2011/05/18

ブラックスワン見てきた

いや~~~~。おもしろかった。ブラックスワン。

おもしろいだろうと思ってたけど、それ以上に。



監督のダーレン・アロノフスキーと言えば、私にとっては
ミッキー•ロークの『レスラー』。
あの、終わってから家に直接帰りたくない感じ。
何か飲んで帰りたいような。
余韻が夜を包み込んでいたあの映画体験



私には、あのミッキーロークが最後にはイケメンであったころの顔を
もう思い出せなくなるほどレスラーの役と一体化してしまったように、
今回もナタリー•ポートマンが
レオンの子役の思い出と一体化できなくなるぐらいの衝撃。

あの有名な白鳥の湖の新しいプリマとして抜擢された
ナタリー演じる真面目なダンサー、ニナ。
彼女は清純で確な白鳥は踊れるんだけど
淫らで奔放な黒鳥を踊りこなす事はできるのか?

まあ、ストーリーは単純な
スポ根ものです。
これはレスラーと同じ。

だけど監督の主役への打ち込ませ方と
本人の努力が病的にこの映画を輝かせている。
あの、誰でも知っている美しい白鳥の湖のメロディー。
荘厳なオーケストラに乗せて
自分を追い込むニナ。
その追い込ませ方は自傷と血をいつも引きずっている。
ああ
痛い。
何度も痛くて。
痛い場面がダメな私は何度もスクリーンから目を背けたけど
それでも痛い。

でも、見て。
子供の頃、バレエ物の少女漫画に憧れた女子と
レスラーをおもしろく見た男子は必ず!

母と娘のいや~な感じ。
あのリアルさもすっごいずっしりきたなあ。

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