危険なメソッドと2本だてでフランス映画、
みんなで一緒に暮らしたら、を見てきました。
シネリーブル。結構お年のお客さんが多かったです。
よく、私も酔っぱらったら言うんだけど、
年取ったら、みんなで暮らそうよ~、っていうの、あるじゃない?
あれを実践した話。ふむふむ。
しかーし、そこはおフランスなんですわ~。
さばけてる~~~!
日本に置き換えられんw的な、事もあったりして。
主要キャストはいつも仲良しの二組の夫婦と1人の男友達の、おじいさん、おばあさんたち。おじいさん達はちょっと知らない俳優さんなんだけど(フランスではきっと有名じゃないかな?)、二人のおばあさんは、1人はジェーン•フォンダで、もう1人がチャップリンの娘の、ジェラルディン•チャップリン。ジェラルディンに関してはドクトルジバゴでの娘時代しか知らないので、一気におばあさんになった感じでした。
ジェーン•フォンダの夫婦は愛し合ってるんだけど、ご主人が痴呆が始まっていて心配で、その上ジェーンは末期の癌なのを隠しています。ジェラルディンの方はご主人は元々の活動家で怒りっぽくてガミガミ、でも、家は奥さんの遺産の家で、結構優雅に暮らしつつも、ちょっとケンるあるような二人。そしてもう1人の男友達はカメラマンで自由に暮らしてるけど一人だからちょっと淋しそう。(多分、奥さんは亡くなったか離婚したか)
この5人、仲良くて集まってはシャンパン飲んで赤ワイン飲んで、料理を食べてわっはっは。。5人で集まってたら、ほんと、楽しそうなの! いつも右手に大きなワイングラス。って感じ。だけど、みんなの自由も大切にしたいし、で「みんなで暮らそうよ』なんて言ってみるけど、実践するつもりはないわけ。
そんな中、カメラマンのおじいさんがデート中に(それも若い娼婦と)倒れてしまって、
老人ホームに息子に(善意で)いれられてしまうの。それをこの4人が奪還に行って、それからみんなでジェラルディン夫婦のパリ郊外の結構大きな家で住む事になるんよ。
1人、ちょっとかわいい男の子も大きな犬の散歩とみんなの世話と自分の研究してる民俗学の論文「高齢者の一番新しい住まい方@フランス」を書くために同居しちゃう。その彼とジェーンとのほのぼのした恋愛とはいかないまでもの情の通い合いがあったり、進んで、彼の研究のために老人の性欲について話したり。
いや老人と性、そんな事を実は考える事も面倒くさいし、タブーな気もするのに、この映画ではそこは真正面からどんどん踏み込んでいきます。
よくヤフーニュースなんかで、世界で一番性欲が薄いのが日本人で週に1回又はそれ以下で、一番強いのがアングロサクソンの方々で週6回!みたいなのがあるじゃない?
だから、それが年をとっても同じ平行で行くとしたら、日本人は限りなく0に近づくけどアングロはその性欲の置き場に困るってことなんかしら?できなくても、したい、という気持ちに身悶える老人達がいるんよね。そこをどう処理するか、ていう話にも直接的に答えて行きます。それもおじいさんでなく、おばあさんが!
色々考えさせられたり、ほんとに楽しい映画でした。
ジェーン•フォンダがお洒落でかっこよくて。あんなおばあさんになりたいなあって思ったよ。そして、フランス人達の人生の楽しみ方。それがおじいさんやおばあさんになっても!この前の「星の旅人たち」のサンチャゴへの巡礼の映画でも思ったけど、ものすごくワインと食事をみんなで楽しむ感じ。あれは、ほんと、いいなあ。憧れる。私はお酒も好きだけどその呑む場も好きなので、そういうのを楽しめる仲間がいるっていいなあって思うんだな~
評価 は
私は好きなので映画館で見て欲しいけど、テレビでも充分なのでDVD化されたら絶対見て欲しいなあ。
>すばらしい→映画館で見てください!
>普通よりもいい→DVD化されたらみてね
>普通→機会があったらみてください
>それ以下→微妙~~~
フランス版 予告
洒落とる~
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