2013/01/23

レ•ミゼラブル、やっと見れた

3本見た日の一番最初にみたのは、レ•ミゼラブル、でした。 



この映画、なぜだかものすごい人気で、別の映画を見に行ったときでも三宮の映画館が満席!!そしてその次の回も残りわずか!とかで、私の中のテンションと周りの盛り上がりの差にちょっと気後れw この感じ、「最強の二人」のさらに倍!!みたいな。 

さて(いつものように?) 
妹の飢えて可哀想な子供のためにパンを盗んだジャン•バルジャンは19年も牢獄に入れられてやっと仮出獄できたけれど、食べる事にさえ困る始末で教会の屋根の下でげっそり佇んでいる所を、司祭さんに助けられて教会でおいしい食事と暖かい寝床を用意してもらえます。パン一つのお陰で身をやつしてしまったジャン•バルジャンは心も荒れ果てていて、教会の銀器や金目の物を盗んで出て行ってしまうのです。しかし、そこを捕まってしまうジャン•バルジャン。教会の司祭さんの前で悪事を明らかにされてまた監獄暮らしかと思ったところ、司祭さんは「いや、これらの物は彼にあげたものなんだよ。さあ、この一番上等の銀の燭台のペアも忘れてるじゃないか、これを持って君の助けにしなさい。」と、彼を許し彼を改心させて後の人生を変えるのです。 

このエピソードはあぁ無情の中でも有名ですよね。私も好きな場面です。 
民法では万引きする事は罪だけれど、キリストの前ではそれが飢えをしのぐためであればキリスト教の法、教会法では罪ではないと聞いた事がありますが、これはそういう神がパンを与えて罪を許す事を示しているのだと思うのです。 

ジャン•バルジャンは、皆さんも知ってるようにその後成功して市長になったり、娼婦の子供コゼットを助けたり、フランス革命のレジスタンス達と戦ったりその間、ずっとシャベール警部に追いかけられたりします。 

その場面場面を美しく歌い上げながらやり過ごしていくので、一つ一つに時間がかかって、それもやたら歌っている人の顔のドアップがでっっかいスクリーンに映し出されるので、ああ、歌は1番だけでええやろ、ああ、永いなあと思ってしまったのも事実。 

美しく荘厳で名作風の映画、なんて言ったら怒られるかな? 

最後ジャン•バルジャンが死んでしまうところではやはり、(みんな知ってるからネタばれじゃないよね?)泣かされてしまいました。涙が止らなかったです。でも、これは内容に感動してというよりも、音楽の力、これに泣かされたというのが正直な所。悲しい場面にスポットライト、大層で厳かな音楽。あれで泣かない人はすごいとさえ思わせる泣き映画でした。 

ジャン•バルジャンのヒュー•ジャックマンは好きだし、いい身体だし。私は彼をポスト「チャールトン•ヘストン」と思っているので、もっと歴史大作とかでどんどん半裸を見せてほしいと思います。他の役者たちも歌がうまくて美しい人達ばかりで、とても感動的でした。あと、パルチザンのリーダーがかっこよかったな。彼を別の作品でもみたいよ。 
道化役のサシャ・バロン・コーエンと、ヘレナ・ボナム=カーターは必要だったのかな?二人ともくどいタイプなので、もうちょっとさらっとしても良かったのかもね。 

評価 は   
 そこまでええかな?とまた天の邪鬼。 
 音楽が好きなら映画館で。そうでもなかったら機会があれば! 

  >すばらしい→映画館で見てください! 
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね 
  >普通→機会があったらみてください 
  >それ以下→微妙~~~ 

アメリカ版予告編 

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