2012/11/12

見張っていた人

この前の日記、全裸、にも書きましたが、あの尼崎の事件でもう一つ気になる事が。 

香川県の家族をめちゃくちゃにされた家のお父さんの事。 
おばはん一家に家を占拠され、暴行を受け奴隷状態にされる。 
一家離散のうえ兄と長女を殺され、数千万円を奪われる。 

警察に相談するが、捜査してもらえない!! 

偽名を使い、きっとあいつらはボロが出るはずと尼崎に潜伏して 
おばはん一派を見張り続ける。 
ドラム缶事件発覚後、警察に駆け込み重要な情報提供をした、というお父さんのこと! 
あの、全裸で親戚に借金をしに行かされたお父さんのことです。 

かなり裕福で健全で田舎であっても娘を海外に留学させたりして、文化的なレベルは高かったと思われます。 
私も田舎ぐらしだったので、よくわかるけど、こういう家って田舎ではあまりないのです。 
これは、きっとそのお父さんとお母さんの先見の目があったんだろうし娘達の未来に投資できるタイプであったのでしょう。きっと、田舎では尊敬されて羨望の目で見られるタイプの家族と思うのです。これが、どうやってだかわからんけど、ひどいやつを更生させるはめになり、(もしかして代々民生委員とか保護司とかをやっていた家だった??)あんなことになったと思うと、ほんとにやるせない気持ちになります。 

その田舎では、良いところのおうちで心地よく暮らしていたお父さんが、 
あの生き馬の目を抜くような尼崎で偽名をつかってきっと日雇い的な仕事をしながら見張っていたことを思うと心が痛くなります。警察には絶望しながらも、時期を見計らってドラム缶事件が発覚するとすかさず警察へ行って素晴らしいタイミングでおばはん一派の情報を提供できるとは本当に賢い人なのでしょう。 

この事件に関してはこのお父さんがいなかったら、ただの単体の猟奇殺人で終わってたかもしれません。このお父さんの屈辱と功績、警察のひどさ、あの一派の筆舌に尽くしがたい暴力と狂気と凶暴さ、については、風化させたにために、時期がきたらお父さんを主役でちゃんとした映画にしなくてはいけない、誰かしてくれ、と思うのです

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