2012/02/03

サーフェスの違い~テニス観戦入門4

テニスって一番他のスポーツと違うと思う所は 
競技場が季節によって違うってことだと思うのです。 

四大大会だけでも 
1月 全豪 ハードコート 
5月 全仏 土(クレー)コート 
6月 全英 芝(グラス)コート 
8月 全米 ハードコート 
と、なっており他の大会も4大大会の周辺は同じサーフェスと考えて下さい。 

ウインブルドンを思い出してください。 
あの、青青した芝! 
あれこそテニス!って感じですよね。 
しかし、公式戦で芝でテニスをしてるのは 
全英、つまりウインブルドンをいれて1ヶ月ほどの6回だけなのです。 

さて、コートの特性をお話しましょう。 

グラスコート 

ウインブルドン フェデラー(袖あり)VSナダル(袖無し) 
*ウインブルドンは白いウエアーを着ないといけないと決められているので 
 どっちも白。なので、袖で判断してください。 

グラスコートは最も速いコート 
他のどのコートよりも弾道が低く、速い。 
球がバウンドする時、不規則になるので(これをイレギュラー・バウンドという)どちらかというとサーブ・アンド・ボレーのプレースタイルに有利である。 
グラスコートの最高峰は上の動画のウインブルドンのセンターコートですね。 
ここは全てのテニスプレーヤーの憧れです。 


クレーコート 

全仏オープン フェデラー(赤)VS ナダル(青) 

「遅い」コートといわれるが、これは球足が遅いということ。 
決定打が出にくくラリーが続きやすいので、 
ベースラインプレイヤーに有利である。 
球が遅いということは、拾いやすいということですね。 
だから足が早くてひつこく打ち返すタイプが有利です。 
クレーコートの試合はおもしろいんだけど、ボールが見にくいんですよね~。 
このコートはスペイン勢がとても強いです。これはスペインて町に土のコートがたくさんあって子供の頃からみんなやってるから、らしいですよ~ 

ハードコート 
全米オープン にしこりくんが2008年に当時世界4位のフェレールを破ったりして世界的に名前を売った時のダイジェスト 

ハードコートはセメントやアスファルトを基礎にして、多くの場合合成樹脂などでコーティングされて造られる。クレイコートに比べボールが速くなるため、速いサーブおよびストローク、優れたボレー技術を持つ選手に有利である。 
にしこりくんはハードコートで最近強いですね。 
このハード、 
これに室内と野外の2種類があります。 
室内だと天候に左右されないですよね。 
年末になると室内が多いです。この前のにしこりくんがジョコビッチを破ったりしたの上海の室内のハードでした。 

上に書いたように大きくわけると3種類のコートがありますが 
その特性を生かした戦い方をしないといけません。 
グランドスラムを全て優勝した人をグランドスラマーと言いますが 
オールマイティでどのコートにもフィットした戦い方ができないと 
グランドスラマーにはなれないので、みんなから尊敬されるのです。 
(グランドスラマーは生涯グランドスラマーと年間グランドスラマー、があって 
年間だと4大会ずっとかちっぱなしってことになります。すげー) 
今の現役だと 
フェデラーとナダルがグランドスラマーです。 
ジョコビッチはあと1つ次の全仏で勝ったらグランドスラマーになれます。 

おまけコーナー 
この人を覚えよう 
世界5位 
DAVID FERRER ダビド・フェレール (スペイン)29才 
フェレールはBIG4のすぐ下にいますが4位までが宇宙人で 
5位からは人間なんていわれてるけど、かなりすごい人です。 
身長が175cmしかないのに、にしこりくんよりも低いのに 
世界5位ですよ!圧倒的な足の速さと粘りが彼の特徴です。 
フェレールは上にも書いた通り、十代のにしこりくんに 
全米オープンで負けた事があります。 
これはとても番狂わせでした。 
しかし、それ以来、にしこりくんは勝ててません。 
去年のJAPAN OPEN でも1回戦であたって負けてしまいました
フェレール(白) VS マレー(黒) 

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