映画、ザ•ワイルド(1997) 


この動画の3分ぐらいからの熊VSアンソニー•ホプキンス!みたいな感じとか! 
*この映画に出てくるヒグマは「Bart the Bear」という賢い人気熊さんで本物!かわいく演技する熊なら想像できるけど戦う熊を演じれるってすごくない? 
この映画ザ•ワイルドは熊を見るだけでも価値があるパイの映画とも共通したサバイバル映画なので後1本何を借りようかと思った時のDVDにお勧めします* 

ザ•ワイルドの熊と違って、この映画の虎はナルニア国のライオンを作ったCGの会社が作った虎です。本物の虎も動物園で見るとほれぼれするぐらい美しいですよね。百獣の王のライオンなんか地味じゃない?虎の毛並みとくっきりした柄と耳の後ろの白いところとか、本当に綺麗ですよね。でもパイの虎はCGなので、もっと美しいです。夢のような虎なんよね。 
そして、海、パイと虎が小舟で投げ出される海。これもまたものすごく夢のように美しい。満天の星空とクラゲが地平線まで続くキラキラと美しい虎と少年。ファンタジーの世界です。 
パイは本名はピシン・モリトール・パテルと言って、おじさんによって世界で一番美しいというフランスのプールから名付けられた名前です。だから、この映画の最初からそのプールの美しさが印象的に描かれます。その水の美しさ、これもCGなんだけど、その水が3Dで目の前までゆらゆらとまばゆく広がります。そして、海、これも目の前で荒れ狂ったりぴたりと静かになったり豊穣をもたらしたりと3Dの効果とCGを今ある技術の最高峰まで使って作りこんでいったのではないかと思わせます。アン・リーは虎の獰猛さよりも水のスゴさを映画化したかったんじゃないかなと想像するぐらいに。 

さて、パイは虎とどのように距離を作って漂流しながら暮らして行くのか、自分をどのように見つめ直すのか、これは最初に語られた神との対話になっていきます。神はなぜ試練を与えるのか、何を望んでいるのか、それをサバイバルしながら自分の中に根付かせていくパイ。この旅は神について考える旅なのです。 

感想がだんだん変になってきました。 
きっと他の人はもっとわかりやすいレビューを書くでしょう。 
ま、だけど、これは私の日記だからいいよねw 

見終わっての感想は人それぞれなんじゃないかな。私にはCGが美し過ぎてサバイバルに感じられずにファンタジーとして見た、そんな映画でした。 


評価 は   
 これは映画館で見るなら必ず3Dでなければいけません。吹替えでも可。ナレーションの部分が主なのでそんなに違和感ないです。(私は吹替えで見た) 
 すばらしい!みんな見て!というほどでもないけれど、見るなら3Dって感じかな 
 これを見たらさっきの『ザ・ワイルド』(原題:The Edge)も見てくださいねw 
  

  >すばらしい→映画館で見てください! 
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね 
  >普通→機会があったらみてください 
  >それ以下→微妙~~~ 


アメリカ版予告! 
この予告、いい!!!この水の美しさよ!

2013/01/28

ツボ

人間の身体にはツボが350個ほどあるとかないとか。 
鍼灸師の友人に言わすと町のマッサージには何も効果がないとか嘘だとか 
カフェに来てくださる有名医師のせんせの話では町のマッサージで肋骨を折って駆け込む人も多いとか、それに私ってスピリチュアルな事を嫌ってるんですけど 
ああ、それでも 
最近は立ち仕事が多くて、お風呂のあとなんかに 
「足裏を揉まれたい!!!」という衝動に駆られます。 

実際何度か体験してみても、上半身のマッサージをされてもそんなに気持ちよくないし、終わってもさっぱりしないのに、膝から下、特に足裏をもみもみしてもらうとうっとりしてしまうんです。 

私の好きなタイプの揉まれ方は 
まず、くるぶしから下を温浴してもらって途中からモミモミとしてもらう。 
ある所では温浴して粗塩でマッサージしてくれたり、足浴マシーンでわああっとジャグジーみたいにされたり、お湯自体が石けんぽいやつでしばらく置いてから丁寧にマッサージしてくれるところがあるけど、私の一番のタイプは熱めのお湯にしばらく浸してくれてジャグジータイプで途中から丁寧にマッサージされたいの。 
そして、足を揉むんだけど、これが保湿クリームで揉むか、アロマオイルで揉むかで価格が変わります。私はこれはどっちでもいいの。あんまり変わらないし。 
そして片方の足裏から揉まれるわけだけど、その時にどこを特に揉まれたいか聞いて欲しいのよね。私はいつも土踏まずを押されたい欲求が強いのでそこは丁寧にされたいです。ちょっと痛きもちよいぐらいにしてほしい。全体的にね。 
そしてアキレス腱からふくらはぎを揉まれるんだけどそこもクリーム等で直接的に強めに流してほしいです。膝裏のリンパあたりもごりごりされたい。 
そして最後に土踏まずにもどってくれたらさいこーなんだけどな。 

上手い人にもんでもらうと足が軽くなります。立ち続けてぺったんこだった足裏がふっくらしたような気になる。 

よく足裏の絵でこのツボがこの内蔵に効く、なんてのは嘘だっていうけど、 
ホントであってほしい、、、のよねw 

アシモミのお姉さんたちが、お風呂でもよく揉んだ方がいいですよ、というので最近はお風呂の中に揉み棒を持って行ってゴリゴリしてるけど、ああ、やっぱり誰かにして欲しいよ。それからお風呂の後は足のツボを刺激しつつ足の指を広げる軍足みたいなのを履いてるけど、それだけじゃねえ。 

宝くじ当たったら専属の足揉み師を雇いたいわ。と、思う今日この頃。 
もしかして、私にとって足ツボマッサージって男の人にとっての風俗みたいなもんじゃないかとすら思えてくるのw 

でも、実は、赤の他人の別の人に自分の足の裏を揉んでもらうのは悪いなあと思っています。いつも足の裏を揉んでもらっていると聖書のキリストが弟子の足を洗ってくれたの図、を思い出して申し訳なくなってしまいます。それと同時に小学生の頃に夜に布団の中に入ってもう寝る用意をしてるときにここって気持ちいいでしょ?と母親が土踏まずを揉んでくれてとても気持ちよくなった事を甘酸っぱく思い出すのです。この相反する二つの思い。この相互作用もあって快感を覚えるのかもしれません。 

ああ、それにしても私のオフの一番の過ごし方は映画見てちょっとショッピングして最後に足モミモミ。 
1人で過ごすならこれ以上の贅沢はないわあ。 
ああ、明日行こうかな~お休みだし。 

写真は次の休みに髪の毛切りたい@新世界あたり

2013/01/25

実は買っていた Kindle FIRE HD

機械好きの私としては、もうiPadには飽きてきて 
なーにか新しくておもしろいものがないかなあと思って昨年、クリスマスプレゼント?と言う事で、新しいキンドルのKindle FIRE HDを買ってました

大きさの比較は初代iPadと。 


でも、仕事の忙しさや長い風邪などのおかげであまりじっくり向き合う事ができてなかったのだけど、やっと!最近おもしろさがわかってきたのです。 

その前に、面白さ以前に一番ええなあ、と思うのが、この公式のカバーです。 

色もたくさんあって私は柿色、というのを選びました。レザーで手触りがよくて気に入ってます。これは開けると 

自動的に電源がつくようになっていて快適です。カバーの蓋をたてかけて机等に置いたままで色々出来るようになっています。 

さて、キンドルというと電子書籍だけ、のイメージですが、この、Kindle FIRE HDはiPadなどのタブレット端末と同じように、ネットをしたり、写真をみたり、音楽を聴いたりできます。 
しかし、私は全くPCに繋いでないので、拡張機能についてはどうもまだわかってませんw 
これは、時間をかけてゆっくり報告したいと思います。 

今の所、使ってるのはネット閲覧及びtwitterぐらいの書き記し、それと電子書籍です。 

電子書籍についてはiPadでも何度かチャレンジしたのですが、どうも読みにくくて断念していました。 

と言う訳でこのKindle FIRE HDで本を購入、ぱらぱらと読んでいたのですが、最初に買った本がそんなに好きでもないアガサ•クリスティーだったので、どうもわくわく感がなくで数ページをよんでほったらかしにしていました。 

キンドルはiPhoneやiPadにもアプリがあってそれを使っても同じ本が読めるのですが、そのアガサの本も同じで、ある日、ランチに行って手持ち無沙汰だったときにその本をiPhoneで読み進めてみたのです。すると、結構面白くなって来た! 
Kindle FIRE HDを買ったのに、読んでるのはiPhoneの小さな画面という本末転倒な状態にしばらくなってたのですが、その移行できる気軽さからその続きを家でKindle FIRE HDで読み出すとサクサク読めるようになってきました。 

私の家のリビングは薄暗くて、特に夜は天井のシーリングライトを点けず、ペンダントライトと間接照明をつけてるだけなのですが、それだと本を読む時に手元のライトを点けねばならず、それがどうも明る過ぎアナログの本を読みにくくなっていました。 
しかしKindle FIRE HDはバックライト付きなので、夜でもすいすい読めます。かっこつけずにフォントを少し大きくしてソファーに寝っ転がって読んだら読みやすくなりました!キンドルを読む姿勢がわかったってかんじ。 

キンドルはセール本があったり、立ち読みで10ページほど読めたりするのですが、立ち読みでこの前読んでおもしろかった原田マハの「楽園のカンヴァス」がセールになってたので買ってみて読んでみると楽しくて昨日は朝の4時頃に読み終えました。 
この朝まで本を読む感覚、久しぶりだったのでちょっとうれしいです。 

電子書籍についてはここまで〜。 
その他のKindle FIRE HDについては、ブルートゥースキーボードを買ってから研究したいと思います!

2013/01/23

レ•ミゼラブル、やっと見れた

3本見た日の一番最初にみたのは、レ•ミゼラブル、でした。 



この映画、なぜだかものすごい人気で、別の映画を見に行ったときでも三宮の映画館が満席!!そしてその次の回も残りわずか!とかで、私の中のテンションと周りの盛り上がりの差にちょっと気後れw この感じ、「最強の二人」のさらに倍!!みたいな。 

さて(いつものように?) 
妹の飢えて可哀想な子供のためにパンを盗んだジャン•バルジャンは19年も牢獄に入れられてやっと仮出獄できたけれど、食べる事にさえ困る始末で教会の屋根の下でげっそり佇んでいる所を、司祭さんに助けられて教会でおいしい食事と暖かい寝床を用意してもらえます。パン一つのお陰で身をやつしてしまったジャン•バルジャンは心も荒れ果てていて、教会の銀器や金目の物を盗んで出て行ってしまうのです。しかし、そこを捕まってしまうジャン•バルジャン。教会の司祭さんの前で悪事を明らかにされてまた監獄暮らしかと思ったところ、司祭さんは「いや、これらの物は彼にあげたものなんだよ。さあ、この一番上等の銀の燭台のペアも忘れてるじゃないか、これを持って君の助けにしなさい。」と、彼を許し彼を改心させて後の人生を変えるのです。 

このエピソードはあぁ無情の中でも有名ですよね。私も好きな場面です。 
民法では万引きする事は罪だけれど、キリストの前ではそれが飢えをしのぐためであればキリスト教の法、教会法では罪ではないと聞いた事がありますが、これはそういう神がパンを与えて罪を許す事を示しているのだと思うのです。 

ジャン•バルジャンは、皆さんも知ってるようにその後成功して市長になったり、娼婦の子供コゼットを助けたり、フランス革命のレジスタンス達と戦ったりその間、ずっとシャベール警部に追いかけられたりします。 

その場面場面を美しく歌い上げながらやり過ごしていくので、一つ一つに時間がかかって、それもやたら歌っている人の顔のドアップがでっっかいスクリーンに映し出されるので、ああ、歌は1番だけでええやろ、ああ、永いなあと思ってしまったのも事実。 

美しく荘厳で名作風の映画、なんて言ったら怒られるかな? 

最後ジャン•バルジャンが死んでしまうところではやはり、(みんな知ってるからネタばれじゃないよね?)泣かされてしまいました。涙が止らなかったです。でも、これは内容に感動してというよりも、音楽の力、これに泣かされたというのが正直な所。悲しい場面にスポットライト、大層で厳かな音楽。あれで泣かない人はすごいとさえ思わせる泣き映画でした。 

ジャン•バルジャンのヒュー•ジャックマンは好きだし、いい身体だし。私は彼をポスト「チャールトン•ヘストン」と思っているので、もっと歴史大作とかでどんどん半裸を見せてほしいと思います。他の役者たちも歌がうまくて美しい人達ばかりで、とても感動的でした。あと、パルチザンのリーダーがかっこよかったな。彼を別の作品でもみたいよ。 
道化役のサシャ・バロン・コーエンと、ヘレナ・ボナム=カーターは必要だったのかな?二人ともくどいタイプなので、もうちょっとさらっとしても良かったのかもね。 

評価 は   
 そこまでええかな?とまた天の邪鬼。 
 音楽が好きなら映画館で。そうでもなかったら機会があれば! 

  >すばらしい→映画館で見てください! 
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね 
  >普通→機会があったらみてください 
  >それ以下→微妙~~~ 

アメリカ版予告編 

2013/01/22

LOOPER/ルーパー 見て来たよ

ホビット2回目を見た日はもう1週間も前なんだけど、 
その日にあと2本、映画をみました。 

2本目に見たのは 
ちょっとかわった映画 
LOOPER/ルーパー 



タイムループものであり、近未来SFものであり、 
変則的なスナイパー物であり、 
途中から西部劇みたいな、 
そしてオーメン的な、、、映画。 

この映画は、色々あって殺し屋になった男の仕事は 
30年後のギャング達が殺したいヤツがタイムループして目の前に現れてそれを殺すこと。ある時まではそれがうまくいっていたのに、今回はその殺す相手が、30年後の自分!!殺せんし逃げるし、追いかけるのは自分だし殺さなあかんやつもおじんになった自分やし。そして殺す相手を逃がすと自分はギャング達に殺される!!!俺があいつであいつが俺で、じゃなくて、俺が俺であいつがおじんになった俺で!なわけ。 
というのは、半分ぐらいまでのハラハラSF近未来描写で、 
後の半分は、おじんの自分に話を聞いてみたらこっちに来たのは30年後の世界で悪の大魔神みたいになってるヤツがいて、そいつの子供時代を見つけてだしてその子を殺すために来たとかいうやない? 

30年後の悪の権化みたいになる子供は田舎の穀物畑の中にぽつんと一軒家に母親と二人で暮らしていて、情が通ってこの二人を守る事になる今の自分と、それを殺しに来るおじんの自分。ここから映画はシェーンみたいに、ならず者から母子を守るガンマンみたいな話になります。 

こう稚拙な文章で書いてみるとおもんないように思えていたけど、かなり面白いですw 
若い自分は、私も好きなイタリアンぽいイケメンのジョゼフ・ゴードン=レヴィットなんだけど、おじんの自分はブルース・ウィリスなん。それで、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットはブルース・ウィリスに似せるために、不細工に顔を改変させられてんねんw 
30年後の自分が急に現れてはげちらかしてたら、それだけでも落ち込むよなあ。 

でも、今、急に30年後の自分が現れたら、自分ってわかるんかしらん? 

評価 は   
 ヒマな日に、DVDになったらみたらいいと思う。損はしないよ! 

  >すばらしい→映画館で見てください! 
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね 
  >普通→機会があったらみてください 
  >それ以下→微妙~~~ 

アメリカ版予告 

かっこええ。この予告見たら見たくなるな 

2013/01/16

ロード・オブ・ザ・リングと聖書

それにしても、いろんなブログとかレビューとかを読んでも聖書とロード・オブ・ザ・リングの結びつきを書いてるのがないんだけど、あれって私が聞いた人だけが言ってる事なのかしら??うーむ 

と思ってぐぐってみるとこういう論文にたどりつきました 


『ロード・オブ・ザ・リング』における神学 

J. R. R. トールキンの『ロード・オブ・ザ・リング』は、出版当初あまりよく売れない本だった。しかし年を経ていくうちに多くの人に読まれるようになり、今ではこの作品を知らない人はほとんどいない。今世紀の映画化によって、『ロード・オブ・ザ・リング』は世界中にその名を知らしめることとなった。 トールキンの作品は様々な要素を豊かに含んでいる。彼はミドルアースの歴史を作り、独自の言語を作り、登場人物たちの背景についても詳細に渡るまで書いた。さらにトールキンは伝説や神話、そして聖書などの要素を取り入れてこの作品を書き上げた。トールキン自身はこの作品にアレゴリーはないと述べているが、作者がカトリックの信者であったことから、作品の中に聖書的意味を見出すことは可能なものと思われる。例えば善と悪の戦い、登場人物の成長などが挙げられる。登場人物たちはそれぞれが役割を持ちながら、時折キリト的な性質に変わる。ガンダルフは戦いの後に蘇生して白のガンダルフへと生まれ変わり、フロドは他の人が負うことのできない重荷 --指輪-- を負ってモルドールへ向かう。アルゴルンはリーダーであり王でもある。サムはフロドの良き理解者であり、助け手でもある。また、最後に登場人物が別世界へ旅立つという点においては、著者が別世界The Kingdom of Heavenへ憧れていたことを示している。 トールキンはこの作品に、聖書に見られる人の賜物やキリストの姿、そして永遠の命を表わした。作品の中に深い意味を探ることは、作品を味わうという点でも、知識の幅を広げる点でも有益である。意味を知ることでより奥深い鑑賞ができ、それを共有することで、知恵も知識も深まっていくものと思われる。 

http://ci.nii.ac.jp/naid/110007480978 

ガンダルフとフロドとアラゴルンは各々にキリスト的部分があるということか。 
それからホビットではガンダルフはモーゼぽい気がする。 
旅の仲間、というもの自体が聖書の物語とリンクするって事よねえ。 

しかし、本物の聖書物語を読むとキリストは旅の仲間に裏切られ続けて本当に可哀想になってきます。去年、エル•グレコを見に行って散々キリストの宗教画を見たけど、キリストの身になってみて見ると哀しくなるばかりでした。中でも私が一番見てて可哀想になるのは、ゲッセマネの祈りのとこ。 
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B2%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%81%AE%E7%A5%88%E3%82%8A&hl=ja&tbo=u&tbm=isch&source=univ&sa=X&ei=km71UJAIgryQBciPgPAC&ved=0CDAQsAQ&biw=1435&bih=751 
最後の最後まで誰も真剣にボスの事を考えられずに寝てしまう使徒たち。 
聖書を元に描いた物語は旅をしながら主人公や旅の仲間の成長を描いていくけど、 
本物の聖書物語は使徒達が成長するのはキリストが死んでからというのが情けなく思えるのです。そこが人間らしくていいってことなんかなあ。 
私は教徒じゃないのでそこのところはいつも不思議です

2013/01/15

ホビット2回目



今日は休みの日だったので、 
映画の日に決めてました。だって、レディースデイだもんね。 
見たのは 
レ•ミゼラブル と ルーパー と 2回目のホビットです! 
急にご飯を作らなくてもよくなったので 
2回目のホビットを7時からの3D字幕版を見てきました。 
http://wwws.warnerbros.co.jp/thehobbitpart1/ 
1日3映画の映画マラソン! 

前回は吹替え版だったので違和感があるかと思ったけど、全然ないの! 
ロード~からホビットのピーター•ジャクソンの世界観がしっかりしていているからか 
声が違うぐらいで左右されないのかもしれないなあ 
それから、今日見たミント神戸はHFR3D字幕版という、普通の映画の2倍のコマ数の上映だったそうで、ものすごいクリアーでした。お勧めです 



2回見ると、みんなの顔の表情や思いを深く感じれるので 
またしても3時間をあっという間にかんじてしまいました。 

今回のテーマ曲のMisty Mountains Coldがこれまたいいなあ。



ファンタジー嫌いの人も、大画面で見て欲しいんだけどなあ 
これを見るとドワーフの顔の違いがよくわかるよ→http://togetter.com/li/426435 



と、いうことでホビット、そろそろ原作を読んでもいいかと思ったりしております 

トーリンとキーリ、かっこええなああ!! 
年末の第二部が待ちきれませんよ! 

2013/01/11

ホビット見てきやした!

ロードオブザリングの映画を愛する私としては何年も前からやるやると言われていた『ホビット』年末からの風邪で見るチャンスを逃していたのですが、やっと!見てきました。 
ミント神戸、3Dで! 
http://wwws.warnerbros.co.jp/thehobbitpart1/外部リンク 
↑ああ、このHPを開けただけで聞こえるあの音楽、これを聞いただけで身震いするような気持ちになる私としては、「ホビット」でも始めにホビットの村の映像から始まってこのメロディが鳴ると心も鳴る!!! 

ああ、この村に帰って来た。久しぶりだなあ。 
おお!フロドもいるやん。てな感じでほのぼのと始まります。 



しかしこの物語は、フロドのおじさん?(この二人の関係がよくわからないんだけどググらずに行きます)ロード•オブ•ザ•リングで最後に一緒に船にも乗る一緒に暮らしてるおじさんいるじゃない?、あの人、ビルボ•バキンズの冒険談。ロード•オブ•ザ•リングの前日騨です。 

ビルボはフロドと一緒で無理矢理旅の仲間に加えられます。だけど、ビルボのホビット一人とガンダルフの魔法使い一人、以外は全部ドワーフばっかり!今の所、ドワーフ族の敵撃ちへと向かう旅なので仲間のバリエーションがないのでちょっとつまらん〜、味気ないわ。エルフも出てくるけど旅には加わっていないし。 

やっぱりロード•オブ•ザ•リングは物語はもちろんだけど、ヴィゴ•モーテンセンの大人のかっこよさ、イライジャ•ウッドの無垢なかわいさ、そしてオーランド•ブルームのイケメン力が相まって引き込まれて行ったのもあったので、それと比べるとやっぱりまだ地味だなあ。 

などと、文句を言ってますが、映画はすばらしかったです。VFXの進化にもびっくり!ゴラムの美し気持ち悪いこと!3部作ということなのでこれからの2作も楽しみ☆本当に3時間ゆっくり楽しめました。ロード•オブ•ザ•リングを見た事の無い人もこちらはその前の話なので恐れずにみてください。と、言っても映画館はレ•ミゼラブルに押されてホビットは縮小気味。私は字幕を見たかったけど、3Dの字幕は一番遅くにしかやってなくて吹替え版を見たぐらいです。(3時間の3Dだったので吹替えで疲れず見れてよかったのかもしれないけど。聞いてた限りではアイドルとかの吹替えゲストはいなくてちゃんとした吹替えだったので) 

ああ、それにしても、恥ずかしながらロード•オブ•ザ•リングの映画があんなに好きだったのに、あれはベースに新約聖書がある事を映画を見終わって何年もしてから知って、なるほどと合点がいくことがたくさんありました。 
と言う事は、これはもちろん旧約聖書をベースにしていて、 
このドワーフ族は自分の故郷を追われた流民なわけなんだけども、そういう旧約的目で見るとドワーフがユダヤ人である事がわかりますよね。 

だからこのホビットを見る前に「十戒」をみて、ロード•オブ•ザ•リングを見る前に「ベン•ハー」をつまり、チャールトン・ヘストンの長映画を2本見てこの長映画を見ればよくわかるということですねw 

そう言えば、デジタルリマスターで今年も新午前十時の映画祭が始まるそうですが、ベン•ハーも鮮やかに蘇って再上映されるそうで、もう一度見てもいいかなあと思ってます。誰か一緒にいきませんか〜?あの映画、バカにしてるかもしれないけど、すっごく面白いですよ。 
前に書いたベンハーの感想  この頃はアホ程映画を見てるなあ ) 

話がそれましたが、ホビット、本当に贅沢な映画を見たなあと思わせる3時間でした。 
評価 は   
 ぜひぜひ映画館の大スクリーンでみてください 

  >すばらしい→映画館で見てください! 
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね 
  >普通→機会があったらみてください 
  >それ以下→微妙〜〜〜 



アメリカ版 予告の2