2011/08/11

あの頃の夏休み

夏について日記を書いてたらぼんやり色んな事を思い出しました。
私が子供の頃は
海水浴場の近くに私たちが別荘と呼んでいた家があって
夏休みになると親戚中の子供達
いとこやおじおばが集まって
遊んで海行ってごろ寝して
本当に夏休みらしく過ごしたのでした。

私が結構大きくなるまで
いとこには女の子は私しかいなかったので
結構かわいがってもらえて
10人以上のお兄ちゃん達が集まって
虫取りしたり
走り回ったり
アイスクリーム食べたり。
あの頃の1日を思い出すと甘酸っぱい懐かしさでいっぱいになります。

その家はうちの祖父が
孫が多いから夏休みに集まれる家を作ろうとつくったもので
父が設計して
ちょっとしゃれた造りになっていました。

入ったら天井の高いふきぬけの大きなリビングルームで
そこに階段が「風と共に去りぬ」ぽくかかっていて
(もちろん、規模は全然違うけど)
その階段の手すりを滑り台のようにうつ伏せですべって降りるのが
私たちのお気に入りでした。

そこは祖父の希望で電話は置かず
時間を忘れてちょっと俗世間から離れて暮らすようにしていたので
本当に平和な時間でした。

毎日海で泳いで
時々宿題をして
みんなでご飯を食べて
昼寝して
おにごっこして
花火して
部屋に布団を一杯並べてそこで寝る。
もちろん、みんな真っ黒で。

あの頃はみんな親戚も仲良かったし
おじおばやうちの両親、祖父祖母も若かったので
若いエネルギーが玉のようになって
飛び跳ねているようでした。

その後、祖父母は亡くなって
色々諍いがあって
その家は私たちの物ではなくなり(父の兄弟のものとなった)
父も亡くなって
もう父方の親戚とは一切会わなくなったけど
あの頃の夏休みは今でも時々夏になると思い出します。
太陽が痛いぐらいにじりじり暑くて
外で走り回っていたあの頃を。

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