珍しい事もあるもんです。うちのおじさんと二人で「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」を3Dで見てきました。
前に「エグゼクティブシート」がある映画館の会員だというのを書いた事がある、そのHAT灘の中にある109シネマズ。
このシネコンには10のスクリーンがあって、その中にはエグゼクティブシートていう飛行機のビジネスクラスみたいにリクライニングできる豪華な椅子と横に飲み物等を置けるミニデスクのある映画館が3つあります。封切りの早いうちはエグゼクティブシートのある映画館で上映される事が多く、このパイもエグゼクティブwなスクリーンでした。
私は会員になってるので、このシートに空いてたらもちろん通常価格で見れるのですが、なんとこの会員だと7人までw友達も同じこのシートに座れるんですわ!
ということでおじさんも私もエグゼクティブ!
私のビールとおじさんのコーヒーとホットドックとスイスの有名チョコの入ったチョコパイを買い込んで映画鑑賞。かなりのエグゼクティブです。
さて、パイの話。監督はブロークバックマウンテンのアジアの巨匠、アン・リー。
このライフ・オブ・パイのパイはインド人の男の子の名前です。
この映画の感想を書くのは難しいな。ネタばれはしなく書くのは難しくて、はて、何から書こうかな。
パイは頭の良くて好奇心旺盛な男の子。この映画で私は初めて知ったのですが、彼はカトリック•ヒンドゥーだと自分の宗教について語っています。ヒンドゥーも八百万の神々を信じる宗派ですがその中にキリストさえ入れちゃうのね。そうなんだ~。と思ってたら、パイは色んな神様に興味があって、イスラム教にまで入信しちゃう。小学生なのに神様への探究心はとても深いのです。このたくさんの神様を巡る話が前半の多くの時間をさいて語られます。ここは、一般の日本人にはそんなに共感できるところではないだろうなあ、と思ってたら私の隣のうちのおじさんのその隣のおっさん!もうこの辺りでぐーすか、それもでっかいイビキをかいて寝だしました。その後、ずっと!そのおさーんは寝続けたのです、イビキもどんどんでっかくなります。私が隣ならおさーんをちょっと起こして、いびきだけは止めてくださいって言うと思うぐらいの、騒音!!!ああ、むかつくわ!
というわけで、おっさんが寝続けられる、そういう、静かな映画なのです。パイは。
私は実はもっと少年と虎が小舟に1人と一匹!食うや食われるや!はらはら!な、展開を予想していました。
例えば、最近久しぶりに見た映画、ザ•ワイルド(1997)
この動画の3分ぐらいからの熊VSアンソニー•ホプキンス!みたいな感じとか!
*この映画に出てくるヒグマは「Bart the Bear」という賢い人気熊さんで本物!かわいく演技する熊なら想像できるけど戦う熊を演じれるってすごくない?
この映画ザ•ワイルドは熊を見るだけでも価値があるパイの映画とも共通したサバイバル映画なので後1本何を借りようかと思った時のDVDにお勧めします*
ザ•ワイルドの熊と違って、この映画の虎はナルニア国のライオンを作ったCGの会社が作った虎です。本物の虎も動物園で見るとほれぼれするぐらい美しいですよね。百獣の王のライオンなんか地味じゃない?虎の毛並みとくっきりした柄と耳の後ろの白いところとか、本当に綺麗ですよね。でもパイの虎はCGなので、もっと美しいです。夢のような虎なんよね。
そして、海、パイと虎が小舟で投げ出される海。これもまたものすごく夢のように美しい。満天の星空とクラゲが地平線まで続くキラキラと美しい虎と少年。ファンタジーの世界です。
パイは本名はピシン・モリトール・パテルと言って、おじさんによって世界で一番美しいというフランスのプールから名付けられた名前です。だから、この映画の最初からそのプールの美しさが印象的に描かれます。その水の美しさ、これもCGなんだけど、その水が3Dで目の前までゆらゆらとまばゆく広がります。そして、海、これも目の前で荒れ狂ったりぴたりと静かになったり豊穣をもたらしたりと3Dの効果とCGを今ある技術の最高峰まで使って作りこんでいったのではないかと思わせます。アン・リーは虎の獰猛さよりも水のスゴさを映画化したかったんじゃないかなと想像するぐらいに。
さて、パイは虎とどのように距離を作って漂流しながら暮らして行くのか、自分をどのように見つめ直すのか、これは最初に語られた神との対話になっていきます。神はなぜ試練を与えるのか、何を望んでいるのか、それをサバイバルしながら自分の中に根付かせていくパイ。この旅は神について考える旅なのです。
感想がだんだん変になってきました。
きっと他の人はもっとわかりやすいレビューを書くでしょう。
ま、だけど、これは私の日記だからいいよねw
見終わっての感想は人それぞれなんじゃないかな。私にはCGが美し過ぎてサバイバルに感じられずにファンタジーとして見た、そんな映画でした。
評価 は
これは映画館で見るなら必ず3Dでなければいけません。吹替えでも可。ナレーションの部分が主なのでそんなに違和感ないです。(私は吹替えで見た)
すばらしい!みんな見て!というほどでもないけれど、見るなら3Dって感じかな
これを見たらさっきの『ザ・ワイルド』(原題:The Edge)も見てくださいねw
>すばらしい→映画館で見てください!
>普通よりもいい→DVD化されたらみてね
>普通→機会があったらみてください
>それ以下→微妙~~~
アメリカ版予告!
この予告、いい!!!この水の美しさよ!
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