2012/05/31

謎の女

男の監督の映画を見ていると 
だいたい 
ふわっとした美人で 
過去の素性がわからなくて 
気まぐれで 
ちょっと身持ちがゆるくて 
影のある 
謎の多い女がよく出てくるけれど、 
ああいうのは 
男の憧れなのかしら? 

私は女なので、 
そういう人が現れると 
どうしてあんな女になったんだろう 
そういう女は小さな子供がいてシングルマザーでも 
それでもモテモテなんだけど 
こっちはあぶなっかしくてハラハラして、 
見てて疲れちゃうのよね。 

今の日本の女優でいうと 
沢尻エリカとか広末涼子とかあんな感じなのかしら? 
なんて、直接な名前をだしてみると 
あの人たち、ものすごく世間から叩かれてるし 
女性たちからかなり非難されてたり、 
過去の事件をひつこく男達から2ちゃん的なとこに晒されたりしてるので 
実際にいると、相当厳しいものなのかもしれない。 
だけど、いつまでも 
映画に主役級で呼ばれるってことは 
やっぱりある種の男達、それも、映画監督なんかを 
生業にしちゃうようなアウトローな男達には 
あんなタイプが理想なのかなあ。 

昨日、twitterを見ていたら  
映画監督とは女優を口説くためにやるようなものだ、 
だから、99歳まで映画を撮り続けた新藤兼人監督は 
相当エロさを持った人に違いない、というような賛辞があって 
いい餞の言葉だなと、思ったのでした。 
そういう厳しい女たちを難なく乗りこなせる男でなければ 
映画監督なんてやれないのかもね。 

新藤監督の4月の100歳の誕生日に、 
大竹しのぶが現れたらとっても顔色が明るくなって 
とってもうれしそうだった、というニュースを思い出しつつ。 

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