2011/03/09

ヒアアフター見てきた

毎月1本は映画館で映画を見るという目標。
先月はぎりぎりだったので
今月は早めに行っとく〜。
だけど今は映画館は豊作で見たい物がいっぱい
ヒアアフターでしょ
英国王のスピーチ
それにこの前予告編でみた アレキサンドリア
シネリーブルの ヤコブへの手紙 もよさそう。
あと、今月に公開する ファイターも見たい〜〜。

その中ではヒアアフターは上位ではなかったんだけど、
映画好きのお客さんが感想を言い合いたいらしく
まだいってないんか〜?
とかうるさいのでw とりあえずヒアアフターに行ってきました。




公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/hereafter/index.html

英語をカタカナにしただけの和題でしっくりこない物って多いけど、
これもそうじゃない?
hear after 来世とかの意味らしいんだけど
題名からくるインパクトが全くないので
しばらく、何の映画なのかわかんない人、
いたんじゃないかな?
題名はテーマと繋がるのでわかりやすく噛み砕いてほしいと私は思います。

パリ
スマトラ沖地震の津波をモデルにしたと思われるすごい津波で
フランスの有名ニュースキャスター女子が南の島で波にさらわれて
危うく死にそうに。臨死体験を経験してパリに戻ってくる。
その後、何もかもにバランスをなくしてしまっている

サンフランシスコ
霊能師のパワーをもつマット•デイモン。
しかしこのパワーを呪われているとすら思い、使いたくない。
だけど、噂を聞いた人たちがみてほしいとやってくる。
彼はそれは断って、工場で働いている。
普通の人になりたいと思っている。

ロンドン
ジャンキーの母親と双子の小学生の兄弟。
双子の兄が交通事故で亡くなり弟は悲しくてその上、里子にやられてしまう。
お兄ちゃんに会いたくていろんな霊能師を訪ねるようになる。

バラバラに知らずに暮らしている
3人がある所で重なる話。

この映画、これがテーマです!!
と はっきり伝えるのではなく
ぼんやりと語りかける映画です。
この映画、評価が分かれているのはこうそうところかな?

来世があるのか?
死者と話ができるのか?
臨死体験とは?
死者のことばかりを考えている人がどう立ち直るのか?
特殊な能力を持った人がどう生きて行くべきなのか?

イーストウッドが監督で
マットデイモンが主役。
私は2人が好きだけど評価がどうもあんまりよくないので
辛目に見に行ったけど
そんなに悪い映画だとは思わなかったよ。

キャスターが臨死体験をする津波の場面の映像のすごさは
(確か)唯一、アカデミー賞の映像部門にノミネートされてたけど、
流石。圧巻。
声を出しそうになるぐらいの緊迫感。
津波に襲われて急流の中、色んな漂流物に何度もぶち当たりそうになって、
大きな幹の木が横たわってるのにしがみついて
はぁはぁと一息つくかつかない間に
後ろから流されてきた車に頭から全身を強打されて海の中へ落ちて行き
障害物の中を漂いながら意識が遠のいていくシーン。
観客はびびるしかない。
こわい。自然の力の凄みを感じる場面。

一方、デイモンは自分を変えようと
イタリア料理教室へと通うんだけど、
その教室がなんともおもしろいの。
太っちょのシェフは
食材を各調理台の上に置いてその横に赤ワインをたっぷり。
楽しんでやりましょうと音楽もカンツォーネ。
2人でペアになってくださいと美女と一緒に料理をつくるんだけど
なんか、やけにエロいの。
味を理解する勉強とか行って
アイマスクをしてペアの片一方がスプーンで課題の食材を食べさせて
その食べ物は何なのかを当てるゲームをさせるんだけど。
そこがやけにえろーい。
無駄にエロいw

他にもいいなあと思う所はちりばめてあるので、
ぜひ、見てみてください。

こういう死後の世界とか死ぬとは?とか
考えてしまうところが
イーストウッドの年齢なんではないかと。
あんなに偉業を成し遂げた人でもいつかは死ぬんだし、
だけど、死んだらどうなるとかそういう彼の死生観を提示しておきたいと
思ったんじゃないかな?

生き急ぐように次々といろんなジャンルの映画を監督する
イーストウッド。
彼には長寿と健康を与えて欲しいと
一映画ファンとして切に願います。

最近定番になってきた向こうの予告編もup



こうやって、海外の予告編を当たり前のように見れるようになったのって
よく考えたら最近よねえ

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