2011/02/08

繁昌亭へ行ってきた。

去年の年末に友人に連れて行ってもらって
天満天神繁昌亭へ行ってきました。
元々落語が好きなので一度行ってみたいと思っていたのですが
出来た頃はものすごい人だと聞いていたのでどうも行きそびれていたのです。
年末(確か29日)の落語は
『みんな、こんな日にくるんはもうお正月の用意ができた人が
もうあきらめた人がどっちかでっしゃろ?」
って枕があふれる楽しい小屋の風景でした。
年末だったからなのか2階席はしまっていて
1階席のみ。
後で2chとか読んでみると最近は人が以前よりも減っているとか。

これは行きやすい。

ということで
先週になるのですが、
桂塩鯛襲名披露ということで豪華なメンツの落語の昼席に行ってきました

 流石、襲名披露と師匠のざこば、都丸改め塩鯛と
私の大好きな笑福亭松喬さん!含め8人ほどのびっしりとした落語のためか
2階までたくさんのお客さん。
私は早くにチケットを取ってたので前から4列目ぐらいでじっくり見ました。
ちゃんと口上もある。
歌舞伎の口上と比べると規模も小さいのですが
それがアットホームでいいのです。

最初の時も思ったんだけど、
よくテレビやニュースで見て想像してたのと違って
繁昌亭はほんと、こじんまりとしています。
小屋の大きさがきっと行った事の無い人は思ってるのの6割ほどじゃないかしら?
落語は一人芸であり、座ってるおっさんを見るものなので
その大きさがちょうど気持ちいいのです。
だからホール落語とかは本当は正しくないのかもしれない。
蕎麦屋さんや小さな町の畳敷の会館や
うちのカフェでやる落語会をちょっと大きくして豪華にした感じが繁昌亭。
息づかいまでわかってこそ、落語なんだな。

だけど、不満もある。
それは飲み食いができないこと。
そんな、ばくばく食べたいんや〜!
なんてことは全くないけど、
ちょっとお酒を飲んだりしながらみたいじゃない?

相撲といい、歌舞伎といい、
町衆の文化は食べたり飲んだりしながらだらだら見れるのが
良さの一つと思う。
そりゃー、ビニール袋をぱりぱりさせるような事はルール違反だよ。
昔から芝居や相撲を通しで観劇、鑑賞したりする時は
面白くない出し物の時は
お弁当の時間とばかり食べたり飲んだり寝たりwしてたとか。

だから、幕間の時間は少ないから弁当までとは言わなくても
おにぎりとか飲み物ぐらいいいんじゃない?

さて、
落語は前座あたりは都丸改め塩鯛の弟子達だったんだけど、
あんまり良くなかった。
間が少なくて悪い。
(年末の前座たちはうまかった)
松喬さんは禁酒関所だった。この落語は実は昔、松喬さんで見た事があるんだけど、それでももちろん、おもしろい。
松喬さんは座っただけで江戸の雰囲気のある人。
テレビには余り出て来ないけど、私は最もうまい上方落語家の1人だと思ってます。
酒に酔った話がほんとうに上手いの。
絶対機会があったら見て欲しいなああ。

師匠のざこばさんは、落語はせずに松鶴と米朝の昔話を
漫談的にしただけでした。彼の落語はリアルで見た事がないので残念だった。
こういう有名人は自分の会でしか落語をしないのかしら?

都丸改め塩鯛は枕が長過ぎてちょっと退屈したけどw
途中からはぐいぐいと引き寄せられた。
小学生の宿題を毎晩解かされるお父さんの話、創作落語ね。

さて、本当に繁昌亭は近くて
今はそんなに人も多くないみたいだし
なんと昼席は堪能できて2000円という
もう、びっくりの、チケット代なので
ぜひ、みんな行きましょう!
本当に楽しいよ!

ざこばの看板でかすぎw

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