動物園はハレの日の場所だった。

もちろん行った事はあるけれど、
何年かに1回、
親と京都や大阪や東京や都会に遊びに行った時にたまたま運良く行けたらか、
地域の子供会の遠足で行けるかどうか。

多分、学校から行った事はなかったと思う。
だから、動物園に行けるなんて子供の頃だったら
何日も前からわくわく。
あのドラえもんの象の花子の話だって
花子は本当にかわいそうだけれど
動物園っていいなって憧れをもちながら読んでいた気がする。
しかし、一方かわってうちのおじさんは
王子動物園から徒歩何分のところに産まれてから住んでいた。
動物園は遊び場、
いえ、庭。
脇から子供が入れる小さな穴があって
そこから毎日中に入って遊んでたんだって。
中の遊園地のおじさんとも仲良くなって
毎日タダで乗り物にも乗せてもらってたって言う。

いいなあ。
都会の子と田舎の子では
違いすぎる。
きっと学校で象を描く時も
写生と日光東照宮の想像の象ぐらいの差があるよ!
そんな王子動物園も今年60周年を迎えて
記念に絵はがきをもらったよ。
一枚は王子動物園にいる動物達で
一枚は今の王子動物園と開園当時の動物園。
開園当時の動物園の写真にうちのおじさんが喜んでくれると思ったけど、
それは覚えてないんだって。
残念。
昨日、メイに
「昨日、動物園に行ったんだよ~」
って自慢したら
「先週、2回も動物園行ったよ~」
って自慢された。
っく。
あいつも動物園エリートだぜ。
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