2012/02/03

デビスカップの2~テニス観戦入門6

デビスカップの試合方法は少しかわっています。 
例えば 日本 対 韓国の試合がトーナメントに組まれたとしましょう。 
サッカーなどだとホーム&アゥエイでお互いの国で試合をしますよね。 
でも、デビスカップの場合は、以前に日本対韓国の試合が行われた国じゃない方で 
試合をすることになっているんです。 
例えば、この直前の前回の日韓戦を韓国で開催していたら 
今回は日本でやるという具合に。 
もちろん開催国がコートや環境を選べるということで 
昨日の日記に書いたサーフェスを自分の国に有利なように選べるのです。 
もちろん、開催国は応援がすごい!ということでかなり力になりますね。 

そして試合は、全てが5セットマッチ(ダブルスも!)。 
(ファイナルセットはタイブレークなし) 
初日に シングルス 2試合 
2日目に ダブルス 1試合 
3日目に シングルス 2試合 
のうち3試合勝った方が勝利します。 

選手はお互いの国が4選手を選出します。 
このデビスカップに例えばスイスだとフェデラーが出るかと言えば 
そうとも限りません。相手が弱そうだと思うと 
その国最高ランクの選手が棄権してしまうこともあるし、 
そして結構接戦だとしても、最高ランクの選手が国よりも個として大切な時だと 
出ない事も多いのです。 
もちろん、怪我をしてるときは出られませんね。 
だからお互いの国の100%が戦うかどうかはタイミング次第です。 
反対に、去年の年末の8人の最高選手が出るファイナルにナダルはもちろん出てましたが、多分(多分だけど)ナダルはちょっと力を抜いていたと思います。 
なぜならその次の週にデビスカップの決勝戦があったのです。 
決勝戦はどの国も100%の力を出し切って戦います。 
アルゼンチンVSスペイン 
もちろん勝ったのはスペインでした! 
負けたアルゼンチンの主将のデルポトロは泣いてました。 
ああいうのって団体戦だからこそ見れる場面ですね。 

テニス選手って普段はコートの中では~♪一人きり。 
コーチのアドバイスを聞く事は出来ないので、試合を立て直すのも 
戦力を練るのも1人でやらなければいけません。 
でも、デビスカップでは唯一、団体戦を4人で戦います。 
監督がいて、ベンチに座ってコートチェンジの時等に帰って来たら 
選手と話し合ったり肩を揉んだり、、、 
その後ろの席も国のベンチになっていて、コーチやサポートメンバーが 
たくさんいて後ろから自国の言葉で声をかけてきます。 
なんだか微笑ましく、きっとこういう雰囲気が選手にプラスになるんだと思うんです。 

私見なのですが、デビスカップで活躍すると国を背負う責任感を感じるのか 
また、それゆえメンタルを鍛えられるのか次の年に活躍する事が多いです。 
だからにしこりくんにはデ杯でもガンパって欲しいですね。 

そして、日本!ですが、去年ワールドグループへの入換え戦に勝って 
28年振りにワールドグループに復帰しました!わーわーわー。 
そして、来週の金曜から土曜にクロアチアを迎えて兵庫の三木で戦います! 
その戦力分析とかはまた、直前に報告します。 

おまけコーナー 
この人を覚えよう 
世界88位 
添田 豪 (日本) 27才 
添田君は今、日本で2番目にランキングが高い選手です。 
だから、多分、シングルスの2番手として使われるのではないかと? 
最近は2軍の試合では優勝したりして力をつけてきました。 
応援してます!がんばれ!!!


Davis Cup 2011 錦織/添田 vs イストミン/イノヤトフ 
赤いウエアの鉢巻きがにしこりくん 鉢巻きなしが添田君 
会場は今回も行われる 三木のビーンズドームです

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