2013/07/09

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 みてきた

ものすごく長いタイトルなので覚えにくい。チケット買うときも、なんとかなんとか宿命くださいって言ったぐらいに。
プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命



最近、ライアン•ゴスリングをよく見てます。LAギャングストーリーの無駄にセクシーでオトコマエなのとか。ケーブルで見たラブアゲインの超プレイボーイも可愛かったし、幸せの行方。。。の病的におかしいやつの演技もよかった。ドライブも見返したし。そう、ドライブ。このプレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命の映画のライアンとドライブの彼はちょっと似てます。

ドライブのライアンは超絶に車の運転テクがある男でプレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命のライアンはすっげーバイク乗り。どちらも流れ着いたところは車の修理工場。どちらも途中に銀行強盗が起こってそれが引き金に運命が変わっていく。ただ、ドライブに関しては男と女の話でどうもモヤモヤ納得できないところもあったんだけど、このプレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命は父と息子の話でそれはそれは心に様々な想いを残す物語でした。(やっぱりタイトル長い

ライアンは移動サーカスのバイク乗りルーク。それも、大音響のエンジン音で大きな金網の中をぐるぐるすごい勢いで廻って光の線にしか見えなくなってしまうあれ。の、それも芸名も「ハンサム•ルーク」とイケメンを背負った名前で活躍する男。身体中にタツゥーを入れてて今日のみを生きているようなそんな男。ある町にサーカスが久しぶりにやって来た時に前に一緒に遊んだ女の子に出会うルーク。彼氏がいるからと送るだけで帰らされてしまった次の日、それはサーカスが次の町に行く日だったんだけども、彼女の母親からこの子はあんたの子供だよと赤ん坊を抱かされてしまう。何も知らされていなかったルークは彼女と子供のためにこの町に留まろうと。バイクと前払いのその日までの給料だけを手に、流れ着いたのは山の中の車の修理工場。そこの社長に気に入られたルークはトレーラーハウスを与えられて彼女と子供のために生きようとするものの、先立つ物がなくて、その社長に誘われて彼のバイクテクニックをいかした銀行強盗をすることになる。途中まではうまくいっていたけど、ある日、ばれそうになってしまい、社長からはもう銀行強盗はやめだと言われても子供を援助したい一心で一人銀行強盗を続けてしまうルーク。そして、案の定捕まりそうになり1軒の家に逃げ込む。その逃げ込んだ先に1人、最初にたどり着いてしまうのが新人警察官のブラッドリー・クーパー演じるエイヴリー。そして、そこからは、エイヴリーの挫折と警察仲間からの脅迫と出世の物語。そして、彼の成功の先にあるルークとエイヴリーの二人の同級生男子の子供の物語。

因果応報。めぐりめぐってすとんと親たちの苦悩や苦労や生き様が子供に帰ってきます。
まるで3本の映画を見たようでもあって、その三部の全てがすばらしく、会話の無駄のなさ、伏線のすさまじい回収、希望が見える帰結のさせ方もよく練られていて感心します。

ルークとエイブリーはまず育ってきた環境が違います。ルークはサーカスのタツゥーがいっぱい入った男だし、エイブリーは父親が有力な検事で教育もしっかり受けた男です。自分一人で生きていかなければならなかった男が自分の血を分けた子供を得た時に、執拗なぐらい子供を守りたくなってしまったルークと、父親の庇護の元、何かがあれば父親に相談してしまうエイヴリー。どちらも先の展開を考えると切なくなってしまいます。
この映画、いろんなレビューを見てると、最初のライアンゴスリングのパートは派手だけどだんだん先細って地味になってしまう、なんていう人も多いみたいですが、私は子供パートもすごく好きです。繊細な演技をみせるルークの子供のジェイソン役のデイン・デハーン。傲慢で若さ故のええとこの子のあほさを上手く演じるエイヴリーの子供の役のエモリー•コーエン。どっちも素晴らしい。子供パートいいよ!いい映画だわあ

見終わったら今年のベスト5に入りそうな気がする映画でした。もう、終わりがけだけど
色んな人に見て欲しいなあ。

それにしても、アメリカ映画から銀行強盗を抜いたら何もドラマは進まないよなあ。


ということで評価は 
 映画館で見るべきだよ!

  >すばらしい→映画館で見てください! 
  >普通よりもいい→DVD化されたらみてね 
  >普通→機会があったらみてください 
  >それ以下→微妙~~~ 


アメリカ版予告編
もう一回見たくなるね

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