2013/09/05

トゥ・ザ・ワンダー、やっと見ました

中之島の国立国際美術館で展示されているタピスリー、貴婦人と一角獣がテレンス・マリック監督の最新作、トゥ・ザ・ワンダーに使われているというので、貴婦人と一角獣を見てからトゥ・ザ・ワンダーを見ようと言うプランを友達と立てたのでした。しかし、行こうと思っていた大阪駅の映画館のスケジュールが全然でなくて、行こうと予定を立てた日は夜遅くの上映しかなく、結局、その日に映画を鑑賞する事はあきらめました。でも、一角獣を見てみるとなんだか映画を見なければならないような気がして、次の日、仕事を早めに終わらせて西北のガーデンシネマのプレミアムシートでこの映画を見ました。



さて、テレンス・マリック監督と言えば、前にツリー・オブ・ライフを見ましたが、全くわかんなくて、ぽかーんぽかーんしていたのは日記に書いた通り。今、読み返すと結構ちゃんとした感想を書いててちょっと見直したけどw。当時は難解すぎて全くわからんかったのです。

そのむずかし映画の巨匠が次に作ったのが、この、トゥ・ザ・ワンダーです。フランスで出会ったアメリカ男とフランス女。二人は急速に引かれ合いお互い無しでは生きてられないようにいちゃいちゃしながら暮らし始め、しばらくしてアメリカにやってきます。この男が、ベン・アフレックで女がこの前オブリビオンでみたオルガ・キュリレンコ。彼女、オブリビオンでは骨張った女の人のイメージだったんだけど、ここではしなやかで美人でした。なんだけど、この映画、ストーリーがないというかなんというか、お互いのうふふ、きゃはは、ささやき、愛のささやき、怒号で全編が綴られています。説明が全くないの。映像は美しいんだけど、バカップル→メンヘラ女子と無口男→破綻。で内容がないよう。。。

途中、別の彼女ができたり二人が通う教会の神父(牧師?)が愛についての疑問を語ったりしますが、これも全部独り語りの寄せ集め。ふう。これが2時間程続くのです。

テレンス・マリック監督は、多くの名優たちから尊敬される監督で、徹底的な各役者へのプロフィールの刷り込みと即興芝居とすばらしいカメラワークで映画をつくっていくらしいのですが、(↓4人の役者のインタビュー)

私にはどこがそこまですごいと言わせてるのかよくわかりません。

アドリブだからか、ベンの女の人二人への愛撫の仕方がおんなじでちょっと笑いました。それに、私はあんまり男女がべたべたと長時間してるのを見るのが好きではないので、それもだめだったよ〜。後、女の人の無邪気すぎるのも好きではないのです。ある程度理性的な人のほうが映画でもいいんだよなあ。それと、ベンの魅力が全く伝わってこないんよね〜〜〜。愚鈍なアメリカ男、みたいな。(何故か金は持ってる

メンへラ女の映画だと少し前にwowowで見たメランコリアの方が、美しい映像美しい音楽と何とも言えない変な感じで私はとても好きです。なんで、映画館で見なかったのかとおもうぐらいに。


でも、新しいテレンス・マリック映画が来たらまた見に行くと思います。いつか、尊敬したいわ。私も!


というわけで、評価は
評価は、
 もう終わっちゃったけど、これは映画館でなかったら見れないかも。家庭サイズだと途中で必ず寝ます。

  >すばらしい→映画館で見てください!
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね
  >普通→機会があったらみてください
  >それ以下→微妙~~~

アメリカ版予告

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