2011/01/19

近代日本絵画 1


私の母方の叔母夫婦はどちらも郵便局に勤めていたので
私が小さい頃、多分小学1年生の頃ぐらいから
新しい記念切手がでるといつも2枚私に買って持ってきてくれたのでした。
それを切手帳に入れてしばらく眺めたり整理したり、
ピンセットを使ってそれなりに何度も楽しく見つめていたのです。
これは全く受け身の趣味で
こんな切手が欲しいなんて言う事もなく
与えられるがままに与えられていた物なのですが
これが大きくなってから
美術館で近代日本絵画を見たときに、
あ!これ!切手で見た!!
という事がたくさんあって、
小さい時にあんな小さなサイズの中に見た絵が
どこかの脳の奥にずっと刷り込まれて覚えている事に驚愕します。
私は田舎の子だったので小さい頃に美術館へ行くような環境になかったから
切手に会っていなかったら自分の絵画への興味も別の物になったのかもとすら思えます。
切手には趣味週間とか国際文通週間とか、また他にもシリーズで近代絵画を追いかけたものなどもあって、本当に美しい物ですよね。
と、ネットを探ってたらあるねえ。
http://kunio.raindrop.jp/stamp-art-japan.htm
そう、↑こんなやつ。
このページ見てたら持ってたのがたくさんあるなあ。

そんなある日、今、日付を見ると2006年9月、
見慣れた荒巻鮭の絵のハガキをmさんが送ってくれました。
mさんとはpostcrossinngを始める前から
美術館へ行ったらハガキを送り合う仲なのですが
その鮭は切手で持っていた高橋由一の「鮭図」のハガキだったのです。
これにきっとかなり反応して返事を書いたのだと思いますが
(返事はもうないので多分)
先週、伊丹の市立美術館に鮭図が来るから行きなさいw
と、またしてもmさんからパンフレットを送ってもらいました。
「日本近代洋画への道〜山岡コレクションを中心に」

これは行かねばなりませぬ。
最近、週の初めに計画を立てて、しっかり生きようと思っている私、
カレンダーの火曜日に伊丹と記入。
月曜日は友人の誕生日のプレゼントを買いに、神戸大丸へ。
うろうろしてから
大丸を出ようとした時に、正面玄関にあるポスターに気づきました。
「近代日本絵画のあゆみ 〜ウッドワン美術館所蔵」
ん?
これは伊丹へ行く前に予習としても見るべきでは?
くるりと振り返り9階の大丸ミュージアムへ。

いやー。
びっくりしました。
百貨店の美術展って買い物帰りに寄るのにちょうどいい量なので
見終わった時に少々物足りないのが常ですが、
これは違います。
圧倒的なボリュームと質ともの多彩なジャンル。
もう、終わりだろうと思って壁を越えても尚、絵画が続きます。
それも切手にあったようなメジャーどころばかり。
このウッドワン美術館は広島にあるらしいのですが
今は冬期休業中とのことでかなりの数が来てたのでしょうか?
驚きました。

岸田劉生の麗子像からフジタの大きな壁画
橋本関雪のすてきな屏風絵 黒田清輝のこかげや
佐伯祐三 小磯良平
上村松園 伊東深水
平山郁夫や東山魁夷までなどなどなど!
書ききれない!
詳細はHP→ http://www.daimaru.co.jp/museum/kobe/woodone.html
まあ、これ見ておいたら近代日本画の有名どころはおさえとける。
と行っても過言ではないでしょう。

神戸に行ける場所にいる人は行くべきと思う。
800円だし7時半までやってるし。
今月の24日(月)までやってるから(最終日は4時半)
私ももう1回行きたい。
図録買おうかなあ

長くなってきたので、続きは明日

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