永遠の永遠の永遠
中之島の国際美術館で行われている草間彌生展へ行ってきました。
最初、そんなに興味がなかったんだけど、
お客さんが、オブジェの写真を撮れるよと写メを見せてくれたので
俄然行く気になって、友人と3人ででかけたのです。
流石、現代アートのスター☆、
平日の昼間だけど国際美術館と考えると
いつもよりも4倍増しぐらい。
入る前から水玉オブジェが迎えてくれて
草間気分になります。
大きなオブジェは表と入ってから美術展までと
地下二階の常設展前に置いてる
あのかぼちゃと
中のチューリップ。
こういう写真を撮りながら展覧会を見るのは
アイ ウエイ ウエイ 以来で楽しいものです。
(しかしこの草間彌生展は他は絵なので写真撮影はこの三点だけしか認められてません)
初期の彼女の作品の編み目のような
白とベージュの継続みたいな作品、
ああいうのが、結構好きなのですがそんなのは全くなく、
今回の展覧会で飾られてた絵は
ビビッドな100号ぐらいのカラフルなアクリルで描かれた100枚の連作
と
反対に黒いサインペンみたいなので描かれた100枚の100号ぐらいの絵の連作でした。
目がたくさんたくさん連続して継続して描かれたり
人の横顔、シダの葉や熱帯の葉もの、
脅迫されるように描き続けられたかであろう彼女の作品群。
見る者を圧倒するというよりも、吸い付けるような力は、確かにあります。
彼女が今、生きていて、その生い立ち等を知っていると
あの病気と関連づけて見てしまうのを止められないような気持ちになります。
彼女の有名な赤い水玉の作品、
あれを見ると彼女の内にあるどろどろした水玉を濾過してさらさらにして
今のええ感じにPOPにデザイン化されてる事、
あの後ろにはきっと大物ディレクターがいるんだろうと
思ってしまいます。
彼女が描き出すおどろおどろしい水玉とあの昇華されすぎたPOPな水玉が
どうもイコールで結べずに首をかしげてしまうのです。
あの、アバンギャルドな前衛の時代の芸術家でいた頃の彼女が
今、こうして世界的な地位をどうして得たのか?
その辺りの裏話を聞いてみたくなるのです。
音声ガイドでは途中途中に彼女の声が入っていて
インタビューは面白く聴きましたが、
彼女の自作の詩の朗読がどうもうまく頭に入って来ず、
彼女のキャラクターが大きさに文章が駆逐されるようでした。
そして
彼女が今、死に対して恐れを抱いている事を
インタビューで知って意外な気がしたのでした。
草間彌生展永遠の永遠の永遠
国立国際美術館 4/8まで
帰りに ロイヤルホテルの中にも作品が展示してあるので
それも見てきました。
ああいうオーセンティックな空間の中にあると異様でしたよ。
ビビッドすぎるw
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