2013/08/13

桐島、部活やめるってよ、で一人桐島祭

去年、ずっと見ようとしたけど見れなかった映画。桐島、部活やめるってよ をwowowで見ました。
トヨザキ社長が原作の桐島を推していて、読もうとしながらずっと読めていなかったし、映画も元々邦画をあまり見ないので、見ようとした時は近くの映画館でやっておらず。悶々としていた中、wowowでの視聴を始めたのでした



タイトルにもなっている桐島は学校一のイケメンでスポーツ万能で勉強もできてモテモテの男らしい。というのも、実際には桐島は映画には出てこないのだ。ほとんど。ベン•ハーのキリストのように。彼は部活からも学校からも姿を消して、その不在が学校内を揺らしてゆく。
この学校世界から誰かが姿を消したら、こんなに大騒ぎしてくれるだろうか。例えば島田紳介不在ですら毎日テレビは何もなかったかのように放映されているというのに。桐島の存在感の大きさには驚くばかりで、そして彼の中での学校という存在の薄さよ。
あの学校に行っている時代というものは、多くの学生にとっては閉ざされた自分達の大切でそこしかない大きな世界で全てであると言っても言い過ぎではない。あの時分、私も、田舎の子であったし学校以外にも世界があることを深く知らずにやり過ごしていた。親よりも友達や学校が大事だった。でも、あの頃の学校で過ごした友達は今や隣にはいないし、思い出す事も忘れている。今となるとあの頃の友達より親の方が自分の事を考えていてくれてるのは明らかなのにね。学校とは、とかく狭い世界な事よ。というのを学校を離れて知る事よ。

wowowで見た後は、どうも高校生の話が自分と遠くにあるなあと思えて、私は年をとったんだなあと感じたのでした。見終わった後、桐島ツイートをしてたらたくさんの方が見ていて桐島話に盛りあがり、次の日に朝からまたwowowでやってたサニー永遠の仲間たちをみて、ボロ泣き!学生時代を思い出したい気持ちになってきて、キンドルで原作を買って、読み始め、同時に、wowowブラストの

やら 町山さんの解説やらを聞いたり

その他レビューなんかを読んで1人桐島祭。

サニーとの対比もおもしろくて、懐かしいと甘さと痛さとひりひりさを噛み締めたのでした。でも、サニーの方が共感できる。時代かしら?

それから、桐島キリスト説はあんまり唱えたくないけどね

ということで、おすすめです。なんて、私が言わなくても良い映画ですね。見たら感想聞かせてください

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