2012/06/23

映画のような話


映画の事ばかり書いてるので「町山さんきどりかw」と、弟に言われたので 
映画以外の事を。 

最近聴いた話。 

とある灘五郷の中の一つの酒蔵の長男が結婚した話。 
灘の酒と言えば、日本一の酒どころであり古き良き歴史と伝統が続いています。 
が、最近の日本人の日本酒離れ。 
(いや、私は好きだけどね) 
そして、いつの間にか日本酒と言われると灘というよりも、東北の酒の方が高級イメージ?。
(いや、私は灘の酒も好きだけどね) 
こういう、時代の流れのせいで、 
灘では閉める酒蔵も多く、どこも経営状態が厳しいようです。 

そんなある灘五郷の中の一つの酒蔵の長男が結婚しました。 
お相手は。。。。 
その前に、その方のお母様はとある超有名な神社のお嬢さん、おばあさまもどこか忘れたけどでっかい神社の娘さん 
みたいなお家柄です。 

そして、そのお相手は。。。 
近隣の工業機械の大きな会社をお父さんが一代で起こしたという、もちろんそれは商売人としてはすばらしいのですが 
新興の会社のお嬢さんなんだそうです。 

映画なんかでよくある 
お金はないけど名門の男子と 
成金の娘の絵に描いたような政略結婚では!! 
うへ〜! 
と、思ってたら2人は美男美女ですらっとしてて、愛し合ってるんだって! 
そして、その新興の会社はドバイなんかでもビジネスをしているらしく 
そちらへ大吟醸をどんどん持って行くので 
蔵の大吟醸が売り切れるぐらいのさわぎで、 
(むこうは日本食ブームでもあり) 
2人は姫路の父について、しょっちゅうドバイへ父の金でw出張し、 
長男は社長にもなって、自分のおかげでお酒も売れてホクホクなんだそうな。 

工業会社の父もきっと、娘が灘の造り酒屋に嫁いだとすれば一代で築いた会社に箔がつくというもの。いくらお金をだしても「歴史と伝統」は買えないですもんね〜。 

こんなうまくいってる話ってあるのかしらん? 

もう日本酒も芸術みたいなもんだし、 
私の好きな銘柄だし、 
こういうパトロンが庇護してくれて酒の味が守られるならそれはそれでいい話。 
と、思ったのでした。 

ヴィスコンティの山猫を 
ちょっと思い出しちゃったなあ。

0 件のコメント:

コメントを投稿