2013/02/19

アウトロー、見て来たぜい

昔からトム•クルーズのファンでもないし、昔はどっちかっていうと日本のキムタクみたいにアイコンになっちゃった人、みたいな感じでバカにしてたんだけど、MI:3は予想外に面白かったし、最近、ケーブルテレビでトム特集とかやってて、昔のハスラー2とかカクテルとか見てると、トム悪くないかも。と思えてきました。ちっちゃいのにずっとスターとして一線でがんばってるし、顔は少し溶けてきたけど、おさーんになっても身体も鍛えてがんばってる。そもそもキムタクと違って演技はちゃんとできるし。最近、トム再評価気分でした。 
しかーし、でもこのアウトローは何度も予告編を映画館でみたけどケーブルテレビでやったら見ようかしらん、程度でまさか映画館で見るとはおもってなかったのですが、 
私が好きなライムスター宇多丸氏のアウトローの映画評を聞いてたら、 
このアウトローはMI:3の反対、アンチMI:3としてトムが作った映画で、70年代の刑事物の映画のように作ったものなんです、と熱く語っていたんです。70年代のあの頃の刑事物と言ったら、ダーティハリーとか、フレンチコネクションとか私の大好きなあの辺りやん!特にフレンチコネクションのカーチェイスは大好物なので、アウトローもええんちゃうか!と思い直しミント神戸の映画館へと行ってきました。 

で、アウトロー! 



客の入りはまばらでしたが、 
いや、嫌いじゃないよ。アウトロー! 
トムは元アーミーの敏腕捜査官、で、今はフリーで何にも属さず、自分の本能と嗅覚で敵を捜査し追いつめて行く男。70年代のアクション刑事ものと違う所は、敵がトムにちょっと殴りかかったら3秒でもう敵は伸びているって感じのマーシャルアーツ使いっだっててとこかな。ジェイソン•ボーンみたく、今っぽいアクションね。 
で、そのトムがダーティハリーのスコーピオンみたいにビルの上の方からの連続6発の銃弾で5人を殺した容疑者の男から呼ばれるんよね。それでその容疑者を弁護する、美人弁護士と共にこの事件を解いていく話。 

ブログとかの映画評を見てたら、退屈だとか平凡とか書いてるやついるけど 
ミッションインポッシブルみたいな今の流行のアクション映画をとるんやったらする意味ないやん。MI:4撮ればいいやんか。 
地道に捜査をしていく感じがええんやん。 

カーチェイスは敵の最新式アウディVSトムのヤンキーからかっぱらったあの当時みたいなカマロ(まっ赤なカマロで後ろから前まで中央にアディダスみたいに黒い線が2本入ってんのwそしてギアーがまあるいw)で音楽なしでエンジン音だけ。で、途中に映像編集が入ってない感じのやつ。最近のTAXIとかのもう、どっちがどっちやねんみたいな演出とはちがうんよね。まあ、フレンチコネクションとまでは言えないけど目でちゃんと現認して楽しめるカーチェイスになっていました。 

そして、出てくる黒人の刑事が「夜の大捜査線」のシドニー•ポワチエみたいなんよね。ぴたっとしたスーツの着こなしとかピンとはった背骨とか、顔も似てる。あの感じもいいなあ。 

この原作は読んでないけど、トムの演じた男の名前「ジャック•リーチャー」シリーズとして何作もベストセラーになっている小説でトムはこの映画をシリーズものにしたいみたい。新しいアクション映画のミッションインポッシブルのデジタルな感じとこのちょっとふるーい感じのジャック•リーチャーシリーズのアナログ感と。 
そう思うと、最新のミッションインポッシブルを見たときはまだまだトムの顔はいけるなあと思ってたけど今回は溶けてるように見えるのは、敢て修正してないから?おっさんやけど中身は行けるで!ってしたいんと違うかなあ。 

だから、私は楽しめました! 
また、会いたいよ。ジャック•リーチャー。 
何も属さず、携帯電話ももたず、服の替えも持たず、車もかっぱらって、法にはとらわれず、もちろんクレジットカードはもってなくて、安宿を転々とする。んで、友達もいない。女とも簡単に寝ない! 
そんな男、ええやん。 
夢やん。 

というわけで 
評価 は   
 映画館で見なければならない映画ではないけど、DVDになったら見てくれてもええやん! 

  >すばらしい→映画館で見てください! 
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね 
  >普通→機会があったらみてください 
  >それ以下→微妙~~~ 

アメリカ版予告 



最近の予告編のブームなのか、主役のトムとかが「はーい、日本のみなさん、トムです。アウトローええ映画なんでみてくださいね~。では、予告編をご覧ください」みたいなんが萎える。やめてくれえ→公式HPをあけたら流れるやつ→ http://www.outlaw-movie.jp/ 

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