2009/06/02

谷崎潤一郎 細雪 散歩計画


細雪 は いかがでしょう?
谷崎潤一郎の 細雪。

あ もうだめ 名作だめ!
っていう あなた!もうちょっと待って~!

名作って読みにくいって思う人も多いかと思うけど、
この
細雪は全編関西弁の
 神戸のお話です。

なんとなく、
細雪っていうと 
よくお芝居でやってる
大阪の商人の娘達を
 美人女優4人が桜の下でお花見しながらの図。
大層なお話・・
というのが思い浮かぶと思うんだけど、

大阪より、かなり神戸というか、阪神間の身近な話です。

実際、谷崎は関東大震災で東京がいやになって
関西ににやってくるんです。
その大半を神戸で暮らすようになって
そこで、関西人の情にふれて 関西びいきになって
関西弁のお話をたくさん書くようになります。

その集大成ともいえるのが
細雪

なんと、 
神戸、住吉川の下流にそこで細雪を書き、
細雪のモデルとなった
谷崎潤一郎の家
倚松庵 があるんです。
洋館風の素敵なおうちです。

文章も、決して難解なものではなく、
町田康なんかよりも
全然すいすい読めます。
美人四姉妹の
本物の上品な上方言葉が ねっとり絡みつく感じがありますが
そこがまた、気持ちよい。
昔の人が書いた本、とはあまり思わないとはずです。
上品なガールズトークというのは言い過ぎかな~?

谷崎潤一郎の
名作
『細雪』 (文庫だと、新潮文庫と中公文庫から出ています)
を 読んでから

細雪のモデルとなった
谷崎潤一郎の家
倚松庵
へ 行こうという、文学散歩。
そこでは 月数回、
谷崎潤一郎研究で有名な
武庫川の先生 辰巳先生による『倚松庵』の案内があります。(入館料など全て無料)

この『倚松庵』は
住吉川の南にあります。
そして、なんと~!
芦屋の「芦屋市谷崎潤一郎記念館

この4月24日から春の特別展示
《「細雪」60年ー今、出会う二つの原稿》(一般300円、大・高生200円 )
を、 やってるんですよ~

この際、
谷崎散歩をハシゴで行こうやないの?


写真は
今日、近くを歩いてて発見した
谷崎の歌碑
うむ~ 知らんかった・・・

文学の薦め

でした~

0 件のコメント:

コメントを投稿