2011/10/03

チック•コリアを見て来た

JAZZを聴き始めた男の子がジャズ通のオヤジに
「このミュージシャンの新しいアルバムはいつでますか?」
と尋ねたらオヤジは
「JAZZのビッグミュージシャンはみんな死んでいる。聴きたきゃ昔のレコードを聴け」
というよくあるJAZZのジョークのように、
確かにレジェンドと言われるジャズミュージシャンは
薬か交通事故か謎の死かで、ほぼ死んでいる。
その上、まともに生活をしていたミュージシャンでもだいたいがもう、老衰で亡くなっている。それぐらい誰もが知ってるスターは本当に数少ない。

私の中ではレジェンドと呼べて現存するのは
ハービーハンコックとチックコリア。
ウイントンマルサリスとかマーカスミラーはもっと若い感じだから
レジェンドではないんだな。

その
天才ピアニスト&オルガニストのチック•コリアのLIVEへ言ってきました。
西宮の芸術文化ホールです。

チック•コリアには
return to forever
という世界的に大ヒットしたアルバム及びバンドがあって


これは私が店でかけてると
ある程度以上の年齢のおっさんが
「なつかし~~~」と泣く、いや、言ってしまう
その当時、大ヒットしたオサレ☆エレクトリックジャズ!

もちろん、ライブでもこのspainでは総立ち!
チックが
途中のフレーズを弾いてそれを観客が
らららら~で反復するという
ちょっぴり恥ずかしいコーナーもありましたが
概ね、すばらしい。
バンドもピアノとベースとギターとドラムとバイオリンというシンプルな5人編成だったんだけど、みんなが超絶にうまい。
うますぎて途中、何度か寝てしまったよ。
そしてホールがクラッシック用だからか
弦楽器の弦さばきまですっごい響いてギターなんかマンドリンみたいな音してた!
そしてこの人達、ドラムを除いてみんなが
エレクトリック楽器とクラシカル楽器のどちらもがすっげーうまい。
チック•コリアも70だし他のメンバーも60代ではあるんだと思うけど
年齢を全く感じさせない演奏でした。
バイオリンのおじーさんには本当に感動した!



もちろん、
若いジャズメン達のぎりぎりまでする演奏ではなくて
円熟の抑える所をきっちり抑えたプレイなんだけどね。
いや~
いいもの見せてもらいました。。。。。
と、言いたいところなのですが
なんかどうも、
私の中ではレコードで聴く名盤のジャズという範疇にチック•コリアはいたので
1階のいいお席で見たんだけど、どうも嘘っぽいのです。

ルーブルでモナリザを見た時と同じ気持ちというか
有名すぎて、リアル感がないんよね。
地続きのところに存在してないような、そんなイメージ。

レコードと変わらない,いや、それ以上にすばらしい演奏で感動したんだけど、
何かちょっと変な感覚.
これがTHE LIVING LEGENDなのかな?
ふわふわした気持ちで帰ってきました!
RETURN TO FOREVER IVWorld Tour 2011

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