2011/03/17

その時のSNS力

ちょうどあの地震が起こった時でした。
私は大阪にいました。

私はその時カメラをかまえてて
だけど焦点があわない
なんかクラクラしてるなと思ったんだけど、
それが地震だと想像できなかったんです。
いた店が地下にあるのもあったのかもしれないけど。
後でtwitterを電車で見て、
愕然。
そんな事が起こったのかと。
自分の呑気さと危機管理能力のなさに嫌気がさして、かなり落ち込みました。

阪神大震災のときに、
もし、こんな地震が首都圏であったら!、みたいなシュミレーションが
どれほど関西の人を傷つけたか。
それは自分も体験したしわかってるのですが、
今回、色々と考えた事を少し書かせてほしいのです。

よく言われる事に
ケイタイ•電話が通じなくなかったが
twitterやfacebookそしてmixiは見る事が出来た。

阪神大震災は、まだ携帯電話が普及しておらず
そしてインターネットもまだみんなのものではありませんでした。
起こったのが95年。
Windows98が発売される3年前です。
そのため安否確認を始め、情報を得るのはテレビかラジオでした。
あと、臨時に設置された公衆電話など。

しかし、今は誰もがケイタイかスマートフォンを持っている時代です。
もちろん、それは、持ち出せればの話ですが。
また、今回、電車が止まったので帰宅するのに長時間歩いて帰った人も多い。
だけど、電話やメールが繋がりにくい状態だったとか。

その時、家族や大切な人に連絡が取れたらどれだけほっとするか、
そして反対にケイタイがあるのにとれなかったらどれだけ心細いか。

今、電話、メールの次の第3の道として存在しているのが
SNSです。
このmixiやtwitter,facebookなど。
もし、ケイタイの電池があって電話は使えないけどネットは使えたら?
つながっている人との個人的なメッセージも送れるし
日記やツイートを掲示板のように使って自分の無事や居場所を知らせる事もできる。
それだけでなく、新しいニュースや情報を得る事もできる。

そう考えるとその時にSNSがあるかないかで
かなりの情報格差が生じます。
つまり、今、これを読んでる人はSNS力があるので大丈夫だけど
あなたのお母さんは?
パートナーは?
子供さんは?

自分の事を考えても、うちのおじさんはやってないし
舞鶴の母もやってないな。
近い人とのSNSってすごい恥ずかしいというかめんどくさいというか
そんな気もするけど、今回見てたらそうも言ってられないなという
気持ちになってきました。

そんな事を考えてたらあるツイートに出会ったのです。
それは一つのtwitterアカウントを
家族で共有するというもの.

例えば 「家」の twitterのアカウントを一つ用意する。
そしてパスワードも一緒に、それを家族全員で共有する。
プライベート使いにして鍵をかけておく。
そしたら、みんながどこからでもツイートできるので
家族の非常掲示板として使えるよね。
首相官邸(災害情報)
http://twitter.com/kantei_saigai や
その市のtwitterなんかもフォローしておいたらいいかも。

これって一番シンプルで無料でいいんじゃないかな?
ただ、難しいのはある程度以上の年の人だと
twitterの仕組みや使い方を教えるのが大変だということ。
家族にPC関係教えるのって一番イライラするし。

と、思っていたらこれもまたツイートでこんなのが流れてきた。
親が高齢やガンコでtwitterを使えないとしても
携帯でもtwitterが使えるようにしておいて
IDとパスワードを親の財布とかメモ帳とかに入れておく。
何かの時にはそれを使ってくれと伝えておく。
そしたらその時に近くの若い人がきっと助けてくれるから。
この善意を信じる方法、よくない?
とってもあったかい方法だと思うんだな

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