2010/12/09

そののちの大江千里

私の舞鶴時代の中高生のとき、
かしこな部分を坂本龍一
クールな部分を山下達郎
熱い部分を尾崎豊
そして甘い部分を大江千里で暮らしていた。
この4人のうち、3人は
尾崎はあんな終わり方をしてしまったから新作はきけない。
坂本龍一は環境問題を言い出したあたりから遠巻きに。
山下達郎は今でもLIVEにいくしヘビーに聴いてる。
とそれぞれの高低はあるけど今もずっと聞き続けているんだけど、
なぜか大江千里はいつのまにかぷっつりと聞かなくなってしまった。

でも、最近彼がtwitterやブログをしている事を知って
フォローしたり読んだりしていたら
あの頃、聴いていた頃の思い出やメロディが蘇って
しばらくyoutubeで古いのを聴いたりしてるうちに
本当に聴きたくなってこの前実家に帰ってきたときに
CDを持って帰ってきたのだ。

久しぶりに聴く彼の甘酸っぱい歌声は
あまりにも懐かしく
酔っぱらってあるJAZZ LIVEから帰る途中
iPodを聴きながら歌ってしまったほど。

私が聴き始めたのはちょうど2枚目のアルバムの頃.
まだ彼が関学の学生で私はまだ中2だったという!(そんな時があったなんて!
ちなみに2〜4枚目まではLPで持ってるのでiPodに入れる事はできないのが悲しい。ヤフオクで買いたい!

その頃の大江千里の曲は神戸を歌った曲が多くて
その後、神戸の大学へ行って住みだしたあの頃よりも
もっと
もっと
彼の歌を聴いて舞鶴で暮らしていた私が想像していた神戸の方が
キラキラして
ちょっと憧れたりした。
もしかしたら神戸の大学を選んだ事の何%かは彼の影響かもしれない。
田舎にいるとあんまり現実味を持って感じられなかった大学生活も
彼の音楽から想像していたような気がする。
なんて、あの頃には思っていなかったけど
実はそうだったんではないかと、今回聴いて初めて気づいたのだ。

youtube 塩屋→ http://www.youtube.com/watch?v=jlCtsAhY9GE&feature=geosearch

実家には10枚のアルバムと
今は懐かしい8cmシングルCDも何枚も。
ちょうど私が大学を卒業する年のアルバムを最後に全く聴かなくなってしまったようで。



ブランクはかなり長い。
だけど、今はネットというすばらしい物があるので彼の近況を調べる事ができる。

彼は今、EPIC SONYにいない
日本にもいない。
そして元々あまり歌がうまいわけでも
声量があるわけでもなかった彼の歌声は少し残念な事になってしまっている。

彼は今、NYにいる。
真剣にジャズピアノを勉強している。
ブログをしている http://playlog.jp/senri/blog/
twitterをしている http://twitter.com/1000hometown

そしてこんな事を書いている

『旅の感覚  

二三日前に雪がまばらに僕らの頭上に
たよりな〜く落ちて来た。
空気も相当乾燥し、冷たくなった。

ここんところ毎日のように鍋をつくり、
毎日のように暖房を入れ、
毎日のようにあたたかいコーヒーを飲む。

ずいぶんながいこと、夏と秋の間を
いったりきたりさまよっていたころが
なつかしい。

電車に乗ると眠くなる。
ついあわてて素足にスリッパで犬の散歩に
でると後悔する。
めぐりずむを目の上に貼って手の感覚だけで
壁の上のほうの電気のスイッチを消すと
1日が終わり静かなまどろみが
おとずれる。

旅に番号をつけたのはどこのだれだ。
ただ僕は眠る。ただ僕は起きる。
ただただ僕は何かに夢中になっている。
それがいつの季節だったか
思い出せないくらい
遠い記憶に感じる頃、僕はどこでなにを
しているのだろうか。

なんちゃって。
http://playlog.jp/senri/blog/2010-11-30



個人的には、彼は元々あまり歌はあれだけど
ピアノはええ音だしいい曲書くのでジャズをやってみるのは
とてもいいと思う。
あれな歌の人と言えば、オザケンも復活した事だし
そろそろ帰ってきてもいいんじゃない?
また、彼の切ない歌を聴いてみたいな。
また、神戸でLIVEをすることがあったら絶対いきたいなあ。
と、昔ファンであった私は今は固く強く思っているのだ!

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