2011/07/14

落語会

この前、店で落語会をやりました。

3回目。
私は落語は好きだけど
歌舞伎ほど大好きだと胸をはれるほどの知識はありません。
でも、好きな落語家さんもいるし
テレビでやってたら見るし
あと、ポッドキャストなんかの落語は歩きながら時々聞いたりする。
繁昌亭も行った事ある。
うちの店ではない他の落語会も毎年1回ぐらいは行くかな?
そのぐらい。

中の下レベル?の落語ファンです。

だけど、
自分の店に高座を組んだことある人は
あんまりいないでしょう。
高座はビールケースとベニア板と毛氈と座布団があれば
すっごい立派なのができる。
それはびっくりするぐらいに。
そして、プロの落語家さんに落語をやってもらうというのも
あんまりない経験だよね。
あれは、明らかにアガリます。

だから、ちょっと変わった落語ファンなのかもしれない。



日本の伝統文化は何でもそうだと思うんだけど
積極的に楽しもうと思わないと
楽しめない所がある。
そして何度も繰り返し練られて洗練された物だから
少しばかりの勉強も必要かもしれない。

落語はその点、一番わかりやすいかな?
とも思うんだけど、
慣れないとビギナーは今ひとつノルまでが難しいような気もする。

プロの落語家さんは
一定レベルの話芸は持ってるけど
落語はある程度
「笑いに行こう!」と決め打ちしなきゃいけないのだ。

でも、うちみたいに
いつも落語をやっていない所だと
小屋のパワーがないので
そこまでお客をあっためるのが難しいなあといつも思う。
かと言って、開き直って始めにあらすじを能や歌舞伎みたいに教えるのも
おもしろくないしなあ。

前のうちでやった瓶吾さんたちの落語会で
噺のあらすじに寄り添った動画を瓶吾さんと瓶生さんが作ったのがあって
それはものすごくおもしろかったし
その後の落語もみんな楽しめたんだけど
ああいうのがベストなのかもしれない。
だけど、それはものすごく手間がかかるのよねw
あの方は器用だからデキル人なんだけど時間がものすごく必要だもん。

落語は楽しいし、
愛すべき愚かな人達がいっぱい出て来て楽しめるんだけど、
それまでに、
そこには
笑う事をひっぱってくれる
ベテランのゲラなお客さんが必要なんだな
と、思う。
私がそれになれたらいいんだけど
裏方なのでちんと座ってられないのが申し訳ないのだ。

(これは反省のブログ
 写真は繁昌亭

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