2009/06/12

昔の二本立て

子供の頃
映画 象物語 (1980 日本)
 

母と見に行ったときに
二本立てでやっていた映画が

山田洋二監督の 
遥かなる山の呼び声  (1980 日本)
でした

北海道、未亡人 若くて美しい倍賞千恵子が 子供(吉岡君の小さい頃)と
細腕できりもりしている牧場に
何かわけありそうな男 高倉健 がやってきて牧場に住み込みで働かせてもらいたいという。
いろいろあっていつの間にか仲よくなる3人。
だけど、健さんはどこまでも真面目に仕事をこなしている。
実は健さんは 殺人を犯して警察に追われてる身で・・・

という映画で
小学生の頃の私にはストーリーを追うことしかできなかったけど
隣で母はぽろぽろ涙をながしながらみていたのでした

最近、テレビでこの映画を見てみたら
しみじみと心に染みて
これは、女性にとっての夢、みたいな映画だなぁと
淋しい女の前に現れる
イケメン紳士で腕っ節の強い健さん(若い頃)
仕事に真面目で頼りがいがあり
自分を守ってくれて 子供を大切にしてくれるけど
決して自分のカラダが目当てなんかじゃない。

一緒に晩御飯を食べましょうといっても
自分は納屋で食事をするような人。
もちろん、眠るのも納屋。

そんなある夜 
千恵子の家を夜中にどんどん叩く音、
健さんをものすごく好きになっている千恵子が
玄関の扉をあけて
下を向いて
『早く、扉閉めて鍵して・・・』
と言うと 健さんが
『牛の調子がおかしいんです。獣医を呼んでください・・・ 』
その時の 千恵子のものすごくばつの悪そうな恥ずかしそうな顔。

このエピソード、
子供の頃には読みきってなかったなぁなんて思ったりして。

私も 大人になりました!

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