2010/12/06

いまさらながら海老蔵のことを

海老蔵事件。
謎が謎を呼ぶアンダーグラウンドと
華やかな芸事の世界のどろりとした見えない結びつき。
なんとも興味ぶかく映画化してもいけるんじゃないかと思えますね。

というか、江戸時代なら
半年後にはこれは必ず歌舞伎狂言として
町川蟹憎を主役として任侠もので上演してるはず。
夜討六本木恋酒地獄(ようちろくほんのぎこいのさけじごく)
とかなんとか。

ま 歌舞伎は元々あった心中ものの事件や
疑獄事件などをそのまま演じるのではなく
時の政府にエキスキューズするために
名前をちょっと変えたり時代を変えたりして
おもしろおかしく演じて見せる物も多く、
例えば忠臣蔵の大石内蔵助を大星由良助みたいに。
なのでこれをそうね、
今だと野田秀樹が脚本演出して
ほんまに上演すればしゃれが効いてていいと思う。
ラストは大階段からおちて死んだ方がええかもしれないけど。
まあ、世間が許さんかなあ。

この前の日記で
もう、歌舞伎を見るのを趣味というのはよそうなんて書いてますが、
元、歌舞伎贔屓として今回の事件について少し言わせて頂くと
やっぱり、あの夜に警察に電話してしまった嫁があの世界では
あまりにもあの世界をわかってないというか
なんというか。いかがなものか。
うぶだからしょうがないと決めるには痛すぎる汚点。
ここは番頭さんに連絡、成田家のおかかえの病院に搬送、
ダークサイドの部分はそっちの知り合いに中に入ってもらう。
病気のため、顔見世はお休み。
初春歌舞伎から何事もなかったように復活。
というのを秘密裏にすすめなければならなかったとは
素人ファンの私でもわかること。

若奥さんはきっと海老蔵ファンであっても
歌舞伎ファンではなかったということね。
御存知なかったと。

顔見世の南座前で見にきたお客さんにインタビューしたのを何本かみたけど
怒ってる人はまずいなかったように思えました。
というのもだいたい歌舞伎贔屓の人だったら
その日の舞台の上で夢見せてくれたらそれでいいし、
その役者がどんな私生活を送るかなんかには全く興味がなくて
それどころか花形の役者って
できるだけ私生活もええもん食べてええもん着て、
それを本物の贔屓の人たちに全部してもらって
自分は一銭も払わずそれについては全く気にせずさっと愛想だけして、
手のひらを返したようにあっという間に
その時に気に入ってる情婦の元へと行ってしまうんだろうなあと想像したいのです。

相撲とか歌舞伎とかを一般常識にあてはめて
いちいち小さい事言わないでほしいわ。
あそこあたりは治外法権にしてほしいんだけど。

あと2chやmixiニュースをみてたら
海老蔵なんて大根だから。。。云々と言ってる人もいますが
それもはっきり言ってあんまり関係ないというか
彼は成田家の御曹司で
その家でしかできない芸を持ってる人なので
あの美しい顔とあの生まれというか血筋(途中違う血が混じってるとかいろいろ言う人もいるけどもう、正当な御曹司なんだし)
その血筋が芸の一つなの。
よく通る声。
花道からでてきたら発光してるかのような花を持つ男振り。
それを感じれたらその日、ええもんみたなあと思って帰れるんです。
海老蔵主体の座長的な舞台でない限り
彼だけを見にきた訳ではないので。

私は

を 初めて海老蔵で見たときの美しさを忘れられません。

画像は探したけどお父さんのしかなかったw

なので私が彼にかけたい言葉は
顔をしっかりなおしてね
嫁の教育をがんばりましょう
酒は飲んでも飲まれるな(これは私も

0 件のコメント:

コメントを投稿