2013/11/06

恋するリベラーチェを見ましたのよ

映画の日なんで、映画いこー!と思ったけど見たい映画をやっていない、、、、と、思ったらありました。ソダーバーグ監督の恋するリベラーチェ


リベラーチェって人は昔、大スターだったピアノ弾きのおじさんです。日本では有名ではないので、全く知らなかったのですが、当時、初めてテレビでカメラ目線をした人、だそうで、クラッシックからポップス、jazzまで何でもものすごいゴージャスで悪趣味な格好で弾きこなし、面白いお話もできる、ピアノ漫談?の人だったようです。昔の映像なんかを見てみてもどうしてそこまで人気だったのかわからないんだけど。





ゴージャス過ぎるぎらぎらの衣装とびかびかのピアノ、その上には燭台というのが彼のトレードマークだったんだって。彼はテレビ最初のスターと言われているらしい。

その彼の晩年の話です。このリベラーチェを演じてるのがマイケルダグラスなんだけど、全くダグラスっぽくないの!!実は、帰ってからHP見てわかったんですけど私wで、そのリベラーチェと同居する彼氏の役がマット•デイモン!。
ん?、そうなんです、リベラーチェは若い男の子と次々に恋に落ちるタイプの男だったんです。そうして悪趣味な大豪邸に住まわせてなんでも好きな事をさせてやるんだけど、彼氏には自由は与えないんですよね。だから、だんだんフラストレーションがたまってきて、喧嘩が絶えなくなって、そして新しい男が現れる。という人だったんですよね。
だから、この映画は、リベラーチェの晩年の10年ほどの映画になってるんだけど、その中でマットデイモン扮するスコット•ソーソンを見初めて、一緒に暮らして、そして新しい男ができて豪邸から追い出さちゃう。途中、激しいキスシーンとか、ベッドシーンとかもあります。すごい役者魂をみせつけられるんですねえ。でも、エロい映画かというとそうではありません。スターの孤独と傲慢さ、愛された弱みと強み。スターの哀しい最後。

リベラーチェを知っている人が見ると、もっとマイケルダグラスのなりきり度に感服するんだろうけど、そこが日本で見るともったいないところかな。だから、私はマット•デイモンにびっくりしました。最初、リベラーチェに会ってうれしくてもじもじ顔を赤らめるところとか、どんどん傲慢になっていくとこ、最初はダンガリーのシャツとか着ていたのにどんどんリベラーチェに感化されて派手なゲイ的衣装にかわっていくとこ。顔までリベラーチェの若い頃に整形手術されて、どんどんリベラーチェ風になっていくとこ。プールからでてきたら、ブーメランみたいな白い海パンでギラギラのスパンコールついてるのを平気ではいてる感じとか。いやー。おもしろかったです。

そしてこの映画はエミー賞に最多部門、11部門受賞しているそう。ん?エミー賞??と思った人、するどいです。これってアメリカの2時間ドラマなんよね〜〜〜!ひええ。アメリカのドラマってすげえなあ。わかってたつもりだけど、もっとすげーなとびっくりしたんでした。

ソダーバーグはこれで映画監督を引退したのだとか。(彼の最後の作品)いやん。でも、こんなぶっとんだ映画を作れるなんてまだまだ若いし、しばらくしたら、また作るのではないかしら?

映画を見終わると全く知らなかったリベラーチェについて知りたくなって、ネットの海をさまよってしまいました。やなんか気になるんだよね。それがスターってことなんかしらん

あああ!書くのを忘れていた。
この映画で一番笑えてすごいのが、昔のトレンディ?俳優だったロブ•ロウがやってる美容整形のお医者さんです。ロブ・ロウ目当てで行ってもいいぐらいのナイスキャラ!

評価は、
 やってる映画館が少ないんだけど、行ったところでやってたら見てみてください

  >すばらしい→映画館で見てください!
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね
  >普通→機会があったらみてください
  >それ以下→微妙~~~


アメリカ版予告
こっちの方がげすくておもしろそう!!!

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